心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

とっておきの話♪

2008年04月05日 | 思いのまま
三月は 卒業式があったので 上京したということは前の記事でも書いていたけど、その前の週に一泊二日で上京していた。
それはなぜか?

二月の半ば。夜遅く。突然見知らぬ番号からの電話。
恐る恐る携帯を取ると・・・
なんと息子の友人から。名前は聞いていたので すぐ大丈夫だとわかり安心。
その彼Sくんがなんの電話をしてきたのかというと。
3月19日は息子の誕生日。その日サプライズ・バースディパーティをしたいという。12月だったか1月にSくんの誕生日があって そのときに息子がサプライズバースディの計画を立て いたく感激してしまったらしい。それで今度はぜひ自分があいつの感激するバースディにしたいと思ったという。
そこで 日頃からお母さんのことを話す彼のためにぜひそのサプライズ・バースディに出席してくれないだろうか?ということなのだ。
一瞬 目がまん丸になったわたしを想像していただきたい(笑)

次の週には卒業式があるから23日には上京する。19日に行ってそのままいるか?いややはり戻らないと駄目だろう。母のことも心配だしね。
一度行って また行く。時間とお金が・・・
グルグルと頭の中で浮かんでいたのはほんの数分だろう。
結局 OKの返事をした。

プレゼントと手紙を添えて Sくんのところに送っても良かっただろうに。なぜかそうすることが出来なかった。彼の息子を喜ばせたいという気持ちが嬉しかったからだ。若い人たちの中に入り はたして場の雰囲気を壊さないだろうか?という不安はあったが、もう決めたものは決めたんだ。
普通はお金をかかるし 行けないと言うのかもしれない。でも これが最初で最後だ。大きくなった息子の誕生日パーティに参加させてもらえる経験 絶対無いことだ。お金に替えられない貴重な体験が出来る。人生に大きな思い出が出来る。わくわくした。

当日 心配な部分(はたして喜ばれるのか?わたしが行って)を胸に抱え、夕方ホテルのロビーでSくんと待ち合わせ。以前一度見かけたことがあったので、すぐわかった。計画では 最初に息子が会場に入り、その後 友人たちが間をおいて入っていくという。だから会場まで行くのに鉢合わせしないように 私たちは友人たちが待っている駅ビルのマック前に集合。あいにく雨降り。雨女だな 私って。肝心なときに雨だ。がっくり。

それでも集合場所から会場まで歩きながら、初めて見る友人たちと話しながら歩く。どの子も私に気を使ってくれるのか 優しく話しかけてくれた。明るくて楽しい若者たちだ。息子がどんな友人を持っているのかというのを知るのは 親としてはとても心強いものがある。いいな。いい大学生活を送ってきたんだな。

交差点をわたるとき車道一面に桜の花びらが散ったように雨にうたれて光るものがあった。綺麗だった。思わず
「わぁ 桜の花びら?もう桜咲いてるの?」というと みんなが笑いながら振り返り
「お母さん 違いますよ。これこういう道路なんです。」見れば 道路に白っぽい石?がはめこまれていた。
雨でキラキラしている。なんだかわくわくしてきた。
歩いて10分もしないうちに(その歩きも大いに楽しんだのだが)到着。すでに息子は三階の会場にいるらしい。会場は下は雑貨屋さん。とっても可愛くて綺麗なものが並んでいた。人気のお店らしい。二階はカフェ。三階は貸切会場。この会場を見つけるのが大変だったらしい。このパーティには ある装置が必要だったからだ。Sくんと共にAさんがあちこち探して ようやく交渉成立。素敵なお店を確保できた。ありがとう Aさん。初めてお会いして 思いやり深い子だと感じた。

Aさんと息子がふたりで会場にいると そこへ友人が入っていくという段取りになった。2階入り口下の階段で第1弾の友人ふたりが会場入りするのを聞く。息子の驚く声が聞こえた。続いて第2弾の友人たちが入る。またまた驚きの声が聞こえる。S君が言う。
「お母さんは ボクの後ろに隠れてついてきてください。」
「大丈夫かな。何しにきたって言われないかな。」
「そんなこと言ったら 僕があいつを叱ってやりますよ。」
階段をS君の後ろになりながら上がる。太いと見えるんじゃないの?といった疑問はあったが、分からないみたい。入った途端、S君の脇から顔を出したら
「はあ、なんで?何しにきた?!」と素っ頓狂な驚きの声!(案の定・・・)
S君が息子の頭をこつんとする動作。笑いながら着席。

素晴らしい料理もさることながら、息子がとても喜んでいたことに感激した。友人たちとの会話も聞いてるだけで楽しいし。アウェーだという他の大学の子が隣に移ってきて そのこと話が弾んだ。お年寄りとの会話が上手だということはいいものだ。若い男性と話が弾むというのもまた無いことで(笑)、しばしば息子に【はしゃぎすぎだ】という視線を浴びながら それでも何もかもが嬉しくて 誕生日の当の本人よりもずっと嬉しかったかもしれない。わざわざ静岡からバイトを終えてから車を飛ばし駆けつけてくれ 15分顔を出してくれた友人もいた。S君とその友人と息子は行動を共にすることが多かった。素敵な親友だ。

誕生日プレゼントを一つ一つ開けて、どれにも感動する息子。ありがとう!の言葉がいくつあっても足りないほど 部屋にはありがとう!の声が響いた。みんなからの心のこもったプレゼント。大事にするんだよ。

そして・・・次。
S君と息子は二月の末に卒業旅行をした。韓国の済洲島。そのときにS君はこの日のために録画していたのだ。それを帰ってきてから 編集。
会場には大きな映画を見るような幕が垂れ下がり。これが先に書いた「会場に必要なある装置」ってわけ。いよいよ始まった。
S君 苦心の作。息子の好きな音楽をバックに取り入れ、タイトルをつけ。最初から最後まで 息子出ずっぱり(笑)。最高にすてきなものに仕上がっていた!
みんなも大いに盛り上がり、感激は最高潮に達した。
最後にお店の方が バースディケーキを持ってきた。
「○大の○○君」というネームが入り、息子が最高に嬉しい顔でろうそくの炎を消した。

その後、二次会。というかここで母は帰れって感じですよね(笑)
でも 最後のカラオケ途中まで居座るわたしは どんだけ迷惑かける親なんだって感じです。でもね。嬉しかったんですよ。こんなに息子のことを思ってくれる仲間がいるってことが。息子もしあわせな時間を味わっただろうけど、わたしもしあわせだった。これもS君が電話をくれなければ 味わえなかった。ありがとう、S君、Aさん。ほんとにほんとにありがとう!!
日本広しといえど こんな経験させてもらえた親は いないかもしれないって思ったよ。
コメント (10)