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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業8章 3 早朝時間帯の残業

2025-03-14 12:03:00 | 【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  ■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業8章 3 早朝時間帯の残業 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 日常業務をこなしながら、アテンドという商社マンにつきものの業務を自分なりに見つめ直す竹根です。慣れないニューヨークを中心としたアメリカでのビジネスですが、時として折れそうになってしまいます。そのようなときに、若い竹根の支えとなってくれたのが、本社で竹根をフォローしてくれるかほりでした。彼女の父親は地元の名士ということから、竹根などに娘をやるわけにはいかないと厳しかったのです。かほりと竹根の努力で、結局、父親は折れざるをえず、晴れて結婚が認められました。
 たった一人でニューヨークで苦闘してきた、若者、竹根好助(たけねよしすけ)も5年の任期を終え、東京に戻り、本社勤務に戻りました。5年という歳月で自分の置かれている立場が急激に変化してきたことを実感している竹根です。その最大の変化が、まさか自分の身に降りかかると思ってもみなかったヘッドハンティングです。

◆8章 半歩の踏み込み
 ニューヨークでの5年の任期を終え、東京に戻り、商社マンとして中堅どころに足を踏み入れた竹根です。東京本社勤務が始まったばかりというのに、ヘッドハンティングという、想定だにしなかった話が舞い込みました。
 一方で、竹根の仕事ぶりは、常人とはかけ離れた発想での仕事ぶりでした。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆8-3 早朝時間帯の残業
 ニューヨーク5年勤務から戻った竹根の東京での仕事が始まった。
 電子機器事業部の中の、小型電算機部の係長をしている、同期の水町を訪ねた。水町は、福田商事の子会社である福田電算機の事務処理用に特化した、福田商事らしい電子計算機を販売している。
 水町に、竹根が今取り組んでいる内容を説明すると、すぐに答が返ってきた。
「プログラムとデータ部分を別々のテープで作成し、それを一枚の紙に出力をすれば、簡単に宛名入りの手紙を書くことができる。それにアンケート用紙を同封すればいいだろう。プログラムは、一週間もあればできるから、俺が作ってやる。それでいいか」
「ウン、恩に着るよ」
「その代わり、高いぞ。美人奥さんの手料理くらいはおごれよ」
「それなら安いものだ。そのかわり、味の方は保証しないよ」
 プログラムができれば、竹根自身が作業をしなければならない。まずは、電算機が使える時間帯に予約を入れなければならない。水町からの情報によると、朝八時以降は電子機器事業部など、福田商事の通常利用時間で、夜は、その日によって異なるという。そこで、竹根は、比較的利用者の少ない安定して利用できる早朝利用の申込をした。
 毎朝、五時ちょっと前の一番電車での通勤が始まった。かほりは、朝食用の弁当作りもあり、四時には起きなければならないのに、文句の一つ言わない。
 アメリカでは二四時間営業のコンビニができはじめたことは竹根も知っているが、日本にはまだコンビニというお店がない。
――お弁当を売っているようなお店が、早朝から開店しているといいのに――
 そう、思うのは、かほりではなく、竹根である。妻に朝早く起きることにつきあわせてしまうことが心苦しい。
 会社に着くと、電算機の電源を入れ、プログラムのテープをセットして読み込ませる。プログラムは、紙テープに鑽孔されている。コアメモリーという電算機本体に内蔵されているメモリー容量が小さいので、プログラムは鑽孔テープで管理をし、作業をするごとにそのテープを読み込ませるのである。
 プログラムが走り出すと、顧客データの入っている、別のデータ専用のテープから、一件だけ読み込み、それをプログラムのデータ領域に追加して印刷をする。差し込み印刷という作業である。今日なら、プログラムを作らなくてもワープロソフトを使えば誰にでもできるパソコン作業が、当時は電子計算機と言われたコンピュータで処理をするという大事(おおごと)なのであった。
 これをタイプライターで手打ちをするとなると、どんなに早く打っても、一件で三十分はかかるであろう。それが、電算機を使うと一分少々でできてしまう。その早さに、竹根の驚きは大きく、竹根の時間を大幅に短縮してくれる。
 電算機が処理をスタートするとその作業が繰り返されるので、竹根はかほりが用意してくれた弁当を開く。今日一日が始まることを実感するひとときである。
 半月もすると、アンケートがポツポツと返ってくる。そのデータを顧客管理用のテープとして作り直す。その繰り返しでできた顧客管理テープを使うと、売り込む商品ごとに指定した顧客データの中から、その商品に適しているだろうと判断された顧客データに基づき、手紙が印刷される。これにより、関係ない顧客先に売り込みをかけなくなるので、経費は大幅に圧縮でき、しかもレスポンス率、受注確率が高まってくる。
 電算機を使うメリットを痛感する。これが、後にパソコンを営業やマーケティング戦略に利用するという実体験がコンサルティングに活きてくることを、竹根はそのときには知らない。
 このような市場開拓も企画課の仕事である。
 あまり売れていない商品で、竹根が売れそうだと思うような商品の英文カタログを作ったり、付属資料、商品によっては取扱説明書やサービスマニュアルなどを作成しなければならない。
 これも、後にコンサルティングに活きることになる。
  <続く>

