CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

ドイツ・オランダ出張彫刻の旅 その1 ~フライト~

2018年08月09日 | 2018ドイツ・オランダ紀行
久し振りにブログアップします。
今年はドイツに来てすぐにオランダへ、そこからドイツに戻り・・・・という行程を進んでいます。
涼しいはずのドイツも、今年はかなり暑いです。
50歳過ぎた夫婦ふたりで行く冒険にも似た分類の無い海外出張ツアーです。
社会からお預かりしている里親募集中の保護犬たちを友人たちに預け、約40日に渡る日本人があまりいないヨーロッパの田舎を巡り、彫刻します。
それでは少しずつアップしますのでお楽しみに!!

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まずここ2年ほどこの時期に行っているドイツ・テューリゲン州・フロリアン リンドナー氏のチェンソーアート関連。今年はルフトハンザの直行便の価格が高くて断念し、格安チケットをインターネットから予約することにした。いろいろある中でタイ航空を選び、予約会社をJTBにした。何かもしもの事態にあった時、それでも日本の会社の方が何とかなるのではないかと思ったのだ。今は格安チケットの価格とそれを販売する様々な組織が名を列ねるサイトが運営されており、便利な時代だ。
7月6日、この日フライト予定で朝早く関空に向かう道中は、大雨によって行く手を阻まれる。関空まで送ってくれる友人のKMさんが運転してくれたのだが、順調と思われたルートは通行止め。正直言うと、和歌山・大阪間の高速道路は「通行止め決定」が早すぎるのではないかと思う。そのために一般道は大渋滞し、そこに豪雨が襲い更なる災害になりかねない。いつも不思議に思う。まあ、そんな日に移動した我々が悪いのだ。仕方ない。本来なら一日早く移動し、空港近くのホテルで待機すれば問題は無かったハズだ。
渋滞でフライトに間に合わない時間が経過し、一瞬うろたえたが、冷静にそのことをどう伝えるべきかを考え、チケット予約した会社に連絡し、対応してもらうことにした。
JTBで予約して良かったと思えた瞬間はココだ。 まず時間はかかったが担当者に電話することができ、親切にに対応してくれた。これが他の販売会社だったらどうだっただろうか。ただでさえ、この状況下は他の客も同じ状況下の人が多く、キャンセルなどの対応に追われているハズだ。そんな中で素早く対応してくれたのがJTBであった。感謝申しあげたい。
結局、タイ航空側の対応で1日遅れての同じ便に変更ができ、無事関空から飛び立つことができた。タイ航空に電話したくてもなかなか繋がらず(今は電話番号自体が記されていない)、どうやって変更したら良いのか、当日乗れないことをどう伝えたら良いのかなどができない状況下では、チケット販売会社に頼る他無いのだ。チケット会社の担当者がタイ航空側にまず乗れない状況を伝え、1日遅れても良ければ同じ便に乗れるという交渉をしてくれた。格安チケットで変更が効かないものをあるそうだ。当日別便のものを購入し、現地に向かうことを一瞬考え、インターネットで当日チケットを検索したが、余分に20万円以上かかることが分かり、
それも覚悟したので、1日遅れてのフライトは本当に助かった。


ここで当社(チェンソーアート・ジャパン)のスタンスを説明すると「仕事の移動には余裕を持て」を教訓にしている。これはアメリカで活動していた際、乗っていたモーターホームが古いもので、良く故障した。移動時間が異常にかかった経験から来るもので、日本国内でも仕事の1日前には現地入りできる体制をとっている。整備されたトヨタ車でさえ、予測できない故障で時間がかかることも多々ある。そうしたことを調整できる時間を含め旅のプランを考えなくてはならない。なぜなら顧客(クライアント)に迷惑をかけることになるからだ。

今回、関空に移動する時間の設定が甘かったので1日遅れたが、ドイツ・フランクフルトで余裕を見て2泊する予定だったのでそこを1日削って調整できた。仕事に遅れず対応できたのだ。
なかなか休息がとれない仕事なので、フランクフルトでゆっくりしようとしいていたのが、やはりゆっくりできない結果となったが、まあ仕事に遅れるよりは良いか・・・と思う。

タイ航空のチェックインはインターネット上で済ませ、カウンターでは預け荷物の受付をしたのだが、私たち夫婦はなるべくヴィーガンなベジタリアンなので機内食はヴィーガンを指定する。今回は便の日変更によって対応できないとJTBからは言われたが、カウンターでは「ヴィーガン食で承っております」と言われホッとしたが、出された機内食がとても美味しくなくて残念であった。日本で作って乗せる機内食でヴィーガン指定するとなぜもこう味の無いまるで糖尿病食のようなものが出てくるのだろうか。(ちなみにドイツから帰りの便で出るヴィーガン食はとても美味しい)



タイ航空でドイツに行くのは初めてで、いつもは関空からルフトハンザ航空直行便を利用している。タイ航空はタイ・スワンナプーム国際空港で約8時間も乗り継ぎ便を待たなくてはならないが、その空港でマッサージや美味しい果物をいただき、リラックスタイムに当てる。






大きな立体像などがディスプレイされており、彫刻を仕事にしている私にとっても興味のある空港である。






フランクフルトまでの便に乗り込み、いよいよドイツ入り。タイ空港から積み込んだヴィーガン機内食に期待したが、はやり美味しく無かった。残念だ。タイなら美味しいと思っていたがダメだった。帰りはフルーツ食を指定しようと思う。


フライトは快適。無事ドイツ・フランクフルト国際空港に到着した。   <続く>