私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

癒し

2006-02-24 22:00:46 | 日々つれづれ
今日は、外出する用事があったので、以前の職場の友達をランチに誘いました。
職場で雰囲気がよく似ていると言われていて、お互いが書く字も似ていたり、過去の恋愛も似ていたり・・・・・
友達は、仕事に対する悩みや家庭に対する悩みを抱えていて、助けてあげることは出来ないけれど、同じ職場にいない分、話を聞くことくらいなら出来るし、決して自分から助けてなんて言わない人だし、と思いました。

私が不倫していた時、その友達が唯一、二人の関係を知っていました。
私は、彼女にだけその時の自分の想いを吐くことが出来ていました。
その時、話を聞いてくれるだけで、とても救われました。
友達が、同じように困った時には、話を聞こうと思っていました。

友達は毎晩、9時の電車に乗り、家に着くのは10時です。
姑と夫、子ども二人との生活。
そこに、自分の居場所がないことを話していました。
でも逢うことも、電話で話すこともままなりませんでした。
結局、私が誘ったのが遅かったので、先約があり逢えずじまいでした。


もう一人、気になっている人がいました。
結婚してから同じ職場になって好きになった男性です。
彼もまた、仕事に対する悩みを持っていました。
自分は必要とされていないと感じること。
今まで頑張ってきたのに、職場で居場所がないというメールが届いていました。
私が、彼に助けられたことを、彼を慕っている人はたくさんいることを返信したのですが、やっぱり逢って話を聞きたいと思いました。
思い切ってランチに誘ってみました。

話をしているうちに、やっぱりと思いました。
私と同じ。
頑張っても、頑張っても、報われない。
何かで、頂点を極めたら、楽になれるのだろうかと思ってしまう。
そして自分のことが嫌いでたまらない。
いつも疎外感や孤独を感じている。

友達にしても、彼にしても、いつもみんなに好かれていて、周りにはいつもたくさんの人がいて、それなのにいつも自分のこと責めている人でした。
結局、似た者同士が惹かれあうように友達関係を続けているのかなって思いました。
彼のことを異性としてではなく、人間として好きだと感じていたのは、似ているから心が許せたのかなと思いました。
どういういきさつだったか分からないのだけれど、私は二人の成育歴を聞かされていました。
私よりも、ずっと重い過去を背負っていました。
私も含め、長男長女で、家族のことを必要以上に背負って生きているところがあります。
公務員という道を選んだのも、みんなそんな理由からだったりします。

ひどく疲れていて、耳が聞こえにくくなったり、視力が急に落ちたり、眩暈がしたりという、その他にもたくさんの症状が出ていて、辛そうでした。
今、私がカウンセリングを受けながら思っていること、私が彼に随分助けられてきたことを話しました。
彼に足りないのは、頑張ることでも実力でもなくて、自分のことを認められないことなんだろうなと思いました。

男女問わず好かれて、仕事も出来て、スポーツ万能で、背も高くて、かっこ良くて、ユーモアのセンスも溢れていて、非の打ち所のない人なのに、なんだか悲しかったです。
もっと、もっと輝いて欲しいなって思いました。

自信満々で、自分を完璧だと思っている人よりも、魅力的で、好感が持てるのは確かなのですが、苦しんでいる姿を見ると癒してあげることは出来ないのだろうかと考えてしまいました。
自分のことすら癒せないのに、おこがましいかもしれません。
それでも、元気いっぱいに笑顔が溢れていた彼に戻って欲しいなと思いました。


夜、メールが届いていました。
誘ってもらったことが嬉しくて元気になれたこと、昼からはニコニコして過ごせたことが書かれていました。
私も、彼に逢って話したことで頑張ろうという力をもらっていました。
こうやって、自分のことを話せる仲間を用意されていたこと、私にとって幸せだったのかもしれません。

友達と彼とは同期です。
私はいつも近くにいることが出来ないけれど、二人がお互いに自分のことを話しが出来るようになればいいのにな、なんて思ってしまいました。

母との会話2

2006-02-24 03:09:12 | 日々つれづれ
妹に誘ってもらったライブに行って来ました。
ライブハウスに行くのはもう18年ぶりでした。
立てノリで楽しみながら、高校生・短大の時は、こうやってロックやパンクを聴きながら、何もかも忘れていたことを思い出しました。
でも、ちょっと今までのコンサートでは味わったことのない違和感を覚えました。
誰もが好きなスタイルで、音楽を楽しむというのが私の中の定番だったのに、曲によってみんなが同じ動きをしたりして、ファンにとっては一体感を楽しんでいるのだろうけれど、初めて行く私にとってはちょっと疎外感というか、なんだかそれに捉われて楽しめない印象を受けました。

妹と友達といる時には、
「すごいノリだね~。ファンが団結してるよね。」って褒めていたのですが、妹と二人になった時、
「アイドル歌手みたいに親衛隊って雰囲気があるよね。」って言ってしまいました。
私にとっては、素直な意見のつもりだったのですが、
「そういうのは嫌だね。」と話をしなくなってしまいました。

家に着くなり、留守番していた母に
「お姉ちゃんが、アイドルみだいだって言った。友達の前で言わなくてよかったよ。」と言いました。
そこで母が、
「口は、災いの元。一言多いよ。」と言いました。