■ バックナンバー
 

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月13日 ◇書話力「美しい日本語」 ◇紙が薄くなったことによる功罪 ◇自社に即した経営コンサルタントに出遭うには

2025-03-14 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月13日 ◇書話力「美しい日本語」 ◇紙が薄くなったことによる功罪 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-20 自社に即した経営コンサルタントに出遭うには 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

3月13日

 『「老いぼれコンサルタントの日記」拝見していますが、参考となる情報がコンパクトに詰まっていて、これからも何が出てくるか楽しみです。』というようなコメントを時々いただけるようになりました。

 毎日、情報収集・整理・活用をしている努力が無駄ではないことを嬉しく思っています。

 「老いぼれコンサルタントの日記」を書き続けてきて良かったと励みになっています。

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 2 信頼できる経営コンサルタントの見分け方

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 ここ第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話します。

 残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。

 また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。

 そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。

 コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。

 すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。

 

■ 第4部2章 20 自社に即した経営コンサルタントに出遭うには

 

 経営コンサルタントを利用する目的も決まり、活用法を理解できても、自社に最適な系コンサルタントに出すのは、そう簡単に実現できるわけではありません。
 既述の通り、経営コンサルタントと言いましても、残念ながらピンからキリまで、いろいろな先生がいらっしゃいます。中には、コンサルタントといいながら、その実績もない先生もいますし、中には信頼できない「自称コンサルタント」という偽コンサルタントもいます。
 日本には、何万人にもコンサルタントがいる中で、どのように自社に最適な経営コンサルタントを探したらよいでしょうか、そのポイントを整理しました。

 一般の企業で「経営コンサルタントが自分の会社に入ってきた」というときに、役員や上級管理職、時には労働組合なども、ある種の不安感を抱くようです。
 「これから何が起こるのだろうか」「自分は外部の人にどのように評価をされるのだろうか。追い出されたり、降格になったりすることはないのだろうか」「仕事がやりづらくはならないだろうか」など否定的な感じを持ち、経営コンサルタントに対して警戒感を持つことがしばしばあります。
 筆者は、新しい顧問先で初めて挨拶をするときに「経営コンサルタントは、社長のためだけにあるのではなく、皆様の会社を皆様と一緒によくしていくためにいるのです。皆さんの会社や業界のことは、私より皆さんの方がよく知っています。一方で、私はいろいろな企業の、いろいろな問題にぶつかってきましたので、それを皆さんの会社で活用していただきながら、皆さんと一緒にやって行きます」と言うようにしています。
 経営コンサルタントは、経営者におもね、経営者の提灯持ちに成り下がってはいけないのです。企業全体が良くなるためには、時として経営者の考え方を否定することもあります。
 自分の考え方を押しつけるだけでは、経営者からだけではなく多くの管理職や社員からも反感を買いかねません。
 信頼できる経営コンサルタントは、まず、経営者がなぜ仕事を依頼してきたのか、目的と意図を充分に理解し、それをベースにしますがそれをそのまま鵜呑みにはしません。経営判断の基本となる経営理念や社是・社訓などとその背景を充分理解しようとします。
 どんなに業績の良い企業でも、必ず問題点や課題を抱えています。顕在的な問題・課題だけではなく潜在的なものも明確にし、企業として不足している部分をどのように補っていくかの方針を明確に立てます。
 短所だけで長所が全然ない企業もないでしょう。長所・強みをどちらの方向に、どのように伸ばして行ったら良いのかも明確にし、それを実現していく手伝いをしてくれるのです。
 

<次号に続く>

 

