渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

刀鍛冶の収入

2021年07月20日 | open





数年前、調べ物していた時のメモ。
幕末の政策は、物価は上がっているのに
武具製作料金を上げたら厳罰に処すとい
うお上からのお達しだ。
これでは、刀鍛冶や刀職たちには死ねと
いうようなもの。
金勘定もろくすっぽできない武士という
連中が牛耳る世の中は、やはりろくな
もんじゃない。
基本、文句言ったらひっ捕らえて首はね
ちゃえ、だし。
「お上にも御慈悲はあるぞ」なんてのは
胸先三寸だし。

しかしまあ、よく江戸幕藩体制てのは
260年ももったよなあ。
結局、最後は関ヶ原の時の恨み晴らしで
やられたのだけど、圧倒的な軍事力だった
幕軍が敗走したのは、武器の優劣だけでは
ないものを「新政府」軍が持ってたからだ
ろね。
薩長は、よくぞあんな世にもえげつない
奸計を編み出したものだ。
大逆だろに、あれは。


この記事についてブログを書く
« 天ぷら | トップ | 試斬 »