渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

桜散策 〜広島編〜

2024年04月08日 | open



市内の桜散策に出かけてみる。



ここ穴場。野点もできそう。
海と山と森と街が見える場所。








一輪のみチューリップ。
これがこの場所の目印だ(違


手作り感満載の丸太ベンチ。
顔と尻尾が着いている。




これはよい場所を見つけた。
火気厳禁ではなく火気注意。
ご近所ラーツーやブックラ
飯ができる。この斜面では
なく砂利が敷き詰められた
場所で。


別場所に移動。
市街地からかなり離れた場所。


これは空港に向かう川沿い。


広島空港レジャーエリアで昼食。
イトコの孫が海外会社(当初支店
だったが日本本社から独立させて
別法人にした)の社長やってる
結構人気のクリームパンがデザー
トについている。


再び走り出し、市内内陸部の
町へ。大和町(だいわちょう)
という場所。これは見事だった。
この桜が延々とダム湖まで続い
ている。川には鯉が何匹も泳い
でいた。錦鯉に真鯉。空中には
鯉のぼり。


ダム湖「白竜湖」の桜並木。
とてつもない数の桜が並んで
いる。先ほどの川土手の桜か
ら続いている大並木。
車を水際の草原まで乗り入れ
られるのがとてもよい。


あたり一面桜らら。
ここ凄いよ。


1969年の椋梨ダム建設により
誕生した人造湖が「白竜湖」。
県内では珍しく釣りがOKな
発電用ダム湖だ。入漁証は
道の駅よがんすで購入できる。
ただ、魚種は本来釣ったらリ
リース禁止のバス類。清流に
いる鱒族は一切いない。
ちなみに広島県の内水面では
ボートからの釣りは禁止。
湖でも河川でも。
なので、高地の水質の良い湖
や広い河川でカヌーを浮かべ
てフライフィッシングという
のは禁止されている。


そろそろ市内市街地に戻る。
三原城下へ。
ワインディング国道ではなく
横の峠を抜ける。
この桜はソメイヨシノではな
く山桜のようだ。幹が全くソ
メイヨシノとは異なる。


傾く陽が観たく、市内の東の
行き止まりの坂に来てみる。


逆光補正するとこんな感じ。
下に通るは国道185号。旧
国道2号線。
信号を右に折れて坂を下る
と東町という城下の町に入
る。ここは三原城下の東の
防壁になる山の海側。


この旧国道2号線は昭和30年
に開通した。それまでは尾道
とつながる海沿いの国道は存
在しない。大八車が通れる程
の途中までの道路しかなかっ
た。
尾道までの陸路は内陸部の
つづら折れの狭い峠を越え
ないとならず、三原から東
側はその道路が封鎖された
ら尾道までは北側の山を谷
沿いに獣道のような瓦礫道
を抜けてから大きく迂回し
て東進しなければならなか
った。
三原市街地は、江戸期に一番
栄え(江戸期から町扱い)、
明治期も鉄道開通後は栄えた
町だったが、陸路は非常に
不便で陸路の利便性は戦国時
代と大差なかった。
外部と繋がる道路が無いので
戦車でも攻められないのが
三原という土地の地形だった。
地形的にも完全閉鎖形の土地
柄である。
国道が開通し、東方北方道路
が整備されるまでは、三原は
鉄道で出入りするしかない
土地だった。
あとは海路。
海路については古代から難波
からの西方海路があり、現在
の海沿いの三原市糸碕神社
(広島県内で一番古い神社。
729年創建という伝)の所で
補水をした。
瀬戸内海は干満で潮位の差が
激しく、潮流はまるで川のよ
うな勢いで流れる。
それを利用して律令時代から
船舶航行が為されていた。
その為、船泊の湊が瀬戸内海
にはあちこちにあった。
瀬戸内海の多島エリアは、更

に潮流が速く、見た目は穏や
かであろうとも危険な海だ。
そして、サメと鯨がうようよ

いる海。ボートからの飛び込
み遊びはやめといたほうがよ
い。三原近辺もサメは多いが
福山市鞆の浦の仙酔島あたり
もサメがうようよ。子どもの
頃、遊泳禁止柵(金網張って
る)の外でボートから飛びこん
でいたおっさんが片足食われて
救急救命を受けていた。生死は
不明。瀬戸内海、危険な海。
ただ、ボートを走らせている
と小型の鯨のスナメリがまる
でイルカのように寄ってきて
ボートと共に走ったりする。
それはとても楽しい。
また、船から糸を垂れて釣って
いる際、いきなりアタリが無く
なったと思ったら、大きな鯨が
海面に姿を現して潮を吹いた
事がある。とんでもなく生臭く
気持ち悪くなる程。鯨の呼吸と
いうのは遠くから潮を吹くのを
観るのがよい。小舟のすぐ横に
登場したときにはさすがに驚い
た。エイなどはよくジャンプ
しているのも見られる。

瀬戸内に船を出しているといろ
いろな事がある。せり出した
岩場も多く、航行は座礁注意。
複雑な海域だ。





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