Nighthawks

おいしいお酒とうまいご飯、そして音楽があれば・・・

ゴバンノアシ

2009年11月09日 | Weblog
先月、新しい家に引っ越した。
南向きの部屋なので、昼間、の日差しがさんさんと部屋に入ってくる
そんな窓際に一つ、大き目の観葉植物が欲しいなーと
思って、探してた

ちょうど近所に観葉植物を色々扱ってる植木屋さんがあって、
そこで色々悩みながら、これに決めた



ゴバンノアシという不思議な名前の植物は、
インド洋から太平洋の熱帯地域やナングローブに生息し、
日本では八重山諸島にわずかに自生するのみだという

この名前、英語名はBarringtonia asiaticaだけど、
漢字で書くと『碁盤の脚』。
うわそのままです
なんでもその果実が碁盤の脚に似ているということで、この名がついたそう

私の背よりも高いこの木。
大きめな葉っぱがつやつやしていて、強い生命力を感じます。
これからどんどん元気に育って欲しい・・・
(あんまり育ちすぎると、天井に届いちゃうんだけどね)



洋食katsui

2009年10月20日 | 大阪の美味しいもの
気持ちよく晴れ渡った秋晴れの週末、なんば方面へ
ちょろちょろとお買い物をしながら、心斎橋筋を北へ歩く

大丸を過ぎた辺りで、お腹がすいてきた。
時刻はちょうど12時過ぎ。

この辺りなら、お店はたっくさんあるので、ランチには困らない・・・
けど、せっかく外食するなら、美味しいお店がいい
ということで、前々から気になっていた、『洋食Katsui』へいってみることに。
大阪の雑誌には度々登場するこのお店。
洋食・・・エビフライにロールキャベツ、クリームコロッケ・・・
うわー、考えただけで、美味しそう。
素朴な料理だけど、意外と高いのが洋食。
お腹がすいてるときに、がっつり食べたいのが洋食。
そんなイメージ。

で、心斎橋筋から東へ少々歩く。
週末の喧騒から離れた、静かな通り。
あったあった!
http://www.99katsui.sakura.ne.jp/

週末ランチはかなり混むと聞いてたので、覚悟してたけど、
ラッキーなことにすぐに店内へ

真っ赤な椅子とブルーの椅子のコントラストがかわいい。
内装はちょっとフレンチビストロ、cafe、みたい。

洋食屋さんて、メニューが豊富。
http://www.99katsui.sakura.ne.jp/lunch.html
が、私は迷うことなく、『頭までおいしいエビフライ』を注文。
小さい頃から大好きだったのだ!エビフライ。

定食にはサラダ、ご飯&豚汁orパン&スープ、ドリンク(ビールやグラスワインも含む)が付き、1,500円なり!!
サラダも厚めなスモークサーモンと、キッシュみたいなのがのっていて
かなりのボリューム。
私は、洋食には絶対ご飯!派なので、ご飯と豚汁が出てきたのだけど、
この豚汁、豚で出汁をとってるのかもしれないが、牛肉の固まりも
入っていた。
かなりゴージャスな肉系のスープ。

で、肝心のエビフライは、3尾。
2種類の海老があり、頭まで、しっかりいただけました。
カリカリで本当に美味しかった。
エビフライ好きとしてうれしかったのが、タルタルソースの量!
普通、たりなくなるくらいなのに、ここのはたあーーっぷりあって、
しかもあっさりした味なので、たくさんつけても余ってしまうほど。
大満足!

このボリュームで1500円は絶対に安い!!!と思った。
めちゃくちゃお腹一杯になった。


ちょっと残念?というか不思議なのが、お皿を下げるスピード。
料理が出てくるのも早いし、店員さんが常にフロアを気にしてくれてるのは
いいのだけど、皿があくなや否や、あっという間に「お下げしてよろしいですか?」とくる。
ちょっとゆっくりできる雰囲気ではない。
それと、サラダのお皿もメインのお皿も同じ大きさなので、
2人かけのテーブルでは狭すぎる!

せっかくおいしいのに、ちょっと残念・・・
まあでもこのコストパフォーマンスのよさなら、どんど客を回転させないと
ならないのかな・・・

ちなみに関係ないけど、ウエイトレスは全員おばちゃんでした。

また行きたい!!(但し、お腹すいてる時に)お店です!


This is 関西人!?

