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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月22日 福岡 大牟田市1 カルタ発祥の街

2024-06-23 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言
 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月22日 福岡 大牟田市1 カルタ発祥の街 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月22日(土)

 前日、面会した人のフォローアップを面会した直後から書き始めましたが、書き終えることができず、午前中から引きつづきメールを書いていました。

 われわれコンサルタント・士業の仕事というのは、微妙な処があるので、メールには細心の注意を払うようにしてきました。

 このような長文なメールになることは時々あります。

 言葉や表現法の選択には注意を充分に払うようにしています。

 夕方、その件で先方から電話が来ました。

 週末だというのに、熱心な方です。

 2時間を超える電話となりました。

 【カシャリ!ひとり旅】の写真は、整理が追いつかず、増える一方です。 何かと忙しく動いていますので、気分転換をするようにしています。 音楽を聴くことが多いですが、過去の写真や動画を見ることも楽しみです。

 カシャリ! 一人旅 福岡県大牟田市1

 

 名所旧跡 インデックス

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 6月23日 ■ 沖縄慰霊の日 ■ 国連パブリック・サービス・デー  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  姫路は姫路城だけではありません 622
 姫路と言いますと姫路城を連想するのは当然と言えるほどです。世界遺産でもあるし、日本を代表する建築物の一つです。
 6月22日~24日は、長壁(おさかべ)神社で毎年ゆかたまつりが開催されます。
 近年、着物姿の女性というと海外からの旅行者が多いですが、盆踊りの季節には多くの人がゆかたを着ますね。
 日本の伝統が引き継がれているようで、嬉しいですが、マナーの悪い人もいます。
 私が残念に思うのは、歩き方です。
  歩きにくいのは確かですが、裾がひらひらするのはいただけません。

 *

【経営コンサルタントの独り言】

 姫路城も素晴らしいですが、見落としてならないお薦めが「好古園」です。

 姫路城の西にあり、「姫路城西御屋敷跡庭園 好古園」といいます。

 9つの趣の異なる庭園群で構成された日本庭園です。
 映画のロケ地としてもよく使われるそうですが、見落とされがちです。

 最近は、 姫路城と好古園の共通券がありますので、訪れる人も多くなっているようです。

  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/hyogo/0805himeji_kokoen.pdf

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月21日 ブログ【きょうの人】に、なぜ仏教関係の人の紹介が多いのか

2024-06-22 06:47:04 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月21日 ブログ【きょうの人】に、なぜ仏教関係の人の紹介が多いのか 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月21日(金)

 若年性痴呆症という言葉を聞くことがありますが、若いうちから痴呆症にかかっては不便も多いと思います。

 年齢を重ねると、当然のこと、痴呆症のリスクが高まります。

 私の知人で、痴呆症扱いされて、困っているという人もいます。

 これもまた困ったことで、心労にもつながり、本当に痴呆になってしまいかねません。

 アルツハイマー病については、日本でも、2023年11月ですか、クスリが認証されましたね。

 まだ、費用面や扱える病院数が少なくて利用者は多くはないのではないでしょうか。

 痴呆にかからない、痴呆にかかっても回復できると言うようになって欲しいです。

 早期発見と対策で痴呆の進行を抑えられると良いですね。

 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・

コーヒー

■ 当ブログQ&A

 【きょうの人】にはなぜ仏教関係の人の紹介が多いのですか

■ 質問

 「経営士ブログ」での【きょうの人】を楽しみにしています。

 当ブログで、この欄に登場する人に、仏教関係の人が多いように感じます。

 なぜ、仏教関係者が多いのでしょうか?

■ 回答
 当ブログは、私の経営コンサルタント歴40年余の経験経験をもとにお届けしています。

 コンサルティングや経営管理だけではなく、ビジネスパーソンとしての【話材】となるような情報も含まれています。

 私は、若い頃から、時間がありますと、車を運転したり、電車などの公共交通機関を利用したりして、ふらりとひとり旅をしてきました。

 その時に、手元にありますカメラでカシャリと写真をとり、それがハードディスクの中にたまりにたまってきました。

 その中から、自分の行動記録となるような写真を、皆様にお見せすることを目的としているわけではなく、私の生きた証しとしての単なる「記録」としてアップロードしています。

