私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

私の愛した男性

2005-11-10 22:16:07 | 私のこと
昨日のブログで、
>身近な男性に、優しくて守ってくれるような態度を取ってもらったことはなかったように思います。
と書いたが、そんな守ってくれそうな男性は、周りにたくさんいた。
自分自身が、結婚して初めて気が付いたのだが、同期の男性は、みんな守ってくれるタイプだった。
不倫していた頃に、紹介され付き合った男性も、守ってくれるタイプだった。
なのに、何故、好きにならなかったのか?
優しくて私ばかりを中心に考える男性に、魅力を感じず、逆に”重い”とまで思ってしまっていたのだ。

そのことを考えながら、旦那に対して、今まで好きになった男性とは違うタイプだと感じたのは何故なんだろうと思ってしまった。
今までとは違って、この人なら、私を幸せにしてくれると思ってしまったのは何故なんだろう。
考えているうちに、気が付いてしまった。

出逢いに書いているのだが
>最初の旦那の印象は、さるみたいで落ち着きのない人だなぁ・・・というのが本音。
>何に対しても物事を深く考えず、楽観的で、一緒にいると楽しかったのです。
>子供みたいにただ純粋に私を好きだと言ってくれる旦那に対して、こんな人と結婚するほうが幸せになれるんだって思ったのでした。

今まで、好きになった人、惹かれた人は、「子どもの男」で旦那は、「子ども」だったのではないか?
今までの人は、大人という仮面をちゃんとかぶっていたけれど、旦那はそれすらも出来ていない子供だったのではないか?
そして子どもであるゆえに、周りに愛されていた。愛されるべき子どもでいたのだ。
だから、職場に遅刻しようが、字を間違えようが、非難されることもなく、職場でも「仕方ない奴」として可愛がられてきたのだった。

尽くす私に、素直に喜びはしゃいでいた。
おばあちゃんに育てられ、元々、優しいところを持ち合わせていた旦那に愛されていると私は誤解したのだ。
それは、私に甘え、優しくしてくれる4歳の長男がしているのと同じではないか?
だから、子どもが産まれ、少しずつ子ども中心になっていく私に対して、甘えたいのに甘えさせてくれない苛立ちをぶつけていた。
そして、仕事に疲れたときには、それが一層ひどくなった。
学校で、嫌なことがあってイライラと八つ当たりしてくる子どもと同じだ。
その中で、少しは旦那も成長した。
10歳の長女と本気で喧嘩するくらいまでには........

そして私も「男ってどうしようもないわね~」と笑って相手に出来るような女ではなかった。
抱きしめられたい、甘えたいという想いを持ちながら、そんな旦那を受け止める余裕も無かった。

卒論小説から
>ユタカの眼は蝶を追う少年のように鋭く、そしてキラキラと輝く。女は二つの乳房を持っている限り、男よりも弱い立場なのかもしれない。

私が好きになるのはまさしく、キラキラと少年のような瞳を持った男だった。
私は、そんな風にして、無意識のうちに「子どもの男」を選んでいたのだ。
そして、私は男性よりも弱い立場にあると、自覚していたのだ。
過去の文章の中で、ちゃんと私は自分のことを描いていた。
描きながらも、気が付いていなかったのだ。

私が、変われたとして、この先、10歳の旦那が、大人になるまで我慢することが出来るのか??
私は、それに付き合うだけの忍耐力が持てるのか?
私のやり場のない、抱きしめられたい、甘えたいという気持ちは、なくしてしまうことが出来るのか?

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2 コメント

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お久しぶりです。 (あゆな)
2005-11-10 23:19:55
旦那との話し合いの事で、下準備などで、ねこさんのブログは、拝見させてもらっていたのですが、コメント出来ませんでした。

でも、いつもねこさんのブログは、私にとって、旦那に対してとか、自分自身に対して、気付かせて頂ける貴重な、ブログでした。

“子供な男”はまさに、私が探していた言葉でした。そして、私が旦那から離れなかった意味も少し分かりました。

そして、私もそうだったのですが、旦那がモラ夫だと分かった後、旦那をモラ夫にして、別れる理由にしたいだけなんじゃないかという葛藤がありました。

でも、ねこさんのブログを読み、自分の中の葛藤がなくなりました。

ねこさんのブログは、毎日見ています。すごく、私の力になっています。

カウンセリングを受けに行けない私の心をほぐしてくれて、ありがとうございます。また、来ます。
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あゆなさんへ (ねこ)
2005-11-11 17:40:51
こんにちは。

旦那様との話し合い近づいてこられたのですね。

準備も大変でしょうが、何より、気持ちが落ち着かないことでしょうね。

それにもかかわらず、ブログをご覧いただいてありがとうございます。



私の心の中に、通り過ぎた思いを出来るだけ残して行こうと思います。

自分のため。子どものため。同じような思いをされている方に、少しでも心の映り行く様を見ていただけたらと思っています。

なので、見苦しい点もたくさんあると思います。



>ねこさんのブログは、毎日見ています。すごく、私の力になっています。

カウンセリングを受けに行けない私の心をほぐしてくれて、ありがとうございます。また、来ます。



私のほうこそ、ありがとうございます。

そんな風に、見守ってくださる方がおられることが、私の力になっているんですよ。



大変な時期、くれぐれもご無理をなさらないでくださいね。



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