2009年10月11日 | Weblog
とある平日の昼間、普段はめったに乗らない市内バスに乗ろうと、
バス停でバスを待っていた。

1時間に2本しかないバスを逃したら大変と思って、
時間より少し早めにバス停到着。

すると、リュックを背負った70代(たぶん)のおばあさんが
やってきて、バスを待っている気配

バス停でバスを待つ2人。
それはそれで、フツーの風景なのだが、違ったのはここから。

そのおばちゃん、何を思ったか?いきなり私に近づいてきて、
「これあげるわ」って、差し出したチョコ味の飴。
昔懐かしい、赤い色の包み紙。楕円形の形。
私も食べたことのあるキャンディーだった。

「えぇっ」といきなりの好意にびっくりの私
拒絶する理由もないし、「あ、ありがとうございます」と受け取る私。

するとおばちゃん、「このバス、絶対時間通りには来ないよ。
たいがい5分は遅れるわ。ひどいときは10分くらい遅れるときもあるよ」って。
「へぇ-そうなんですかぁ・・・」と私。

二言三言言葉を交わして、またバスを待つ二人。
おばちゃんの言ったとおり、時間を過ぎても来ない
7分くらい過ぎたところで、やっときた

おばちゃんは先に私を乗せてくれ、お互いに「これからどちらへ行くんですか?」
「百貨店にお買い物でも行くの?」なんていう世間話を少々。
私は2つ目のバス停で降りる予定だったので、あっという間にお別れに。

「じゃあ気をつけてね。」「ありがとうございました、飴」と言って別れる二人。

不思議な感じ。
これが関西人というものなんだろうか??
おばちゃんも私もマスクをしていたので、風邪でもひいてるのかと思って
気遣って飴をくれたのかな?
そうそう、大阪では何故か、飴を『飴ちゃん』と呼ぶ。不思議だ

ま、秋らしい涼しい風の吹く午後、ちょっと気持ちが暖かくなった時間だったのでした・・・。

ポンテベッキオat西梅田

2009年09月30日 | 大阪の美味しいもの
たぶん、大阪で一番有名で人気のあるイタリアンといえば、
ここなのでしょう。

『ポンテベッキオ』

本店は北浜。
他に3店舗?かな?

今回、本店は敷居&値段が高いので、西梅田の明治安田生命ビルにある
支店に双方の両親と私達の6人で行って来た。

ビルの最上階、30階にあるお店は、白を基調とした洗練された感じ。
天井もたかくて開放感がある。
土曜日のランチだったけど、ほぼ満席。
たぶん、予約をしてないと、だめなんじゃないかな?


特に頼んでいなかったのだけど、個室のような、隣と仕切りのある
空間に通され、かなりゆったりとお食事できました。


さて、ランチメニュー。
パスタとメインをそれぞれ2品の中から選び、デザートとコーヒーがつくのが
2100円。
これに前菜のお皿がつくのあ2940円。
さらにもっと高いのが6000円代であったかな?
これは眼中になかったので、よく覚えてない

2100円のコースを選んだ私達。
まずパスタは、生の秋刀魚とクレソンのスパゲティ。

びっくりするぐらいクレソンたっぷり。
ちょっと苦味を感じる大人の味。
私が秋刀魚が大好きなので、こっちにしたけど、
生の秋刀魚はやっぱり刺身で食べるのが一番だなあ・・・と思った
もちろん、大変美味しかったのですが

もう一つパスタは、手打のタリアテッレに豚肉のトマトソース。
こっちも美味しそうだった

そしてメイン.
私はスズキのアクアパッツァを注文

おいしいお魚のダシが染み出たスープには、
自家製パンのフォカッチャをつけていただくと、美味しかった。

このフォカッチャ、とっても旨い
もう一つのパンは全粒粉入りかな?ちょっとブラウンな色。
途中、パンのおかわりを持ってきてくれた
その時は、レーズンとくるみの入ったパンもあった


もう一つのメインは豚肉と、りんご、ジャガイモ、たまねぎを
絡めたソテー。
豚肉の塊がかなりおっきくて、食べ応えがありそうだった。


全体的にこのお店はボリュームがあるので、この2品で十分お腹は満足。
デザートはさっぱり、グレープフルーツとバニラビーンズ入りアイスに
ヨーグルト風味を効かせたもの


このデザート、特に年齢の高い両親達に大好評だった
というか、パスタもメインもかなり気に入ったようで、
大絶賛でした。

店内には私達のように、2世代、3世代で来店してる人も多かった。
世代を超えて、「美味しい」「値段の割りに本格的なサービス」
と思われるのが、人気の秘密なのかな?

