渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

プチ林道

2023年08月21日 | open
 


舗装ロードの快速走行も楽し
いが、未舗装路をテケテケと
行くのも楽しい。

黄色ナンバーのスクーターで
は結構厳しいものがあったが、
なら何とか行けんべ。
現在整備中。


「故障中」という日本語は無い。
「死亡中」が無いように。
だが、世の中実に間違った日本
語が蔓延しており、いたる所で
「故障中」の張り紙を見る。
ただ、言葉は恐ろしいもので、
完全なる誤読や誤解での誤謬
読みや表現がいつの間にか正規
なものになる事もある。

(隠喩的な意味を込めた狙った
別字による当て字等は別として。
ただ、そうした狙い言葉は筆者
の真意を読み切れない稚拙な
知性の者たちからは単なる誤記
誤読と捉えられる。そして鬼の
首を獲ったようにネット等で騒
ぎ立てる。それこそがまんまと
落とし嵌められているとも理解
する脳力さえ無い。
そして精々、魚拓を取ってネット
公衆便所に貼り付けて喜んでい
るのが関の山。カス人間加減が
しょぼすぎて話にならない)

「情緒(じょうしょ→誤読に
より「
じょうちょ」に)なども
そうだし、「独擅場(どくせん
じょう)」→誤読誤解によって
「独壇場=どくだんじょう」に
等々、かなり多い。大安吉日
(だいあんきちにち)もまるで
「たいあんきちじつ」の間違い
読みが正規かのように普及して
しまった。
あり得ない誤解誤謬の「故障中」
もやがては正規日本語になるの
かも知れない。
倶楽部が「ごらくぶ」になったり
はしないだろうが。

言語学者の金田一先生は「言葉
は使われる事に意味があり、誤
読も読みの変化として定着すれ
ばそれは言葉」という旨を四半
世紀ほど前にラジオで言ってい
たが、私はNHKアナウンサーが
正式語として「そうどすえ」と
か言うとしたら、それは嫌で
ある。

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