連日のように中学校でのいじめによる被害届、自殺、暴行、入院などとおよそ教育とは無縁であるべきことが起き続けている。中学校は公立、私立関係なくその教育力が劣化していることは白日の下にさらされてきた。
特に公立中学校の教育力の低下・劣化・崩壊は著しい。
それもこれも教員、管理職の質の低下による。
中学校は管理職が機能していないことが多く、校内でどんなことが起きているかも把握していない管理能力的に無能な者が多い。大津の事件をみればよくわかることだが、同じようなことは日本中で起きているのだ。
県教委は、人間的に優秀で、管理能力にも秀でた人間を校長・教頭には進んで登用しない。ゴマすりで上下関係に従ういわゆる「ヒラメ」教師ばかりを引きたてて、虚勢を張りたいのだ。
教育現場を支えていた献身的な教師(たとえば金八先生)のような教師は排除されていくのが現状である。またそのような教師は管理職になろうとはしないので、そのような教師の頑張りは自分の受け持ちの範囲でしか効果を発揮しないのだ。
さまざまな運動系の競技大会や芸術系のコンクールでの業績だけを評価しているうちに公立中学校の教育は「狂逝」になってしまったのだ。
はっきり予言しておこう、公立中学校本来の教育力はあと5年で崩壊する!
重体生徒の母、涙で「聞きたくても息子は…」
読売新聞 9月13日(木)10時40分配信
埼玉県川越市で1月、当時、同市立中学2年の男子生徒(15)が、同級生の少年3人から暴行を受けて意識不明の重体となった事件。
被害者の男子生徒は事件から8か月以上たった今も、意識は回復せず、病室で寝たきりの状態が続く。
事件直後と春先に、心肺停止状態にも陥った。その後、人工呼吸器は取れたが、体につないだ管で栄養を送る日々が続いている。母親は毎日、仕事を終えた後に病室を訪れて看病している。
母親によると、生徒は昨年4月頃に腹痛を訴え、学校を休みがちになる時期もあった。今思えば、いじめが原因だったのかもしれないという。だが、部活が大好きで、翌月からは登校していた。
常習的ないじめの一端が明らかになったのは、母親らが学校側に要望し、同級生へのアンケート調査が行われたからだった。
「学校でどんなことがあったのか」「事前にトラブルを把握しながら、学校はなぜ防げなかったのか」。母親の思いは募るばかりだが、「聞きたくても息子は話をすることができない」。母親は涙ながらに、市教委や学校は徹底的に調査してほしいと訴えた。