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K's Journal

トライアスロンライフと日々の徒然なる出来事

都市対抗野球 Honda優勝

2009-09-02 15:30:33 | 日記
都市対抗野球は昨日で終了し、狭山市代表のHondaが優勝しました。
不景気の影響を大きく受け、F1から撤退、野球部も例外なく経費削減で、
春季キャンプ自粛等、厳しい環境のなか、素晴らしい結果だと思います。
中心選手の長野選手は19打数11安打、打率5割7分9厘。
この選手は学生時代からジャイアンツ入りを熱望していて、今までドラフトで他球団に2度指名され2度とも拒否しています。
今年は念願かなってジャイアンツが1位で指名するとの噂。


さて第60回都市対抗野球はプリンスホテルが唯一都市対抗で優勝できた年です。
実は前年が優勝候補の筆頭で、東京都予選も3連勝で堂々の東京第1代表で本戦へ。この年はエース石井丈裕(西武)、4番中島輝士(日本ハム)。
チームのエースと4番が全日本でもエースと4番ということで、バリバリの優勝候補でした。
1回戦は大阪ガス戦。先発石井。
途中までリードするも、追いつかれ延長戦にもつれ逆転負け。
まさかの初戦敗退でした。

翌年石井、中島ともプロ入りし、戦力はかなりダウンと見られていました。
それでも今考えてみると、この年のエースは橋本武広(ダイエー→西武)、4番は石井浩郎(近鉄→巨人→横浜)とプロで活躍した選手ですから、スゴイメンバーだったのですが。他にも住吉善則(日本ハム)、山下和輝(阪神)と後にプロ入りした選手がレギュラーでした。

東京都予選は初戦の鷺宮製作所戦は5-4で勝ちましたが、次の熊谷組戦で2-8と大敗。そこから勝ったり負けたり。
東京ガスに4-2で勝ち、東芝府中に16-6で勝ち、第2代表決定戦で再度熊谷組と当たるも5-8でまた敗戦。
第3代表決定戦で東芝府中に10-6で勝ち、ようやく都市対抗本戦へ進出できました。予選では投手陣がなかなか本来の力を発揮できず苦戦したという記憶があります。

本戦では1回戦がJTと。6-3で勝ち。勝ち投手が白井投手(日大二高出身、ケンズの飯島監督の教え子らしい。他にも2番打者でレギュラーで活躍していた田辺選手も日大二高出身で飯島さんの教え子らしい。)
予選で不調だった白井投手が好投し投打が噛み合い、これはけっこういけるのではという雰囲気がありました。
同じく予選では不調だった橋本投手も大会を通じて予選とは別人のような好投をしました。もともと東農大では東都のドクターKと呼ばれ大学時代から活躍していましたから、本来の力を見せられたといったところでしょうか。

2回戦はVSトヨタ自動車。古田選手が中心選手として活躍していました。
この試合も投手陣が頑張り継投もはまり、攻撃は少ないチャンスをものにして4-3で接戦を制したと記憶があります。

準々決勝がVS河合楽器。河合楽器のエースは平田投手。享栄高校で甲子園で活躍し、その後中央大学でも活躍した好投手でした。
緊迫した投手戦になり、1-0で勝ちました。
決勝点は瀬戸山捕手のスクイズだったと思います。(瀬戸山捕手は中京高校卒業時にジャイアンツから4位でドラフト指名され拒否してプリンスに入ったという選手。)

準決勝はVS松下電器。この試合は本当にいい試合でシビレました。
またしても投手戦で接戦になりました。
松下電器はリリーフで潮崎投手(西武)が登板してきました。横手投げで球が速く、鋭いシンカーで好投しました。プリンスの打者は空振りかファウルで、なかなか前に飛ばせないほどいいピッチングをされた記憶があります。
9回裏、松下電器の攻撃で、1死満塁というサヨナラ負け、絶体絶命のピンチに追い込まれました。
マウンド上は白井投手、松下の打者は広岡選手(広岡達郎さんの甥っ子さんか親戚だったと思います。)
白井投手の決め球、フォークボールを広岡選手が打ち、
ピッチャーゴロ、ホームゲッツー!
サヨナラのピンチを一気に切り抜けました。
延長13回の表、プリンスは1点を取り、3-2で歴史に残るような好試合を制しました。

決勝はVS大昭和製紙北海道。準決勝で野茂が先発した新日鉄堺を打ち負かして決勝に進出してきました。
準決勝まで接戦をものにしてきたプリンスホテルは1戦ごとに強くなるような感じでとてもいい状態で決勝を迎えたと思います。
8-3で勝利し都市対抗で優勝しました。この試合では同期の西庄選手が終盤にダメ押しのホームランを打ってくれました。

プリンスホテルはもともと打撃のチームでしたが、この大会は投手陣を中心とした固い守りで相次ぐ接戦を勝利し優勝できたように思います。
守備では洗練されたトリックプレーも見ました。
相手チームのランナーが2塁にいる時に、
投手が2塁へ全力で牽制球を投げる「ふり」をする。(実際には投げていない。)
2塁ベースカバーに入った遊撃手が牽制が暴投になった「ふり」をして横っ飛びに飛びつく「ふり」をする。
そしてセンターが暴投で抜けてきたボールに猛ダッシュでカバーに入る「ふり」をする。2塁ランナーはてっきり牽制が暴投になったと思いこみ離塁する。
そこで初めて投手から2塁へボールが送られランナーをアウトにする。
こんな高度なトリックプレーは初めて見ました。

都市対抗野球では前の記事でも触れたように各チームの応援も華やかで大会を盛り上げます。
応援団コンクールというのもあり、この年の応援団コンクールの最優秀賞はプリンスホテルで野球部とともに頂点に立つことができました。
私もこの年は応援団のメンバーの一員でした。
そんなこともあって今も試合の様子が少し記憶に残っています。

つづく?

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