■【あたりまえ経営のすすめ】 バックナンバー

 あたり前の重要性を知る ←クリック

■【今日のおすすめ】

 多くのビジネスパーソンが、書く力・話す力の不足を実感しているようです。
 書く能力と話す能力とは異なります。
 しかし、両者に共通している何かがあるように思えるのです。
 両者に共通している能力、異なる能力、思い立つままに書き綴っています。
 これが「美しい日本語」に通じると考えます。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
    https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇再掲《公募》ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
 「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(19次締切)は、令和7年4月25日(金)まで公募されています。
 お申し込み・詳細等は下記URLからどうぞ。
 https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2025/250217kobo.html
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 紙が薄くなったことによる功罪 313

 最近ティッシュの箱が小さくなったことに気づいていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。そのために輸送コストを削減することができているそうです。

 なぜ、コンパクトにすることができたのかはあまり話題になりませんが、紙を薄くしても強度にあまり影響しないことが理由のひとつです。薄くても強度を保てる技術の向上に追うところが大きいのでしょう。

 ところが、2枚一組が薄くなったこともあり、たとえば水をこぼしてしまったようなときに、緊急で拭おうとしますと、以前よりたくさんのティッシュを必要とするようになりました。鼻をかむなど、用途によっては複数組を要すようになってしまったのです。

 また、あまり気づいていないのがティッシュのサイズです。これが小さくなったのです。

 ティッシュのサイズは、かつてはJIS規格で決められていましたが、許容範囲が広く、メーカーにより差異がありました。また、サイズが大まかに2種、ボックス型とポケットティッシュとがありました。

 昨今では、旧JIS規格の下限サイズを基準にメーカー同士で歩調を合わせているようで、かつてのサイズより一回り小さくなっています。


 トイレットペーパーも、多くの市販品の厚さが薄くなっています。こちらは紙すきの技術に負うところが大きそうです。

 髪を薄くするだけではなく、伸張度が強化されているので引っ張る力に強くなりました。その特性を利用して、固く巻くことにより、1ロールにたくさんの紙を巻いても、最終商品としての直径は変わらないことから、最近は長尺巻のトイレットペーパーも出てきました。従来の1.5倍の長さを巻くことができるようになりました。

 中には4倍巻というトイレットペーパーもあります。交換の回数が少なくなりますので、とりわけ業務用としては、利用するメリットが大きいと言えます。

 トイレットペーパーと技術的にはロール状するという共通点のある製紙法の新聞用紙も紙を薄くすることができるようになりました。輸送コスト軽減だけではなく、軽量化、コンパクト化されますので、新聞配達をする人の負荷も減るというメリットがあります。

 一方で、高齢化しますと手指に脂が少なくなるために、新聞紙を確実にめくることが困難になってきました。指を舌で舐めてページをめくる人が増えてきているのではないでしょうか。<笑い>

 同じようなことが牛乳のカートン容器でもいえます。高齢者は握力、とりわけ指先の力が弱くなっていますので、落とさないように必要以上に力を入れて、牛乳容器をギュッと持ってしまいます。そのために容器が潰れ、中味が飛び出してしまうことがあります。

 経済化や効率化も良いのですが、高齢者のことも考慮に入れて欲しいと願っています。

【経営コンサルタントのひとり言】

 先日、日本経営士協会事務所を訪れたときのことです。

 協会の役員のひとりが、来客とM&A関連の話で応対していました。

 中小企業のM&Aの多くは、後継者問題であるので、問題は深刻ですね。

 われわれコンサルタント・士業は、経営に直結するコンサルティング支援だけではなく、後継者育成を並行してやらなければならないということを再認識しました。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

  >> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

 
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■【きょうの人】 0314 善導大師 中国浄土教(中国浄土宗)の僧

2025-03-14 06:33:00 | 【話材】 きょうの人03月

  【きょうの人】 0314 善導大師 中国浄土教(中国浄土宗)の僧

 本日、ゆかりの人をご紹介します。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。

 

 善導大師 中国浄土教(中国浄土宗)の僧

 ぜんどうだいし 
 大業9年(613年)-- 永隆2年3月14日(681年4月7日。3月27日(4月20日)とも)

