渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ミラクルショット連発のマスワリ

2022年08月07日 | open

MOST UNBELIEVABLE RUN OUT EVER?!!
8 Ball Pool By Chris Melling!

英国のクリス・メリングが巧手
ミカ・イモネンとのエイトボール
の試合で見せたミラクルの連発。
大事な試合で守りに入らずこの
ように積極的に攻めて行く。
そして確実に取る。
失敗をしないことばかり選んで
勝ちを狙うプレーがプロスポーツ
として人気を得ないのには意味が
ある。
誰も、安全安全また安全といった
銀行員や公務員のようなプロスポ
ーツのプレーなど見たくはないか
らだ。
なので、日本人でポケットビリヤ
ード選手が世界チャンピオンを取っ
た者が3名も出ているのに、全く
全米では人気が出ないどころか
相手にもされなかった。
一方、セーフティが無いスリークッ
ションという種目ではあるが、
不動の世界王者クールマンスを
破って世界チャンピオンになった
小林伸明プロは、全世界で多大な
る評価を受けた。攻撃的で果敢に
挑むプレースタイルだからだ。

ポケットビリヤードでは、超絶
実力者のエフレン・レイエスなど
は、トーナメント選手時代には
積極果敢に攻めて、そしてミラ
クルショットを連発して大人気
となった。
考えてもみてほしい。王貞治が
バントばかりやる選手だったら?
人気など出るだろうか。いくら
出塁率日本一になったとしても。
プロスポーツはダイナミックな
超人的プレーを観衆に見せるの
も一つの「仕事」である。

イモネンさえも苦笑いしながら
クリスの健闘を讃えている。
こういうのがスポーツの良さだ。
特にポケットビリヤードでは
セコくてショボい玉を突っ転が
して玉入れをナンボしても、そん
なプレーに魅力は一切無い。全く
100%無い。アマチュアならとも
かく、プロでそんな勝ちだけ狙い
の事をやっていては、観客やファン
などその者につく筈もない。
だが勘違いしている「プロ」登録
者が日本にはワンサカといる。
正直、そうした選手たちの試合を
観ていても、全く一つも面白くも
何ともない。
自分が玉入れして勝つ事だけしか
頭にないからだ。観客不在。
それ、アマチュアの感覚だろうに。
プロは観衆を沸かせてナンボだ。
スーパープレーでどよめきを呼び、
観客を興奮の渦に巻き込む。
それがプロだ。
プロ野球選手やプロサッカー選手
たちはそうしたプレー、本当の
高等技術と超絶技法を披露すると
同時に観客沸かせのクリアでナイス
なファ
インプレーを見せてくれる。
また、撞球では、海外選手は当然
のようにそうしたプレーを随所に
多く見せる。

ちょぼちょぼセコセコ何でもセーフ
ティなどというくだらぬゲームなど
はやらない。
ひどいのになると、自分で撞いて
手玉の出しに失敗したらセーフティ、
など
というトンデモプレーをする
「プロ」
も日本人には多い。
終わってる。

それ、アマチュアの素人時代で終わ
りにしてもらいたい。



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