男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

下がり藤

2013年12月27日 | 家紋いろいろ
藤はマメ科の蔓性落葉木で山野に自生します。4、5月頃長い総状の紫や白色の蝶形の花をつけます。藤紋はこの藤の葉と花を紋章化したものです。藤は『万葉集』『西宮記』『古今著聞集』に描かれ、藤原氏の栄華を極めた時代であり、当然文様としても流行し織物などに描かれました。

『藤』が家紋として史籍に初めて現われるのは『見聞家紋』で、讚岐の大野氏、摂津の伊丹氏、河内の由佐氏、美濃の伊賀氏、近江の箕浦氏、播磨の小寺氏などです。徳川時代になると、藤紋を用いる氏は『寛政重修緒家譜』によると、大名・幕臣など160家以上の氏が用いました。このように藤紋は我が国の代表的家紋の一つです。

使用氏の内訳をみると、藤原氏族が圧倒的に多いのが特徴で、分布としては、全国いたるところで見られます。

日本家系調査会
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