 中国浄土教(中国浄土宗)の僧で、酒州に生まれ、「称名念仏」を中心とする浄土思想を確立した人です。

 幼少時に出家し、明勝に指示し、三論を研鑽しました。その後、十数年にわたり斯学に従事するかたわら、道綽(どうしゃく)に私淑し、入門し浄土教を開きました。

 その後、長安の光明寺におて伝道に従事し、中国浄土教義を大成しました。日本に与えた影響も大きく法然は、自ら「帰依善導」と称するほどです。

 代表的な著書として「無量寿経疏(『観経疏』)」4巻があります。

(無量山傳通院寶暦参照)

 

◆ バックナンバー

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■【今日は何の日】 3月14日 ■ ホワイトデー■ 計画停電 【今日の写真】早春の京都 詩仙堂  一年365日、毎日が何かの日

2025-03-14 00:03:00 | 【今日は何の日03月】

  【今日は何の日】 3月14日 ■ ホワイトデー■ 計画停電 【今日の写真】早春の京都 詩仙堂


 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 

 【今日の写真】早春の京都 詩仙堂  
 史跡「詩仙堂 丈山寺 洗蒙瀑」
 蒙昧を洗い去る滝の意で、東山より引いた清冽な水が石を打つ。この水は、紅葉を浮かべて下方の庭に流れる。
 これを「流葉はく(さんずいに陌)」という。はく(さんずいに陌)とは、泊で、水の浅い意である。庭に松の巨木があり、付近の坂の小道脇の苅込も美しい。
 ここに百花を配したので「百花塢」という。 塢とはどての意である。(詩仙堂ウェブサイトより)

  私が撮影した詩仙堂の写真 http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/kyoto/kyoto_shisendou.htm
   3月14日
■ ホワイトデー

 今日は、ホワイトデーですが、東日本大震災直後は被災地の皆様のことを思うとそのような気分ではいられませんでした。被災された方はいまでも大変な思いをされていますが、その姿に胸を打たれている人は多いのではないでしょうか。

 ホワイトデーというのは、バレンタインデーのお返しで、ホワイトチョコレートやキャンディなどをお返しに贈る習慣です。しかしこれは、日本や台湾、韓国、中国など極東地域にのみある習慣で、欧米にはないのです。

 バレンタインデーで、チョコレートをたくさんいただいたかは、何をお返しにするのか、迷うのではないでのしょうか。われわれから見ると、うらやましい悩みですね。
 

【Wikipedia】

 日本でバレンタインデーが定着するに従って、菓子業界でそれにお返しをする日を作ってはどうかという案が出された。これを受けた菓子業界では、昭和40年代に入って以降、個々に独自の日を定め、ビスケットやマシュマロ、キャンディ等を「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになった。

 日本におけるホワイトデーの元祖については諸説あり、ホワイトデーの時期になると各陣がそれぞれが元祖だと広報している。銘菓「鶴乃子」で知られる福岡市の老舗菓子屋「石村萬盛堂」が、この日にバレンタインチョコのお返しとして白いマシュマロを売り出し、その後、クッキーやキャンディなどをこの日に発売する菓子店が続出し、全国に普及したとの説の方が有力である。

■ 計画停電

 「計画停電」が盛んに話題になりましたが、需要予測によって春は中止になりました。

 平素当然と思って使っているインターネットは使えなくなります。ノ一トPCは電池の充電料次第ですが、当然デスクトップPCは使えません。携帯も電池残量次第ですが、固定電話は大半の機器が停電に非対応でしょうし、光電話も使えなくなります。

 毎日複数本のブログを昨年の春から書いていましたが、「【今日は何の日】(日記)」と「夕刊と明日の朝刊を読む経営のカンどころ」を一本にして、本数を減らすようにしたりしました。 

■ その他
◇ 三井寺三尾法要
◇ 当麻寺中将姫法尼忌
◇ 善導忌
◇ 尊観忌

(ドアノブ)

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

 

趣味・旅行のブログ

 since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会


【ブログ 経営コンサルタントの育成と資格付与】

 日本経営士協会は、特定非営利活動法人として内閣府による認証を受けた経営コンサルタント団体です。1951年に誕生し、経営コンサルタント育成と経営士・士補資格付与活動を1953年から積極的に行ってきている、日本で最初に設立され、約65年もの永きにわたりまして社会貢献をしてきています。
 このブログは、主に次のような方々を対象に、時宜に即した情報を毎日、原則として複数本のブログをお届けしています。経営というのは、根底に流れいるものは、下記のいずれにも共通し、視点を変えるだけでそれを応用することができるという信念を基に、あえて三兎を追っています。

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