ちなみに、ランチでもサービス料10%はとられるんだけどね。


大阪にきたら、是非、一緒に行きましょーーーう

美々卯本店

2009年09月28日 | 大阪の美味しいもの
『うどんすき』といえば、美々卯。

生まれて初めてうどんすきを食べたのは、たしかOL生活一年目?の時だった。
たまたま銀座のOLとなった私は、当時の上司に連れられて、
銀座のはずれ、京橋にある美々卯京橋店に行った。

うどんすきも初めてなら、凍結酒を飲んだのも、ここが初めてだった。

どちらも美味しかったなあ・・・・

以来十数年、うどんすきを食べていなかった。


のだが、大阪へ越してきて、今住んでいる家の近所に美々卯の本店があることを知った。
もともと美々卯は泉州堺に200余年続いた料亭で、代々耳卯兵衛を
名乗っていたのが、先代平太郎が大正13年以来、麺類を転職と定め、
耳卯楼を美々卯と改めた。
以来、うずら蕎麦やアナゴそばなど、数々の麺料理を創作し、昭和3年、
平太郎が「うどんすき」を考案したという。

私は、大阪=うどんの食文化だと思っていたので、この美々卯もてっきり
うどんやだと思っていたら、実は蕎麦のほうが歴史が古かった。

本店は小さいながらも歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気。
御霊神社の浦手にひっそりと佇む。


横浜から両親が出てきたので、いい機会だと思って行ってみた。

いくつかコースもあるのだけど、お酒を飲まない私達は、
シンプルにうどんすきのみ(3600円)を注文
4人だったので個室を頼んだけど、個室料金は特になし。
なので、ゆったりといただけた。


これで1人前の量。
うどんの量はかなり多い。
この他に焼き餅と海老が1ぴき付く。

具材は、白菜やしいたけ、サトイモ、にんじん、大根、湯葉、生麩、
鶏肉、三つ葉、あなご、がんも等々盛りだくさん
これらは下味がしっかりとついているので、鶏肉に火がとおりさえすれば、
OK.


意外と濃い目の出汁で煮る。
さすがうどんすきのウドン。煮込んでも煮崩れない。
それなりの歯ごたえが続く。

まだまだ暑い大阪だけど、かなりお腹一杯になり、大満足のうどんすきでした。

本店と言っても、敷居は高くなく、蕎麦やうどんの単品が700円代からあるので、気軽に入れるお店だ。
またお蕎麦を食べに行きたいな。



シャングリラホテルTOKYO

2009年09月10日 | 旅日記
久々にNYから帰国した友人と、東京で会うことになった。
何する?どうする??

二度目の成人式を迎えた二人の出した結論=「ホテルでゆっくり過ごそう』ってことだった。

どっかの有名なレストランで食事するよりも、
化粧を落として、パジャマ姿になって、ホテルの部屋でテレビを見ながら、
買ってきたお惣菜とワインを楽しむほうが、私達にとっては
贅沢なのだ

最近、東京には色んな外資系ホテルが誕生してて、
どれも気になってた。
通常価格なら、私達には手の出ないホテルも、この不景気でかなり
お安いプランを出してきていた。

候補としては、シャングリラのほかに、ペニンシュラ、マンダリンオリエンタル、
リッツカールトンなんかがあがったけど、次の日で大阪へ帰ることを
やお惣菜を買いやすい=デパートが近いことを考えて
東京駅から3分のシャングリラにした

駅から3分なら、地下でつながってるかと思ったけど、そうじゃなかった
ほんの少し、外を歩かないと、ホテルの入口に行けない。
これはちょっと不便だった。

というのも、それまでが続いていたのに、
私がホテルに泊まるというその日、関東地方に台風が接近していた

「えーーーなんでぇ。せっかくの高層階のお部屋で
綺麗な夕焼けとか朝焼けを期待していたのに・・・」

友人「雨女だからでしょ」と一言。

そうだった。そうでした
私はかなりの雨女
今までも大雪降って飛ばなかったり、
沖縄で大雨に遭ったり・・・と伝説は数知れず・・・

にしても、何も関東地方を直撃しなくてもねえ・・・・

まあ、部屋の中でゆっくりするつもりだったから、
別に雨でもいいんだけど。


というわけで、大丸でお惣菜を買い込み、ホテルに夕方チェックイン
フロントスタッフは若い女性。
思ったよりも気さくな感じ。(高級ホテルだから、気取ってるかと・・)
荷物を持って部屋まで案内してくれたのも、女性。
キュートな感じで、にこやかにお部屋の説明をしてくれる

