渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

槍術

2021年08月20日 | open


槍術についてはよく知らないのだが、
たんぽの着いた軽い木製稽古槍では
なく、真剣の穂が着いた槍は、構え
てしごくと結構しなりますよね。
よく正確に一点を突けるなあと思うの
ですよ。
武士の腰の大小は、武器というよりも
護身用刀剣の意味合いが強かったけど
も、槍や鎧通しは完全に殺傷の為の武
器だものなあ。
源平合戦の頃には散々しなかった槍だ
が、戦国時代などはもう槍は戦争の
主軸武器で、武士などは弓馬と共に
「槍の家」などとも言われた。
また、武将だけでなく、足軽や徒歩の
軽輩に至るまで武器は槍。あと石。
(投石による死者は非常に多かった。
おにぎり大の石が雨あられと降って
きたら、刀剣では勝てない)

槍はかなりの技術がないと使いこなせ
ないという面はあるが、雑兵でも突く
だけとか、遠距離から叩くだけとかは
使えたみたいで、シンプルな棒の先に
刃物が着いただけなのに、入口広く
奥域深い武器だったようだ。

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