私は、黙っていたのですが、とても嫌な気持ちになりました。

一つは、母に言いつけられたと思ったこと。
子どもの時から、妹がなんでも私のことを母に話していました。
私にとっては、言われたくないこともたくさんありました。
そして、母が妹に私のことを聞き出していることもありました。
なんとなくなのですが、妹がスパイのような気がしていました。
妹が同じ職場に入ってきた時に、私は不倫を辞めました。
今も、同じマンションに住んでいます。
別に、妹は何気なく母に言ったのかもしれませんが、たぶん私は過去の出来事から告げ口をしていると感じてしまったのでしょう。

二つめは、私はただ意見を述べただけで、妹の好きなバンドを非難するつもりもありませんでした。
逆に私が、誰かにそう言われたのなら、そういう風にみえるのかなと思うくらいです。
それなのに、私が言ったことを母が咎めているように、怒られているように感じてしまいました。

その後、お風呂に入っている間、ずっと煮え切れない気持ちに包まれていました。
私が、悪かったのか自問自答を繰り返しました。
結局、風呂上りに母にその気持ちを話してみました。

私が言ったのは、非難するつもりでも馬鹿にするつもりでもなかったこと、それに対して、妹が怒るのは間違っているのではないかということ。
そういう考え方もあるんだなと受け止めればいいのではないかということ。
妹が、母に言いつけたという気持ちになったこと。
母が妹の見方をして、私のことを怒ったこと。
私が言ったことは、一言多いとは思わないこと。
そして、コンサートの状況を話しました。

母の考え方はこうでした。
妹が言ったことで、
「友達の前で言わなくてよかったよ」が「友達の前で言わなくてもいいじゃない」と聞こえたこと。
別に、妹が怒っているようには聞こえなかったこと。
咎めたり、怒ったりするつもりではなくて、そういうこともあるからねというつもりで「口は災いの元」と言ったこと。
何か機会がないと、こういうことは教えることが出来ないから・・・・でした。

私「妹が怒って投げ捨てるように言ったから、最後が聞き取りにくかったんだと思う。バスの中でも、その後話をしなかったよ。
私は、それに対して、怒られたと思っていた。」

母「いい子にしようと思って、ことあることに話してきただけで、別に今そういったことに意味はなかったよ。
何もない時には言えないからね。」

私「でも、その時に言われると、怒られたと思ってしまうよ。」

母「それは、伝わっていると思っていた。」

私「伝わらないよ。今までもそう思ってきたよ。
それに今まで、こうやって自分の気持ちを話そうとすると『しつこい』って取り合ってくれなかったじゃない。
それで、ずっと言いたいことも言えずに、誤解も解けずに来たよ。」

母「(感情的に)今までの私の育て方、全部が悪かったと言うの!!」

私「違うよ、違うよ。そうじゃないよ。お母さんの気持ちは分かっていたよ。
でもこうやって、私はそう言われると、もういいよってお母さんの機嫌を取らなくならなくちゃいけなくなる。」

母「機嫌を取るってどういうこと!」

私「そうやってお母さんが怒ってしまうと、もういいよって言いたいことがいえなくなってしまうよ。
そんな気持ちにさせて悪かったって、謝らなくてはいけなくなるよ。
今までもそうやって来たよ。
でも、今こうやって話したことで、今までのコミュニケーションが間違っていたことに気が付けたじゃない。
私が勝手にそういう風に取っていた部分もあるし、第三者が見てどんな風に判断するかは分からないけれど、きちんと伝わっていなかったことは事実でしょ。
でも、これからはお母さんが言ってくれたことを、怒られているとかではなくて、きちんと受け止めることが出来るでしょ。
しつこいって言われて、そういう解ってもらいたい気持ちをいつも我慢するしかなかったよ。」

母「(冷静になって)揉めたりするのがめんどくさかったし、嫌だったからね。」

私「揉めるんではなくて、自分の気持ちを伝えることは大事だと思うよ。」

母「親子だったら伝わると思っていた。」

私「伝わらないよ。親子であっても、夫婦であっても伝わらないよ。
同じ人間じゃないから、言葉にしなくちゃ伝わらない。
そう言えば、妹は、『お姉ちゃんだけ結婚の時、祝福されたとか、お姉ちゃんのことだけ褒めるって言っていたよ。」

母「どういう意味??」

私「たぶんね、お母さんは私の前では妹を、妹の前では私を褒めてきたんじゃないの?
私は、妹にそう言われた時に、それって逆じゃないって思ったけど言い返せなかった。
でも、あとになって、妹の前では私を褒めてたんだって気が付いたから、気にならなくなったけれど、それまでは妹ばっかり褒めてって、ずーっと思っていたよ。
例えば、幼稚園のお遊戯のことなんかもずっと褒めていたじゃない。
妹ばっかり褒めるって悲しかったんだからね。」

母「伝わってると思っていた。」

私「伝わっていないから、妹もそんなこと言うんでしょ。
私がこういったからと説明しなくてもいいから、今度からは、私のことは褒めなくてもいいから、妹の前では妹を褒めてね。」

私が、カウンセリングを受けながら行っている過去の見直しについても話したのですが、これについては過去にこだわることがやはり嫌なようで・・・・・
結構、感情的な母でした。
でも、今の会話でも、私が今までこだわっていたことが解けたこと、そして同じようなことがあった時、もうこだわらなくてもいいことを話しました。
なんとなくしか伝わっていないようでしたが、私にとっては今まで話せずにいた素直な自分の気持ちが話せたこと良かったなと思います。
お正月は、そのままで終わってしまっていたモヤモヤを取ることが出来ました。
話すのが大切なこと、母にも伝わっていればいいけどなと思います。