空を見て哀しくなった
雲ひとつない 青空は
あまりに澄み渡り過ぎていて
逆に 私の心を曇らせる
空を見ながら ふと思い出す
藍の葉のグリーンの液体に浸かった布が
空気に触れた時 青に変わる瞬間を
息を呑むような一瞬を
青は藍より出でて 藍よりも青し
私がこうやって自分を見つめていれば
子ども達は私を超えられるのだろうか？
故人が例えたように・・・・・・
哀は愛より出でて 愛よりも哀し
愛することは 哀しみを伴った
でも 愛することよりも 哀しみに囚われて
身動きが取れなくなってしまう
心の中の痛みを文章にしたところで
実際の哀しみより 悲惨さはない
そんな風に 哀しみも
心の中で 薄れていけばいいのに
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