心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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並んだマグネットを見ると

2016年01月21日 | ほんのすこし
この年末年始は、二歳になったばかりの孫が大晦日にわたしのところから娘の旦那さんの実家に行く予定でした。ところが、28日の夜から孫が高熱になり、次の日の診察(それがまた一日がかりの診察だった)でアディノウイルスと診断されてしまいました。高熱が5日間ぐらい続くものだといい、感染するらしいです。だんなさんの実家にも同じような年ごろのお子さんがいるので、感染したら困るということで今回はわたしのところで年始もいることになりました。
予定は4日ぐらいのところが1週間以上の滞在となり、孫と過ごす時間が多くなるというハプニング。
高熱も予想よりもずっと早く収まり、安心しましたが、大事をとってなるべく外出を控えていました。それでもずっと家の中というのも飽きてしまいます。

孫はただいまアンパンマン大好き期。レンタルのDVDを楽しみに療養期間はそれで乗り越えました。おかげでとばっちりはわたしたち。テレビはアンパンマン専用画面。そんなことも思い出の一つになった年末年始でした。
だんだん元気になり、活発になっていくと「ごっこ」遊びもするようになり、冒頭の画像は母の処に行ったときのもの。母が小さい冷蔵庫にまとめてくっつけていたマグネットを見つけると、大きな人形を手にしてままごと遊び。わたしにも一緒に来てと言います。
「ねぇ、何がいい」
「そうねぇ、これがいいな」
それを聞くと、上の方にあったマグネットを小さい背中を伸ばし、手を伸ばし、下の方に数えながら並べていきます。

い~ち、に~、さ~ん、、、
順番にきちんと並べると、また別の場所に移動させながら「い~ち、に~、さ~ん……」
わたしにどれがいい? と聞きながら、それを渡さずに別の場所に並べてくっつけるというなんともおかしな行動をとりつつ、しばらく遊んでいました。
それに飽きると今度は母のそばに行き、もう一個の女の子の人形を欲しがり、二体並べて今度は人形遊び。
「ねんねするかぁ」
わたしにも一緒に横になるよう指示(笑)自分も横になるとバスタオルをかけて。
でもすぐに起きるんですねぇ。
「眠ったか!」(もう起きる時間だよってことらしいです)
人形を起こしてお出かけの用意。わたしが編んだマフラーを人形の首に巻いて帽子を一生懸命かぶらせようとし、自分のマフラーで人形を抱っこひもにしてもらうと、別の部屋に。
「いってらっしゃい」の声を聞きながら戸を開けます。
すぐ戸を閉めると何秒もしないうちに戸を開け
「お帰り~」(ただいまのつもり)
その繰り返しを何度かして、次はお店やさんごっこ。
人形相手に
「これにするか?」
「そっか、これか」「これは」「ちょっとちが~う」
一人問答。孫の中で今「そっか」と「ちょっと違う」は流行語みたい。
言葉の最後に〈か〉をつけるところがなんとも、方言っぽい(笑)

そんな一挙手一動に笑い転げながら大人たちは大いに楽しみました♪
戸を開けたら閉めるという動作が身についているせいか、最後に空港に送っていった時、娘の後をついて手荷物検査を通り過ぎる孫が、後ろを振り返って自分が通ったドアを閉めようと(次の人がいるにも関わらず)大きなドアに手をかけていたのが印象的でした。係員がそれを見て笑って止めていました。
それにしても空港職員の方が孫にあれこれと質問しても、ちゃんと答えていたのには驚きました。娘が受付で用を足していたとき、わたしと孫が待っていたのです。すぐそばにいた女性職員が
「飛行機に乗るの?」と聞くと
「おかあしゃんと乗っていくの」(わたしが行かないことをちゃんと知っている)
「そう良かったね。飛行機楽しんでね」
「うん、大丈夫だからね。○○ちゃん飛行機乗れるからね」
あれこれと質問されてもちゃんと会話が成り立っていることに内心びっくり。
大人が話すことを理解できているんだなぁと感心しきり。
今度会うときにはまたまた成長しているだろうなと思いながら、冷蔵庫に並んだマグネットを見るたびに孫を思い出しているのでした。


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