途中まで気づかなかったけど、実は彼女は中国人だった。
でもとても綺麗な日本語を話し、笑顔を絶やさない。

ホテルに到着したときのスタッフの対応、って大事だよね
爽やかに気持ちよく対応してくれると、「あー、このホテルにしてよかった」
って思えるもの

まずは一息、お茶でも飲もうと
ティーセットのある扉をあけると・・・


すごいすごーーいさすがシャングリラ。
紅茶と緑茶はテイーパックのほかに茶葉の入った缶も用意されてる。
もちろん、コーヒーも。
そのほか、はちみつやお砂糖も本格的。
しかもお茶を入れる急須がまた素敵


鉄瓶なのです

お煎茶用の湯飲みのほか、コーヒーカップ、ワイングラス、
ウイスキーグラス、シェリーグラスまで一通り揃ってた
素敵

紅茶を入れてライティングデスクへ移動
すると何気なくBOXがおかれてた。
あけてみると・・・

チョコレートが入ってた

お皿には綺麗なナプキンがのっていて

まあ、考えてみたら、旅館には必ずお茶とお茶菓子が用意されてるよね
そういった雰囲気。
でもこのチョコ、高そう・・・


お部屋の雰囲気は・・というと


深めのワインレッドやブラウン、ベージュ系のトーンでまとめられた
シックな雰囲気。
とても落ち着く。
どことなくアジアンチックな感じがするのは、この色のせいかな。

バスルームのアメニティはフランスのロクシタン



バスルームとトイレは当然別。
バスタブもとても広く、シャワーは普通のシャワーヘッドと、天井から
流れ出るレインシャワーの二つ。

バスルームと部屋の仕切りはガラス。
なので、バスタブに入りながら、窓の外の景色を楽しめる。
もちろんブラインドを下ろすこともできるので、プライバシーも心配なし


バスローブの他に浴衣とパジャマまであって、さすが

そんなゴージャスな雰囲気の中で、大丸のお惣菜で乾杯した私達

一番感動したのは、朝ごはん
朝食なしのプランとアありのプランでは1000円ちょっとしか変わらなかった
から、ありにしたら、これが大正解

ホテル内のレストランはもちろんのこと、ルームサービスでもOKというのだ
しかもメニューは、普通のルームサービスメニューと一緒で
アメリカン、コンチネンタル、ヨーロピアン、和食、アジアンまでとかなり充実
値段を見ると3500円前後
すっごーーいうれしい

ホテルの部屋での朝ご飯ってすっごく贅沢じゃない??
化粧もせず、パジャマのままご飯が食べられるって幸せ

テーブルには欄の花も飾られていて、素敵な朝でした・・・

でも窓の外は・・



最悪の状態
ま、これもよい思い出となるでしょう・・・

10数年前、この景色の中で働いてたんだなあ・・・と思うと
なかなか感慨深かった(かなり景色は変わったけど)
また機会を見つけては、女友達とホテルstayを楽しみたいな


駅弁

2009年09月07日 | 旅日記
でのたびが好き
の移動は楽だけど、夏は日差しが暑いし、何しろ渋滞が大嫌い
電車ならお酒飲んでもゆっくり眠れるし、本も読める

この夏、青春18切符での旅行を計画していたのだが、
諸事情により延期になった

電車のたびの楽しみの一つは駅弁
各駅電車に乗り、どの駅で、名物駅弁を食べようか・・・と
色々考えていたのに、残念


でも先日、横浜へ帰る機会があった
最近のは高速化が進み、新横浜~新大阪間はたったの2時間15分
のんびりとした電車のたびとは行かないが、それでも駅弁を食べる時間はある

