渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

大河ドラマ 『新選組!』

2004年08月22日 | 映画・ドラマ・コミック

山南敬介は従容として逝った。

心の底では互いにわかりあえているのにうまく行かない関係。
コトバには出さないが男を気遣う男の気遣い。
幾度も幾度も、無言の気遣いがささげられる。
それは表立ってコトバとして出されることは決してない。
しかし・・・・。

土方が声を上げて大声で泣いたのは、多分この劇中では最初で最後に
なるだろう。

このドラマの出演の役者のだれもが「この回が全編の中で一番胸にきて、
脚本を読んで泣いてしまった」と専門誌のインタビューで語っていた。
この回だけは数ヶ月前から見逃すまいと思っていた。
この番組、視聴率がどうの、アイドルを役者として使っているからどうの、
という声も多いらしい。
しかし、普段テレビをあまり見ない私は、このドラマだけは続けて観てい
る。
役者の演技が演技と思えないくらい「人と人の心のやりとり」が深く
広がる。
役者の演技がドラマの上での「作り事の演技」に見えない。
私の中では『春の坂道』(1971年)以上に、最高の大河ドラマとなっている。

山南の回。
観て、泣いた。


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