映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「親愛なるきみへ」

2011年10月03日 | 日記

   

     原作が「きみに読む物語」のニコラス・スパークスだし、アメリカでは
     批評家たちが酷評なのに「アバター」に匹敵した興行成績を上げた
     作品というし、ご贔屓アマンダ・セイフライドの主演という興味が重な
     った作品でした。

     短い休暇で帰郷した軍人ジョン(チャニング・テイタム)は、海にバッグ
     を落とした女子学生サヴァナ(アマンダ・セイフライド)と出会い、激しい
     恋に落ちます。
     休暇を終えて帰隊したジョンと大学に戻ったサヴァナは、お互い手紙
     を出すことで愛を確かめ深めて行くのですが、ジョンは特殊部隊に属
     しているので所在を明かせないのです。
     手紙だけが二人を結ぶ絆でしたが、ある時からサヴァナからの手紙が
     途絶えます・・・といった具合で中々上手くは進まないし、二人の前には
     いくつもの波乱が待ち受けて・・・。

     アメリカの批評家たちが口を揃えて辛口批評をしているように、物語の
     構成が類型的だし、奇妙なほどにやる気のない演出と言っているように、
     折角売り出しに成功して人気沸騰のチャニング・テイタムとアマンダ・
     セイフライドを使って、いい感じを醸し出しながらいま一つ盛り上がって
     いません。

     アメリカ人も日本人も恋愛物は好きだし、少々スレ違っても文句は言わ
     ないのですが、これでは新味が無いし、アメリカでは軍人の士気をおと
     しめると不満も出るでしょうね。
     また並行する挿話としてジョンの父親の自閉症問題を取り上げています
     が、ここまで踏み込むのは欲張り過ぎと思います。
     色々書きましたが、主演の若い二人は是非ご覧になって、その将来性を
     確かめていただきたいものです。

コメント
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