プログラム(症状別ケーススタディ)パート2
日常的に全身的な手技療法を受けているなら、急病にいたるということはまずありませんし、もし発症したとしても具合の悪いところが早期発見できて養生できる。他の健康法に類をみない経絡理論の特色であり、医療と健康法を兼ね備えるところが、整体の特色かもしれません。
病気の症状は、突然、苦痛があらわれてはじめて具合の悪さに気づくものですが、実際はいかがなものでしょう?半年から1ヶ月くらい前までに生活上の変化、環境、気候、事件等に影響され無意識のうちに身体に与えたストレスにより突然にからだの異常として起こるものなのです。出来事等に夢中になるあまり、身体の微妙な変化に気付かないことがなんと多いことか…。
人間、物事に集中し一生懸命になっているときは、なんとかダウンしないよう身体のほうも緊張しそれなりに注意し警戒していますから、その態勢を維持していけますが、いざ、緊張状態がほどけ心理的な負担も無くなった時。心身共にリラックス状態に陥ったときが、一番注意すべき時…。
いままでの無理を精算し調整するために病気を発症するものなのです。
東洋医学的にみれば、病気を悪。死にいく恐怖。とする見方は間違いです。発症した症状を生命の調節手段の一つとして、その仕組みを知り、回復させようというのが基本原則です。いいかえるなら、病気の症状は人生における休息かもしれません。
痛み、しびれ、麻痺、倦怠感、めまい、呼吸困難等その苦痛、苦難は激しさもいろいろ、場所、時間を問わず突然におこるものですが、それらの苦痛にたいして早く逃れたいということが正直なところ、人情というものでしょう。
プログラムを学習することで、こういった症状をおさえ、病気の原因を知り、日常的な生活に反省を促すことが、経絡を生かすことの使命。願いだと考えます。
●手、腰、足にあらわれる症状
・こむら返り。
●腹と消化器系の症状
●胸と呼吸器の症状
●高齢者の症状
・骨粗鬆症。
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