バラの花が浮かんだポーチ。着物の裏側を使っています。表地は黒地に赤のバラなのですが、裏の方が、玉虫色がかってきれいです。
先日、R一と、金沢から送られてきた甘エビの皮むきをしていて、
仕事で、甘エビの皮むきを、いっぱいやっていた頃を思い出しました。
外食産業の会社で18年間働いたのですが、始めはホール係りを6年半。
次は調理場。
最後に接客、レジ係り、調理、献立を決めるのまで全部を、相棒と二人だけでやってきました。
ホール係りから調理場に、自分の希望で飛び込んだ、北海道料理の店。
甘エビの皮むき、鮭の三枚おろし、帆立貝から身をとり出す、タコ、烏賊の皮むき、カニの足に包丁を入れたり、面白い仕事がたくさんありました。
その仕事場には、若いピチピチのお兄ちゃんが5人いて、
かなり繁盛している店だったので、ど素人のおばさんに(その時はまだわか~いおばさん。ちょっと大目に見てもらって、お姉さん。・・・やっぱムリ)
手取り足取り教えるのは迷惑だっただろうに、それでも
嫌な顔せず、
「なんでも、経験だから。慣れれば上手くなるから。焦らなくていいから。その内、出来るようになるから。」
ピチピチのお兄ちゃんは、心もピチピチでした。
皆が、私の成長を気長に待ってくれたのでした。
そろそろ、5月病で悩む新入社員の方々へ。
「何事も経験ですから。経験をいっぱい積めば、上手になりますから。」
と、自分にも言い聞かせているkeikaであります。
その時一緒に働いていた店長から、10年ぶりに電話がありました。、
「年末ぐらいに、S(店の同僚)と一緒に、新しい店を開店するんだけど、手伝ってもらえませんか?」
有難いお誘いでした。