 当初より、庭園に興味を持っていました。

 多くの庭園が、寺社に配されていますので、ついでに(少し不謹慎でしょうか)参拝をするようになりました。

 庭園の写真だけではなく、自分が感じたことや関連情報を付けてアップロードするときに、寺院や庭園にかかわる僧が歴史的な情報に絡んで来ます。

 浅学なために、仏教や庭園の知識がほとんどありませんので、【Wikipedia】やその他ネットで調べたりし、その記録として残したモノを紹介しています。

 その結果、仏教関係者が多くなってしまっています。

 最近は、仏教関係者以外でも、入手した情報に関連する人達も紹介を始めましたが、全体の比率はまだまだ低く、多くの愛読者にはご不満かと存じます。

 【Wikipedia】のように詳細な情報ではなく、その人が、どの様な人なのか、私が知りたい情報をコンパクトにまとめています。

*

 今後も、このようなやり方で【きょうの人】をお届けしますので、ご愛読下さるようお願い申し上げます。

■ 【心 de 経営】ブログのバックナンバーを閲覧するには

 下記URLのいずれかををクリックしてください。

  http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2599.html

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/c0de6df80dd146916f8efdb2b4de2a54

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 6月22日 ■ 姫路ゆかたまつり ■ 日韓条約調印記念日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆ 「夏至」日本の季節感を表す二十四節気 621

 四季が明確な国は少ないと言われています。

 農業に関連付いていることが多いですが、日本には二十四節気があります。

 その一つが、「夏至」です。

 昨日6月21日は、夏至でした。

*

 昨今は、夏至になっても梅雨明けになっていなかったりします。

 梅雨の最中に、真夏のような日もあれば、逆に寒い日もあります。

 着るもので調整したり、エアコンを上手に使ったりすることで対応するようですね。

*

 近年は、地球温暖化の影響を受けているのか、季節感が以前と異なります。

 春が来たと思っていると、夏日が頻繁に起こり、一気に夏が来てしまったかのような思いをしばしばします。

 春と秋の季節感が短くなってしまっているのは、地球温暖化で夏が長くなっているからでしょうか。

■ 【心 de 経営】ブログのバックナンバーを閲覧するには

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■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。

 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまでのあらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
【過去のタイトル】
 1.人選
 2. 思いは叶うか
 3.アメリカ初体験
 4.迷いの始まり
  <最新版> 4-16 ブックエンドの次の商品は

  毎週金曜日正午頃発信

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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■バックナンバー
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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業 4章 迷いの始まり 16 ブックエンドの次の商品は

2024-06-21 12:01:00 | 【連載小説】竹根好助のコンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業 4章 迷いの始まり 16 ブックエンドの次の商品は 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。

◆4章 迷いの始まり 16 ブックエンドの次の商品は

  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

 竹根は、ファイルフォルダーでの苦い経験を何とか払拭したいとかねてから考えていた。ファイリングキャビネットの販売である。地球儀の時に失敗した『体積の張る物は空気を運ぶようなものである』という教訓である。ファイリングキャビネットも空気を運ぶに等しい商品である。しかし、アメリカでノックダウン生産をすれば価格でも勝負できるのではないかと考え、本社に企画書を出した。返事待ちである。
 昨年の暮れに来たラッキーの幸常務の出張中に思いついたレタリングビジネスは、竹根自身もアメリカに赴任する前、中南米に多数のセットを輸出した実績があるから、プリントショップ向けに販売展開をすぐにできた。
 ある規模の売上をすぐに上げるためには、統計器はどうかと思いついた。統計器というのは、営業パーソンが、いくら売上を上げたか、グラフとして表示するための機器で、色の異なるテープが目盛りのついたボードにループになっていて、つまみを掴んで上下をさせることができる。ノブ状のものが付いていて、それを回転させる方法でグラフを上下する方式の機種もある。
 これを販売するには、その用途、使い方を理解させるだけではなく、管理としてそれを活用する方法など、ユーザーが知っておくべきことは多数ある。そこでユーザーごとに提案書を提示し、管理職にはそれを管理に活かす研修も提案した。いわゆる提案営業を竹根は独自の形で進めることにした。
 しかし、統計器は、文具屋の立場では手間のかかる販売であるために興味を示さない。事務機のルートに持って行ったら、事務機に比べて統計器の価格は何十分の一か、場合によると何百分の一にしかすぎず、こちらでも興味を示されなかった。竹根は、考えたあげく、自分が所属しているAMAに話を持ち込んだ。AMAとは、アメリカン・マーケティング・アソシエーションのことで、マーケティングの専門家が集まっている。その中には、コンサルタントも非常に多い。幸いAMAの役員は大変興味を示してくれ、AMAに出入りしている業者を紹介してくれた。その業者が、全米の総代理店として販売をしてくれることになった。
 竹根が、経営コンサルタントに接する初めての機会でもあり、経営コンサルタントという仕事に非常に興味を持った。
 ニューヨークに来て五ヶ月、竹根は自分の失敗をどのように活かすのか、粘り強さとその思考方法は、後に経営コンサルタントとして非常に役に立つことになる。
 ニューヨークに短い春が訪れると共に、竹根のビジネスにも多少暖かさが見えてきた。かほりとも仕事上のやりとりだけではあるが、手紙を書くことが多くなった。自宅に私信がまた舞い込んでくることを密かに願うが、残念ながらそちらは希望通りにはなっていない。たった一通、年賀状を加えると二通のかほりからの私信は、竹根の心に春の火をともし続けてくれた。