残念ながら、京都に比べて新大阪は名物駅弁が少ない
けれど、こんなおもろい駅弁を見つけたので、トライしてみた


その名も『大阪弁VS博多弁』


このネーミングからして、大阪っぽいよね


中身は・・・というと・・・


いわゆる、大阪を代表する味VS博多を代表する味が彩り鮮やかに詰ったお弁当
お値段1,050円也。

博多は明太子を使ったおかずや、ふぐのから揚げ等
結構揚げ物系が多かった

対する大阪は
昔ながらの優しいおかず、高野豆腐や野菜の煮物、炊きかしわ(この呼び名が
関西だよねー)なんかがあって、ヘルシーな感じ。

結構なボリュームにかかわらず、完食

この対戦、わたしとしては、大阪に軍配があがった

新大阪からに乗る際、お弁当食べる機会があったら、
是非食べてみて

高野山の精進料理

2009年09月06日 | 旅日記
ちょっと時間があいてしまいましたが、高野山でのお話。
ま、いわゆる色んな建築物を見て、今夜の宿坊。恵光院に到着したのが
午後4時頃。


まずは早速お風呂へ
まあ、一般の旅館の家族風呂といった感じで、5,6人は一緒に入れる広さ。
時間が早いこともあってか、私が一番乗り気持ちいい

脱衣所で着替えていると、次の客が・・・
やはりここでも外人だった
なんとなく、会釈して、風呂場を出た


この宿坊は、特に外国人の宿泊客が多いらしく、
ローマ字でEKO-IONと門外に書かれていた

その多さ、ほんと、ハンパじゃなかった。
私達の部屋は本館2階の8乗和室。
下の部屋はスペイン人のグループだったし、隣の部屋はアメリカ人3人
が泊まってた。
下からはスペイン語、隣からは英語が聞こえて、かなりリスニングの勉強になった

なにせ、宿坊は隣の部屋とは襖一枚隔てただけ。
アメリカ人のでかい声は筒抜けなのだ。
なんで彼らの声って、あんなに通るのかなあ・・・とつくづく痛感したのでした

部屋には扇風機しかなく、窓には網戸がない。
昼間は窓をあけていればそれなりに涼しいけど、夜は窓をしめなければならなかった(虫が入ってくる)ので、ちょっときつかったです。

部屋から見た眺め

晩御飯は早めの5時半。
若い修行僧達が、部屋までお膳を運んでくれる

私達は一番安いプランだったので、お部屋も小さめ、ご飯のお膳も2膳。
もっと上のランクになると、部屋も広く、綺麗になり、お膳も3膳になるそうだ

それでもおいしいご飯に大満足
これ、一の膳

こちらが二の膳

ご飯もおひつにたっぷり入って、とおってもおいしくて、ついついおかわり。
二人で完食してしまいました

夕飯のあと、阿字観という一種の座禅のようなものを体験
道場に移動し、瞑想にふける

部屋に戻ると、きちんとお布団がひかれていた


そうそう、ここでは写経も体験できる。
宿坊によって、そのスタイルはちがうみたいだけど、
こちらは自分の部屋で、好きな時間に仕上げる、というもの

筆ペンなのが、ちょっと残念だったけど、
それでもたたみの部屋で正座して、一生懸命書きました


そして就寝。
部屋にはテレビもあるし、旅館みたいなお茶セットと御菓子もあった
隣の部屋の話し声がうるさくて、(英語だから、微妙に話してる内容が
わかるんだよねぇ。。。何度注意しようかと思ったことか・・)
なかなか寝付けなかったけど、彼らも11時半頃には寝てくれた

翌朝、6時半から、本堂でのお勤めに参加
ここでも外国人の多さに驚く。
日本人2割、外人8割といったところ。
外人はカメラを片手に、お経を唱えるお坊さんを撮ろうと
必死にシャッターを押していた。

少数派の日本人は、そんな彼らの前で、御焼香をあげる。
「うわあー、きちんとしたマナーを知らないと、外人に
これがお焼香なんだ、って思われちゃうんだ」などと
余計なプレッシャーを感じたりして

このお勤め体験はとてもよかったけれど、
あまりに観光化していて、ちょっと日本人の私には、心穏やかになれなかった
のが残念

このあと、毘沙門堂へ移動し、護摩炊きに参加


これがすごくよかった
とても狭い空間で、一番前で見れたので、炎の暑さや、僧侶さんの手の動き
ひとつひとつを細かく観察することができた。
おもしろかった

このあと、大広間で、外人のみなさんと朝食。
お味噌汁とお新香とナメタケ昆布と味付け海苔、あとインゲンの胡麻和えくらいが
あったかな??
私達日本人にとっては、白いご飯そのものがとてもおいしいので、
味噌汁と新香があれば、全然OKなのだけど、
外人にはきつかったらしい・・・とくにスペインの方々には・・・・

