ON THE ROAD

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『ありきたりの狂気の物語』 チャ-ルズ・ブコウスキー

2017-09-30 22:03:50 | 
先日発売したばかりの新刊。もちろん書かれたのは随分前だが、新刊を買うっていい気分だ。

『町でいちばんの美女』とセットの短編集だが、読む前にパラパラめくると「レイプ!レイプ!」なんて話がある。脱力とともに期待がこみ上げてくる。

否定する声もあると思うが、ブコウスキーは長編の方が絶対にいい。短編も一作一作はいいのだが、こう立て続けに読むとあくが強くて食傷気味になってしまう。あの個性をサクッと読めるという利点もあるから難しいところだけど。
一応気に入ったエピソードを挙げると一本目の「狂った生きもの」、「職業作家のご意見は?」そして「レイプ!レイプ!」。タイトル通り狂った作品が多い。

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