★KEISUKE ALL STARS★

サザンオールスターズを愛するツッコミ男・青島佳祐!
愛と情熱を言霊に乗せて、いとしのあなたへ贈ります♪

福岡に行ってきたばい! 第七章 ~すいとー~

2006年08月12日 | 日記
俺の名前は青島佳祐、あだ名はかっち。どうして
そう呼ばれているのかは今語るべきことではない。
何故なら今、俺は福岡での最終日を迎えたから!
(福岡に行ってきたばい! 第七章 ~すいとー~)
二日目の仕事はなかなかしんどかったのだけど、
俺は最後の福岡を満喫するためにも仕事に励んだ。
そして、昼休み。最後の晩餐ならぬ最後のランチ。
俺はビルの前に広がるシーサイドももち海浜公園の
リゾート施設であるマリゾンの中のmamma miaという
創作イタリアンカフェへと足を運んだ。この店も
福岡に行く前から食べに行きたいと思っていた店。
これで俺が行きたかった場所はキャナルシティを
残して完全制覇だった。まさか自分にここまでの
行動力があるとは思ってもみなかったので驚きだ。
「いらっしゃいませ!」
マンマミーアの店内はいかにもリゾートという感じ。
店員も客もみんなラフな格好をしていてスーツ姿の
俺はちょっと異様である。なので俺はなるべくなら
目立たないようにと入口の横にあった窓際の席へと
腰を下ろした。注文はランチメニューのタコライス。
しかし、俺はここで二つのミステイクを起こした。
まず、窓際というポジショニングである。とにかく
暑い…。照りつける太陽が俺を燃やそうとしている。
窓から見える人たちは水着の人がほとんどだった…。
「うわ~、俺、絶対浮いてる…」
「お待たせしました!タコライスです!」
二つ目のミステイクがこのタコライスというランチ。
メニューに手書きでタコライスの絵が描いてあり、
なんとなく美味しそうだなと頼んだはいいけれど、
現物は絵とはかなりイメージがかけ離れていた。
というか、俺の嫌いなトマトが山盛りだったのだ!
納豆ほどじゃないけど「嫌いな食べ物はなに?」と
聞かれたら「納豆とトマト」と答える俺の目の前に
タコライスというよりもトマトライスが登場した…。
「ホントに最後のランチかも…」
俺は覚悟を決めてタコライスを食べ始めた。意外と
美味しいと思ったけれど、やはり後半はキツかった。
そしてトマトと暑さにやられそうになったときだ。
「あの、そこ暑くないですか?」
タコライスを口に頬張っていた俺は顔をゆっくりと
横に向けた。そこにはいい具合に日焼けをした子が
こちらを向いて微笑んでいた。
「…暑いッス」
苦笑い交じりに俺が言うと彼女は微笑みを強めた。
「よかったらこっち座って下さい」
俺は福岡出張になにかが足りないと思っていた…。
そう、ロマンス!これが足りなかったのである!
「ありがとうございます、それじゃ、お言葉に甘えて…」
ここで断るとせっかく話し掛けてくれた彼女にも
悪いと思ったので俺は遠慮なしに席を移動した。
「そこの席、一番暑いとこなんですよ」
「へぇ、よく来るんッスか?」
「はい。初めて来たんですか?」
「まぁ。ってか、実は出張で…」
結局、俺のランチタイムは福岡に来てから一番
甘い時間へと姿を変えていた。トマトの苦悩も
気付かぬうちに失せ、なんとか完食していた。
そして、彼女との会話も弾んでいるときである。
「やべぇ、昼休み終わりだ…」
こうして俺の至福の時間は終わりを告げたのだ。
もし、彼女が壺売りとかアクセサリー売りでも
俺は福岡でロマンスを体験することが出来た!
「これ、あの席の人と一緒でお釣りはいいッス」
何故かめちゃくちゃカッコつけた俺は笑顔で
小さく手を振っている彼女に小さく微笑んで
太陽がギラギラと輝く外へと出て行った。
「さて、午後からも頑張るか!」
元気になった俺はラストスパートに入った。

最新の画像もっと見る