私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

ありのままの自分でいるということ

2007-01-06 01:08:04 | 本箱
久しぶりに本の紹介です。
ずっと本を読んでいなかったわけではなく、むしろハイペースで本を読んでいる気がします。
それくらい教科書も読めるといいのですが、どうも教科書の類は苦手です。
どこが違うんでしょうね。

年末、長男とフラフラっと入った本屋で見つけて手に取りました。
男と女の心が底まで見える心理学」B・アンジェリス著 加藤諦三訳 三笠書房
私の今までの恋愛が手に取るようにわかってしまいました。

その中に心理テストがあったのですが、結果は散々でした。
男性と対等な関係が築けないということが実証されてしまいました。
もっともいけないパターンに見事当てはまってしまっています。
自分の恋愛での行動が、この本の中にすべて書き記されていました。
著者自身の体験に基づくものとされ、感情が手に取るようにわかり、その感情はまさしく私自身のものでした。

これまで読んだ恋愛依存などの本は、どちらかというと論述的に、学術的に書かれていたのですが、具体的な例を挙げて書かれており、それに対する対処方法も書かれているので、自分自身の依存性(共依存や恋愛依存等)を見つけやすく、そして相手とどう係わっていけばいいのかが具体的に書かれているため、実際にどのように対処なり、関係を作っていけばいいのか、行動に移しやすいと思います。
良い会話と悪い会話の例も書かれていたりして、実際の生活にも生かしやすいのではと思います。

また、男女間における考え方の違いなど、書かれていて、なるほどなぁと感じることが多かったです。
男女間の違いによる意見の食い違いなど、女性の立場であれば、男性側の考えることがなかなか理解出来なかったりするのですが、そういうことだったのねと思うこともたくさんありました。
またセックスについての考え方の違いも書かれており、セックスレスの対処方法も参考になるのではないかと思います。

夫婦でこの本を読み、お互いの理解を高めるのにも有効な本ではないかなと思います。
私の場合、破綻する前に、この本に出会っていたとしても、一緒に本を読んで、歩み寄ろうというような姿勢は旦那にはなかったと思います。
もし、私が男性と対等な関係を築くことの出来る女性であったとすれば、旦那と結婚することはなかっただろうし、もし結婚したとしても、早い時期に相手を間違えたことに気がつけたのではないかと思います。
その上で、どうするのかをしっかりと見極めて行動が出来たのではないかと思います。

自分自身が、ボロボロに傷ついて、ようやく逃げられたのではなく、一緒にいるのなら自分が傷つかない方法を選ぶことも可能だったのかもしれません。
いずれにしろ、自分が自分を愛せないと、誰かを愛することは、そして対等な関係を築くことは難しいということです。

「私」が「私だから」という理由だけで、男性が「私」と一緒にいたいと思ってくれるなんて信じられなかった。それで、その女の子は必死で、男性の目に自分がとても利用価値のある女に見えるように努力した。そうすれば、彼は「彼女が必要だ。彼女なしでは生きていけない」と思うにちがいないと考えたからだ。

私は、この文章を見て、まさしくそうだと思いました。
そのままの自分では誰からも愛されないのだとずっと思い込んでいました。
今もなお、どうしてもそう思ってしまうのです。
ありのままの自分でいられること、そしてそれを相手も受け止めてくれること。
そうやって少しずつ、実社会の中で体験して、誤った自分の認識を変えていかなければいけないのかなと思います。

でも、それはすごく怖い。
ありのままの自分でいて、受け止めてもらえると心地良いかもしれないけれど、今まではそうではなかったし、むしろそのままの自分でいることは許されなかったのかもしれません。
ありのままの自分でいることは、見捨てられ不安を引き起こすのです。

まずは、自分自身が自分にOKを出すこと。
ありのままの自分でいることを許すこと。
そこからのスタートなのかなと思います。



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