白いご飯に醤油さしの醤油を全部かけ、なめたけをかけ、ぐちゃぐちゃに混ぜ、
それも結局食べることができず、無惨な状態で残していた・・・

宿坊でのご飯。大切なご飯粒。本来なら、一粒残さず食べるべきなのに、
こんな状況を見て、ちょっと心が痛くなった・・・


この宿坊は奥の院の入口がすぐそこ。
宿を出た後、奥の院へと向った

ここは緑が深く、風が気持ちよかった・・・
見渡す限り、お墓、と言うことを除けば・・・・

こんなにたくさんの古いお墓がある場所、他でみたことなかったので
ちょっと怖い気もした


宿坊での体験、とても面白かった。
お食事もおいしかったし。
でも次回は、外人いない、こじんまりとした宿坊に
ゆっくりと滞在したい、と思ったのでした・・・

だって、日本にいる気がしなかったもんね

高野山

2009年08月21日 | 旅日記
暑い暑い大阪市内から、少しでも涼を求めて・・・・
真夏の高野山へ行って来た

前々から、行ってみたい場所だった

高野山は和歌山県の標高1000メートルの山の中。
夏は涼しく、真冬は雪で真っ白になる場所。

お盆の直前、8月12日に一泊二日で。

宿はいわゆる『宿坊』といって、
高野山の中にたあくさんあるお寺内の宿泊所

お寺に泊まるっていうイメージは、堅い床の上に、大勢でごろね??
みたいな感じだったけど、実は全然違う

宿坊ってのは、お食事が精進料理っていうだけで、あとは基本的に
旅館と変わらない。
夕食は部屋でいただけるし、お布団の上げ下げもしてもらえる。
テレビもあれば、夕飯時にビールや日本酒などを注文することもできる。
それでいてお値段はリーズナブル。お盆でも特別料金にならないところがいい


高野山へは難波駅から極楽橋駅まで南海高野線で約1時間半。

この日、私達は特急こうやに乗った

そこからケーブルカーに乗り換え、高野山頂到着。
さらにバスに乗り換えて15分ほどいくと、街の中心地に着く

いやはや驚いたことに、高野山には外人が多い
本当に多いまるで京都並み。いや密度から言えば、それ以上かも
なにせ世界遺産に登録されてから、急激に外国人の数が増えたそうだ

まずは総本山、金剛峰寺へ



この寺は文禄二年豊臣秀吉が亡母の菩提のために建立、さらに文久三年
再建されたのが現在の建物だそうだ。

中には蟠龍庭という日本最大の石庭があったり、
秀吉の次男、豊臣秀頼が自決した部屋や上壇の間、
大台所
等など見所いっぱい

新別殿という大広間では、お茶とお干菓子が頂けた


まだまだたくさんの素晴らしい建築物がある高野山。
続きは次回へ

告白

2009年08月03日 | Weblog
普段、あまり読書はしない私。
読むとしても、ノンフィクションが好きで、エッセイとか、旅行記とか
ルポライターみたいのが好き

たまたま家にこの本があったので手に取った

2009年度本屋大賞受賞の話題作。
『告白』

パラぱらっと読み出すと、とまらなくなった

一人の中学教師の告白から始まるこの作品は、
何人かの告白によって構成されている。

シングルマザーである教師の勤める中学校のプールで、彼女の最愛の一人娘が
事故死する
しかしその死には、おそろしい真実が

少年の犯罪が増加しつつある昨今、中学生達の心理を的確に捉えながら、
事件の被害者の心理や、加害者の家族やその周りの友人たちの心理も
真に迫った形で捕らえ、驚きのクライマックスへと、一気に読むことができる

結末については、「小説だからね・・・」と思う人もいるかもしれないけど、
私ははっきりいって、「すっきりした」

そう感じる人が多かったからこそ、この本が本屋大賞を受賞したのかも、
とも思う。

まだ呼んでない人には、
是非お勧めの一冊です
とにかく面白いです