  <続く>

■ バックナンバー
 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月20日 元気な会社 ものづくり大国復権の新たなチャレンジ 2c07-4620

2024-06-21 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月20日 元気な会社 ものづくり大国復権の新たなチャレンジ 2c07-4620 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月20日(木)

 沖縄の梅雨明けが発表されました。

 観光客がますます増えてくるでしょう。

 経済効果が大きいといいですが、オーバーツーリズムの懸念はないのでしょうか。

 7月6日に日本経営士協会の講習会で、コンサルタント・士業のためのクライアント開拓法について依頼されていた件で、レジュメ作りをしなければならないと着手始めました。

 ところが、講習用のパワーポイントの全体の流れが気に入らず、そちらのストーリーの見直しすることになりました。

 幸い、大きな手術は必要なさそうですが、追加も相当あり、時間配分が狂ってきますので、レジュメ作成までは手が回りませんでした。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、遠方にあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 ものづくり大国復権の新たなチャレンジ 2c07-4620
 金属で作られた型枠「金型」は、ものづくりに欠かせない重要な“道具”だ。金属や樹脂などの材料を融解して流し込んだり、圧力をかけて押し付けたりして思いのままの形を作り出す。しかも同じ製品や部品を大量に生産することができる。自動車やパソコン、スマートフォン…。あらゆる製品は金型があるからこそ、われわれの手元に置くことができる。

 福岡県遠賀町にあるW社代表取締役のM氏は、そんな金型の魅力に取りつかれた人物だ。大学を卒業後、大手金型メーカーに入社。そこでの出会いが人生を大きく変えた。「世界の人に役立つ、ものすごい技術だと思った」とM氏。もともとは営業マンだったのだが、その後、独立して独学で金型づくりを始め、W社を設立した。中古の工作機械を入手して金型づくりをスタート。研鑽を重ねて技術を培った。大手企業が高額の投資をして製造する金型を低コストで作ってのけ、大手が一目も二目も置く会社に成長した。

 ワークスが得意とするのは、ナノ(1メートルの10億分1)単位の超精密・微細加工技術を駆使して製造する金型だ。スマートフォンやデジタルカメラに搭載されたカメラ用の光学レンズもその一つ。わずかな歪みも許されない数ミリのレンズを、超精密・超微細技術によって大量で安価に供給できるようにした。「目指すのは究極。究極しか目指さない」と語るM氏。大学の研究者と連携しながら、世界最小クラス直径0.1ミリのガラスレンズを製造する、まさに“究極の金型”の開発に成功した。一般的なプラスチック素材よりも耐久性や安全性が高く、自動運転や医療などの最先端分野での活用が期待されている。

 日本金型工業会のデータによると、世界の金型生産高は、中国がトップで、日本は米国に次ぐ世界3番目のランクだが、その技術は世界トップクラスを誇っている。そして、その技術を支えているのがW社のような中小企業だ。だが、業界全体を取り巻く環境は厳しい。海外からの技術的な追い上げが著しく、W社が得意とする超小型レンズの技術も「いずれキャッチアップされる」とM氏はみている。

