渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

『コンゴ傭兵作戦』

2017年10月07日 | 文学・歴史・文化・科学


これはですね、ものすごくよい書です。
克明。
こういう書が残っていなければならない。
歴史ファン、戦史研究家、軍事研究者におすすめ。

ノンフィクション 『アフリカ傭兵作戦』

2017年10月07日 | 文学・歴史・文化・科学


『アフリカ傭兵作戦』(片山正人/1991年)

これ、かなり良いです。
1960年から始まるアフリカ各国の独立の時代=傭兵の時代を克明
現実の歴史に沿って分かり易くレポートしています。
ロルフ・シュタイナーについても詳しく書かれています。

ロルフ・シュタイナー(1933ミュンヘン生)
ヒットラー・ユーゲントから戦後フランス外人部隊に。戦後傭兵部隊
第四コマンド隊長としてコンゴに、その後ビアフラ等アフリカ戦線に
参加。現在84才。フレデリック・フォーサイスの小説『戦争の犬たち』
の主人公キャット・シャノン=キース・ブラウンのモデルは彼である。
彼が率いた部隊は、コンゴの第六コマンドのボブ・ディナールの部隊
のような略奪部隊ではなく、非常に規律正しい部隊だったという。





同一著者のこちらは明日到着予定。こちらも期待できそうな予感。
ワイルド・ギースのマイク・ホアー隊長の有名な決め写真が表紙の
絵になっている。
コンゴで第五コマンド(ワイルド・ギース)の隊長だったマイク・ホアー
中佐は、第六コマンド隊長のフランス人ボブ・ディナールを非常に
嫌っていた。第六コマンドは軍律が乱れすぎていたからだと云われ
ている。


マイク・ホアー(1919アイルランド生)
英軍兵士として第二次大戦に参加し日本軍と戦う。1960年代には
アフリカのコンゴ動乱に傭兵として参加。現在97才。
英国の公認会計
士だったが、傭兵部隊によるセーシェル島の
クーデーター作戦失敗の
際のハイジャック逃亡の罪で資格を
英国国家から剥奪された。




ボブ・ディナール(1929フランス生、2007没)
フランス海軍退役後フランス警察官。その後コンゴ動乱では第六
コマンドを率いて傭兵隊長になる。コロモでは実権を数度握り権力
者として君臨するが、フランス軍特殊部隊に戦争犯罪者として征圧
逮捕されてフランスによって起訴され10ヶ月拘束の後、2006年に
5年の執行猶予付の有罪判決が下るが、アルツハイマー病を患って
おり、翌2007年に家族の見守る中78才で死亡した。