The Legend of Fly Fishers

全国で初めて‼️釣り人による漁協に代わる持続可能な釣り場環つくりを行うNPO法人兵庫トラウトファウンデーション 代表

感謝の押し売り屋さん❷

2021年12月16日 | H.T.F

敵は本能寺にあり‼️


感謝とは、心の奥底より自然と湧き出すものであり、他人の強要により生まれるものではない。


【感謝の押し売りは罪である】

多大な時間と労力を費やし。問題解決に向けて努力を惜しんむ事なく奔走している時、当時の歳上メンバーであった🅰️さんよりこんな事を度々言われる様になった。


『君の感謝が足りないから問題が出てくるんとちゃうか。ちゃんと感謝してるか?』


『もっと感謝せんとアカンぞ』


『ホンマに感謝してるんか?』


最初は有難いと思っていたが、

こう何度も何度も同じこと言われ続けると

ほんと溜まったもんじゃない。

釣り場つくりに理解を得る為、在らぬ疑いにも頭を下げた。そんな現場にも運んだことすら無い歳上メンバー🅰️さんから繰り返される叱責。

侮辱とも取れる程、感謝を押し売りの如く強要してくる。

今も当時と変わらず、自分なりには心から仲間や地域に対し感謝の気持ちは持ちつづけている。今も何ら変わりはない。

なのに、感謝の気持ちが無い様な事を言われるのだから腹が立ってもおかしくない。

歳上風を吹かすのも良い。人生の先輩の苦言として頂戴しよう。

現場に立って頭を下げない🅰️さんに、不満を抱きつつも、腹の中で治めていた。

そんな折り、🅰️さんより、NPO法人設立総会の提案がでた。

マスコミ、行政などに知らしめる為、記念式典を挙行し盛大にやるべきだと言うものだった。

同年代の🅱️さんもこれに賛同。

分不相応。まだ実績も少ない活動や未完成な釣り場つくりにマスコミや行政へアピールなど痴がましい。私を含め役員の思いは一致していた。

しかし、仕事柄そう言った式典を運営する事に慣れていると言う歳上2人にそこまで言われると仕方ない。結局、歳上2人に押し切られる形となり、設立総会の準備を🅰️さんに一任する事になった。

NPO法人設立に向けて、正会員集めに奔走し、申請に必要な膨大な書類をも自らで作成。現副理事長と一緒に県庁や県民センターなどへも足を運び、書類の提出に漕ぎ着ける事が出来た。

その甲斐あり、申請書類は不備なく受理された。

ビルの玄関から外へ出た時、一つの事をやり終えた満足感とこれから広がる未来への希望に、気持ちはとても清々しく胸は高鳴っていた。

ビルの向こうに見た、澄み切った空の青さは今でもハッキリと目に焼き付いている。

申請が受理されると法人格の承認を待つばかり。

それまでにもやる事は沢山ある。

仕事を終え、疲れた体を引きずりながら、

役員たちと打ち合わせを何度も行った。


会員集めにはとても苦労した。

正会員10名には役員の嫁を担ぎ出さなければならない程だった。

その様な状態で運営スタッフを必要とする設立総会など行う事は難しい。

役員の総意として設立総会の断念を決定した。

🅰️さんには、これまでの役員会での経緯を話した上、設立総会の中止を伝えた。


『俺がこれまで一生懸命に考えきたのに、何故中止しなければいけない‼️どれだけ苦労したか‼️俺の苦労が水の泡やないか‼️


そのあとも耐え難い程の罵倒が続くので割愛する

60過ぎの人生経験豊かな先輩と思っていたからお任せしていたのに、残念たるや

一難去ってまた一難

確かに、良くやってくれたのは認め感謝に尽きる。

が、しかし、私のみならず役員一同も、大切な命の時間を割き、苦労を惜しむ事なく力注いで来た事など全く考えることすら出来ない60過ぎの🅰️さんには心底落胆した。


身勝手なロジックで暴言を吐き、私や役員を罵倒する。

🅰️さんに対して、これまで抑えてきた私は感情の抑えが効かなくなった。

この活動に取り組んで以来、初めて怒りを爆発させた。


これまで散々、私に感謝の押し売りをしてきたのに、我々への感謝の気持ちが無かったことに悔しくて涙が出た。


怒りは何も産まない。そんな事は分かりきっている。だが、自分の感情を抑える事が出来なかった。


怒りのパワーは凄まじい。だがそう長くは続かない。しかし、燻り続ける感情は態度や表情に現れる。法人化に向けての打ち合わせでは意見がぶつかる。


役員と彼との対立は深まっていった。


それの状況を観かねたもう一人のベテラン会員🅱️さん。

彼も歳上。🅰️さんと会う前より活動に賛同してくれていた。

事の成り行きは理解されているハズと思っていた。

しかし、仲裁に入るかと思いきや、私だけを嗜めようとする。


何故?理不尽‼️

確かに大人気ない態度だったと反省する。

しかし、相手は私より20近く歳上。


同年代の仲間を擁護するのは仕方ない。歳下に対し歳上を敬えと言うのは理解できていたがお互いの正義のぶつかり合いはしかたない事だと思う。


大切なのは、手段が目的になっていることを正すだけのこと。

釣り場つくりが目的で、NPO法人化や設立総会など単なる手段でしかない。


正しい事を正しいと言う。間違っている事は間違っていると言う。当たり前の事だ。

相手の年齢など関係ない。


正義の力は強く、その強さ故、お互いを受け入れる事はできなくなる。

結局、彼等は自らの意思で去って行っていった。


これまでの私なら人間不信に陥っていたかもしれない。

しかし、この一件を境に『みんな』と言う呪縛から徐々に解き放たれ『信念』と言うパワーワードに置き換わって行く。


これ以降、リーダーとしての自覚が芽生え始めたとは言う由も無い。


2013年春 NPO法人承認間近の出来事であった。


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