私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

認知のゆがみ

2006-05-29 18:01:33 | メッセージ
昨日の記事の中に、ACは認知のゆがみを持っていることを書いたが、今、読んでいる本の中に、ちょうど詳しく書いてあったので転記してみる。


認知の歪みの10のパターン(パーンズ、D.D <1980>より)

1 白黒思想  
  ひとつのものごとを、白か黒か、100パーセントかゼロかと決めつける考え方。
  たいていの問題は、何割かの白と何割かの黒とを含む灰色を帯びている。

2 過度な一般化  嫌なことがひとつあると、世の中はすべてこれだ、と考える。

3 心のサングラス
  一滴のインクがコップの中の水の色を染め上げるように、ひとつの嫌な出来事にこだわって、
  すべての現実を暗く考えること。
  まるで黒いサングラス越しに世界を見るように。

4 マイナス化思考
  よい出来事を無視してしまうので、日々の生活がすべてマイナスのものになってしまう。

5 結論への飛躍
  これには次の2種類がある。
 A 心の読みすぎ
   あの人は私を嫌っているとあてずっぽうに結論し、そのことを確かめようともしない。
 B 先読み
   ものごとがうまくいかないと予測し、それが規定事実のように考える。

6 双眼鏡トリック
  自分の失敗や他人の成功を誇大に評価し、自分の長所や他人の欠点を過小に評価する。

7 感情の理由づけ  気分の落ち込みを、どうしようもない現実の反映だと考える。
  「私はそう感じる。だからそれは事実だ。」

8 「べき」思考
  「~すべきだ」あるいは「~すべきでない」という基準で行動しようとし、そうしないと処罰される
  ように感じる。
  その結果、罪の意識が高まる。
  他人に「べき言葉」を乱発しているときには、怒り、欲求不満、恨みを感じているのだ。

9 レッテル貼り
  「過度な一般化」の極端なかたち。
  自分の失敗について述べる代わりに、自分にレッテルを貼る。
  例-「私は負け犬だ」「私は大食いの豚だ」
  他人の行為が自分を傷つけると、その人にレッテルを貼る。
  例-「あのウジ虫め」

10 過剰な責任とり
  自分のせいではないトラブルに対し、自分が原因であるように感じる。


1 まさしくその通りかもしれない。
あいまいなこと、両方とも正しいと頭では判っていながらも、はっきりしない状態について、納得がいかない。

2・3 嫌なことがあると、ああ、やっぱりなぁと思ってしまうことがある。
その出来事に囚われて、動けなくなる。
モヤモヤとした状態から、なかなか抜け出せなくなる。

4 そうでもないかも……
通り過ぎてしまったり、嫌なことがあっても、いいことがあると忘れてしまったり、自分のいいよう(ポジティブ)に解釈することもある。
ただ、嫌なことが続くと、2・3から抜け出せない。

5 まったくその通り。
顔色や状況を必要以上に読みすぎてしまう。

6 まさに、その通り。
というか、歪んでいるんだと言われても、自分をいいように評価することは出来ない。
そして、他人をいいように評価することは得意。
他人の欠点よりも、長所が目に付く。

7 あきらめかな……

8 いつも、心の声が私を縛っている。
そして、身近な人(子どもや旦那)を縛ってきた。

9 う~ん。私は、人付き合いが下手だとか、コミュニケーションが取れないとか決め込んでいますが、他人に対しては、あまりないかな?

10 しょっちゅう感じる。
周りでトラブルが生じると自分のせいだって思う。
本当に、私のせいかもしれないことも多くある。


もし、こういう考えが頭に浮かんできたら、もし悩んでいるのが自分ではなくて友達だったら、どんな風に声を掛けるか想像してみる。
友達を励ますように、自分を励まし、労わる。
まず、自分に親切にすること、そうすれば自分を好きになれるのだそうです。
少しずつ、試してみようと思う。
こう考えていると6・10が一番歪んでるのかな?
歪んでるとはどうしても思えなくて、それは事実だと思えてしまう……

参考
家族の中の心の病」斎藤学 講談社+α文庫



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