HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ノブドウ(野葡萄)

2017-12-29 | 【独り言】

ひとつき前に、ノブドウの果実を撮った。
今日は果実も葉もすっかり落ちたノブドウの蔓を撮っている。

何度も何度も同じものを撮っていると、見えてくるモノがある。
ノブドウの色とりどりの果実が虫が寄生することに因るものだと言われて久しいし
そのことに異論が出ているとも思えないのだけれど
それでも虫が寄生したものと正常なもののいずれにも
しっかりと種子が出来ていること、その理由への記述は見つからない。
それはもしかして、虫の寄生が胚珠を餌にしているとの
思い込みからでは無いのか…と気づき始めている。




(2017.12.27 田町)


▲ 折れた分枝部分。▼ 下向きの細い枝に見えるのが、巻き付きながら伸びてゆく為の細い蔓。





▲ 葉や、分枝は落ちてしまっても、周りに絡み付きながら伸びる為の細い蔓は枯れ残る。▼





▲ ノブドウは蔓状に枝が伸びてゆく。蔓の途中で新しい葉と葉が変形した細い髭のような蔓が対生する。▼





▲ 不明瞭だけれど、葉の落ちた痕、つまり葉痕。▼

ノブドウ(野葡萄)ブドウ科ノブドウ属 Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
(=Ampelopsis glandulosa var. brevipedunculata
キレハノブドウ
Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides
牧野新日本植物図鑑の記述
【液果は小さい球形であるがむしろまれで,普通は昆虫が入った虫えいとなり,
不規則にゆがんだ球形で白,紫,青色になり食べられない。】
ここにも種子が出来ない…などとはひと言も書かれていない。
(2017.11.16 林崎町)


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ノブドウエビヅルアオツヅラフジヤブガラシ



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