渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

北海道

2023年09月12日 | open
 

流氷の町紋別(もんべつ)のカニ爪

常呂町(ところちょう)の牧草ロール


キタキツネ。家族をとても大切
にし、ワンと犬のように鳴く。


キタキツネはエキノコックスと
いう人
間が死亡する病原にほぼ
全野生
種が感染しており、人は
接触し
てはならない。
観光地での餌
やりによる人慣れ
により、道路
で餌待ちで車両に
はねられたりす
る事例が非常に
多く、社会問題
になっている。
人慣れして外見が可愛いからと
無責任な観光客たちが餌をやり
キタキツネを苦しめている。
そこにいれば餌を貰える事を

覚えた野生のキタキツネたちは、
家族の為、自分の生存の為に、
交通量の多い道路脇でじっと
を待っている。
餌やりは、そう
した野生動物を
本来の生態系か
ら引き離し、
そして殺す事に
直結している。
動物愛護と交通事故防止と防疫
の観点
から、キタキツネへの餌
やりは絶対にやめる
べきだ。
道路脇でいじましく餌を待って

いるキタキツネの姿は、人間に
よりそうせざるを得なくされた
野生動物のキタキツネの悲しい
姿なのだ。


ワイルド・ギースの楽園、
濤沸湖(とうふつこ)



日本最大の汽水湖、サロマ湖


世界で二番目の透明度を持つ
摩周湖(ましゅうこ)



野村半島のナラワラ(立ち枯れた
楢の木の林立地)



友は北海道を走っている。
乗り人はなぜ毎年のように
北海道に行くのだろう。

南西ならば乗り人は阿蘇に行く。
二輪乗りとして北海道と阿蘇
の違い
は判る気がする。
それは、北海道は目的地を
巡る走り旅であり、九州阿蘇
は目的地そのものよりもロー
ドの走りを楽しむ風があると
いう事。
阿蘇の場合は場所
よりも、総
合的な景観とその
中を走り抜
けるロードそのものが日本国
内の他の
場所とは異なるので
実走と視覚的インパクト
が強
い。

北海道の場合は、ロードその
ものよりも、場所場所へ行く
事に到達感が得られるような
果てしなく広大な大地なので
はなかろうか。


だが、北海道も九州阿蘇も、
魅入られた人たちは本当に
毎年のように二輪で走りに
行く。
本州各地ではそのような特別
感がある場所は、あまり存在
ないように思える。


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