渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

フックナイフの利かせ方

2020年06月19日 | open
 
モーラのフックナイフでバーチバールの
ククサのカップ底部を少し彫り削って
る。
 
なる程、フックナイフはナイフとはいう
が、切り彫る刃物ではなく、鉋(かんな)
のように刃を立てて薄く削る刃物なのだ
と理解が及ぶ。
刃を寝かせて深く切るのではなく、刃を
立ててこさぎ削るように使い、表面に
凸凹
が無くなるように均していく使い方
だ。
まさにカンナ。

丹念に時間をかけて最初に彫り削った部分
を指で触っても全く判らない程に、周囲を
カンナを利かせるように削り均した。
コーヒーによる染まり具合はかなりのもの
があり、いくら削っても濃い褐色の
木片が
フック鉋の削りカスとして出て
くる。


あとはネルを指先に巻いて乾拭きで艶が
出るまで丹念に磨き上げて、おしまい。
黒光りしている。コーヒー染色だ(笑)。
凹部は触診検知でも感じられない。
まるで、和式刃物の平地凹み部補修研ぎ
のようだ(笑)。
 
そして、夜明けのコーヒーでまた染める。


「夜明けのコーヒー」って、表現が1960
年代だ(笑)。
停車場とか波止場とか酒場とかもね。
「君と夜明けのコーヒーを飲みたい」ての
は、「君と一晩過ごしたい」てこと。
プロポーズの言葉で「俺に味噌汁を毎朝
作ってくれ」てなのもあったなあ。
私の15〜20才位年上の今の75才〜80才
前後の人たちの時代ね。西郷輝彦や逸見
マリや加山雄三の時代(笑)。加山雄三
は年は行ってたが、後発だった。
先発の石原裕次郎はその一回り前の世代
で、彼世代が戦後の日本のアメリカ
ナイ
ズの象徴だった。石原裕次郎、
小林旭、
宍戸錠、美空ひばりの世代ね。
私の親の
世代。1930年生まれの。
私の世代はビートルズではなくキャロルの
時代だ。あと、サブカル大爆発の80年代。
今のオタク文化と萌えキャラ文化は80年代
に発生、開花した。絢爛豊潤な日本の大衆
文化は1960年代末期に萌芽が見られ、
それが19
80年代に一気に爆発した。
今の現代風俗の基礎は80
年代にこそ
ある。
 
しかし、美空ひばりてのは、最高の芸名
だなあ。歌手としても最高だったけど。
まだ日本の芸能活動は、全て暴力団なく
しては成立しなかった時代だ。
日本の政治も経済も芸能も、全領域におい
て、今は反社として排除されている暴力団
が実効支配していた。つまり、右翼。
厳密には、右翼と暴力団を国家権力が利用
していた。
用済みになったら、暴力団のみは悪人の
レッテル貼ってポイよ。税金で生きてる
暴力団はそのままで。
ネオコン的な別なシステムでやっていける
ことを日本の権力は感知したので、暴力
団のみポイ。
それまでは、国家が暴力団を国民弾圧の
尖兵として使っていたのだから。60年
安保なんて典型例よ。
 
裏で丸繋がりだったのに、今更ヤクザの
ことを反社とか、よく言うよ。政財界は。
航空機導入のロッキードの時だって、その
前の核持ち込みだって、ぜーんぶ右翼が
牛耳って国家権力の手足で動いてたじゃ
ないの(笑)。
しぇかいは一家、人類皆兄弟、とか言っ
てさ。
戦前も戦後も、日本は右翼暴力が支配し
ている国。
今でもパワハラ大国であるのもそのせい。
右翼でも何でもない民間企業幹部やスポ
ーツ選手やスポーツ団体のお偉いさん
全員パワハラ体質で、人として何の
疑問
も自分に抱いてないでしょ?
それは、日本は根本から右翼暴力の国
からなんだよ。
でもって、ゼニカネの亡者。
選挙の票も金で買う。
それが法務大臣だったりするのだから。
でも、それが現実なんだよなあ。
神のフックナイフで削り取り捨てられれ
ばいいに。
フックだ、チンだ、チンだ、ボディだ、
あれあれぇ?伸びちゃったーい、みたい
に。
ああ、そういえば、あれもヤクザだったな。
ヤクザなドラマー(笑)。
だからフックは右フックだったんだな(笑)。
嵐を呼ぶ男 石原裕次郎歌唱シーン (1957)
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