たまおのページ

遊びと旅のページ。
他にも「ボヤキ、グチ、ネタミ、ソネミ、イヤミ」などなど(^O^)/

りりーさんぼらんてぇあ

2015年10月01日 | Weblog
 10月 1日

 りりーさんのボランティア。

 英会話仲間のりりーさん、長く学校の先生
だったんですが、定年後は「音訳」(録音)の
ボランティアをしていたんだそうです。

 音訳って? アタイは知りませんでしたねぇ。
点字翻訳なら分かりますが、音訳はりりーさんに
聞いて、初めて なるほどぉ でした。

 それはね。点字図書館などで、利用者が「これこれの
本(各種文書)を録音してください」てなことを
要望すると、その文書を録音して渡すんだそう
です。(社会福祉協議会などが行っている)

 これがまた思っているほど簡単なことじゃないん
だそうですよ。
 まず録音完了するまでの期間が決められます。
時間じゃないんですねぇ。期間です。りりーさんの
場合、文章の量にもよりますが、だいたいは
2~3カ月以内だったそうです。

 他には小説などの場合だと、感情を込めて読んでは
いけないそうです。どう読み取るかは、本人が決める
ことだからね。
 でも、やっぱ本を読むときは感情が入ってしまい
ますよね。主人公の味方をしたりね。(笑)

 そいから、学術書とか学問関係など、図形や表や
グラフが出てきますが、それを言葉で表現するのが
難しいそうです。
 そりゃそうだよね。グラフなんか、見ればすぐに
わかるのに、それを言葉で伝えなきゃいけないん
だからさ。

 どうやって表現(言葉)にすれば分かってもらえる
のかを、何日もかかって考えるんだそうです。 
 また、録音しているとき、気持ちが乗ってきたら、
途中で止めたくないので、徹夜して仕上げることも
あったそうです。

 何時間も座ったまま(体を動かさない)で録音する
ことになるので、体への負担が大きくなって、膝を
痛めたし、滑舌(カツゼツ)が悪くなってきたので、
止めたんだって。
 
 寸志のような薄謝のようなお金はもらえるそう
ですが、基本はボランティアなんですよ。
 やっている労力を考えたら、ふんとに雀の涙だった
そうです。
 でも、ヤリガイはあったんだって。社会貢献だ
よね。

 「でもね。私がやっているときはパソコンで編集
できるようになってからだから、まだ楽だったのよ。
それより以前はテープに録音だったでしょ。とにかく
一言でも間違えると、最初から録音のやり直しに
なることもあったみたいよ」(テープも編集でき
ますが、面倒ですよね)

 ふんとに、こういう人に支えられているんだよね。
アタイなんか、小説などだったら、絶対に感情を
入れて読んでしまうよ。(^O^)/
コメント