HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

センダイスゲ(仙台菅)

2019-05-11 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

公園の南西口。
チョウセンガリヤス(朝鮮刈安)ナツフジ(夏藤)が出てくる場所。


▲ 小穂は上部に集まっている。▼

















センダイスゲ(仙台菅)カヤツリグサ科スゲ属
Carex lenta var. sendaica(=
Carex sendaica)
ナキリスゲに似ていると思うけれどかなり小型だし、花穂は垂れていない。
(2019.05.07 明石公園)

再掲 【イネ科植物に関する用語】
イネ科植物では他の植物の茎にあたるものを『(かん)』と呼び、その先に花序を付ける。
花序には三種類ある。
穂状花序 花序の中軸(花序の中央の軸)に柄の無い小穂がつく。
総状花序 中軸から枝分かれの無い柄が出てそこに小穂がつく。
この二つを合わせて『(そう)』と呼ぶ。
円錐花序 中軸から枝が出て枝分かれした先に小穂がつくもの。
通常、花序の下部で枝が長く枝分かれも多いので、外見が円錐状に見える。

花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
イネ科の葉は互生、稈を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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センダイスゲ(仙台菅) ナキリスゲ

不明の花(西宮・イネ科)  西宮・北山緑化植物園 甲山自然公園 去年の不明の花


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