藤はマメ科の蔓性落葉木で山野に自生します。4、5月頃長い総状の紫や白色の蝶形の花をつけます。藤紋はこの藤の葉と花を紋章化したものです。藤は『万葉集』『西宮記』『古今著聞集』に描かれ、藤原氏の栄華を極めた時代であり、当然文様としても流行し織物などに描かれました。
『藤』が家紋として史籍に初めて現われるのは『見聞家紋』で、讚岐の大野氏、摂津の伊丹氏、河内の由佐氏、美濃の伊賀氏、近江の箕浦氏、播磨の小寺氏などです。徳川時代になると、藤紋を用いる氏は『寛政重修緒家譜』によると、大名・幕臣など160家以上の氏が用いました。このように藤紋は我が国の代表的家紋の一つです。
使用氏の内訳をみると、藤原氏族が圧倒的に多いのが特徴で、分布としては、全国いたるところで見られます。
日本家系調査会
『藤』が家紋として史籍に初めて現われるのは『見聞家紋』で、讚岐の大野氏、摂津の伊丹氏、河内の由佐氏、美濃の伊賀氏、近江の箕浦氏、播磨の小寺氏などです。徳川時代になると、藤紋を用いる氏は『寛政重修緒家譜』によると、大名・幕臣など160家以上の氏が用いました。このように藤紋は我が国の代表的家紋の一つです。
使用氏の内訳をみると、藤原氏族が圧倒的に多いのが特徴で、分布としては、全国いたるところで見られます。
日本家系調査会