 そんな経営環境を打破すべく、M氏は新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいる。「金型を売るのではなく、自分たちの金型で作った製品を売るようにできないか」。国内の卓越した技術を持った中小企業でネットワークを作り、W社で作った“究極の金型”で、日本国内で製造した製品を世に送り出す。少しずつそんな取り組みを始めているそうだ。海外への技術流出を防ぎ、国内の産業空洞化に歯止めをかける面白いアイデアだ。日本のものづくり復活につながる期待も大きい。実現に向けたM氏の挑戦に注目している。

【コメント】

 「金型」といいますと、かつては日本製が高く評価されていました。品質でもトップといえます。しかし、価格競争等の面で苦戦しています。

 近年、ブラスチックの容器などで、嵌合(かんごう)がうまくなく、使いづらい思いをしばしばします。おそらく日本製の金型ではないのでしょう。

 PCやスマホなどに代表されるいろいろな商品で、技術的優位性から日本がトップを占めていたにも関わらず、トップの座を追われてきました。技術的にキャッチアップされてしまったからです。終戦後は、同じことを日本もし、技術やアイディアを工夫して、世界一になってきたのですから、日本でできることを外国でもできるようになって当然です。

 しかし、それでよしとせず、月並みではありますが、これからは、いかに日本の良さを活かした商品創り(作るではない)をするか、いかにマーケティングしてゆくか、どうしたら勝ち残って行けるか、知恵を絞らないと日本の「ものづくり」は廃れてしまいます。

 製造業界を中心にコンサルティングをしてきた経営コンサルタントとしては、現役を離れた現在、歯がゆい思いをしています。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 6月21日 ■ スナックの日  ■ 夏至 ■ 父の日 ■ がん支え合いの日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆ 時間の効果的な使い方
 かつて日本経営士協会の専務理事をしていた植田先生は、ある時期、年1回モンゴルを訪れていました。
 公認会計士で某大手食品企業の監査役を長年にわたって務めていました。
 私が理事長に就任する前に、陰でそっと背中を押してくれた先生でもあります。

 先生は、「年に一冊本を出版する」ということを励行された方でもあります。
 連日、ご多忙なことを知っていましたので、年一冊という計画をどのようにして励行されているのだろうかと不思議に思っていました。
 あるときに、思い切って尋ねてみました。
 先生は、特別なことがない限り、毎週、土曜日の午前中は執筆に時間を投入されていたのです。
 もちろん、その時間だけで一冊の本を書き上げることは不可能なことは想像つきます。
 あとは、細切れ時間を利用されていたようです。
 時間の上手な使い方の一つが、一週間とか、一か月とかの特定時間帯を何かに集中するというやり方です。
 これは、雨だれが石に穴をあげるがごとく、何かを成し遂げるには効果的なやり方だと思い、私も似たようなやり方をしてきました。
 それが、私が数十冊という書籍出版に繋げることができた手段でもあるのです。
 その植田先生も数年前に他界されました。 合掌

■ ペパーミントの想ひ出 620
 6月20日は「ペパーミントの日」でした。
 子供の頃、リグリースのチューインガムを戴いたときに、その爽やかさは子供心に強く感じました。
 リグリースは、ペパーミントではなくスペアミントだったかもしれません。

「ペパー」はpepperのことでしょうか?
 そうであるとしますと、胡椒ですね。
 ペパーミントの香りは、胡椒とは結びつきませんが、胡椒と何か共通点が他にあるのでしょうね。

【Wikipedia】によりますとミントは2種類に大別されるそうです。<以下【Wikipedia】より>
 ペパーミント系は香りが強く、メントールの含有量も多い。東アジア原産のニホンハッカ(和種薄荷(わしゅはっか))もここに含まれる。チューインガムやキャンディに多く用いられる。
 スペアミント系の香りは比較的弱く、甘い香りがある。チューインガム、歯磨き粉などに用いられる。スペアミントの香りの主体はl-カルボンである。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 38段1 名利に使われて 名誉や利欲を求めることは?

2024-06-20 10:28:18 | 【心 de 経営】 徒然草に学ぶ

■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 38段1 名利に使われて 名誉や利欲を求めることは?   

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。

 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。

  高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。

 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。

 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

 ◆第38段1 名利に使われて 名誉や利欲を求めることは?
 第38段は、徒然草の中でも第109段の「高名の木登り」と同様、私が講演などでしばしば援用するところです。
 名誉や利欲を追う人生というのは愚かなことで、その中でも、最も好ましくないのが利に迷う事であり、高位高官という出世を望むことがその次に良くないことであると兼好は言っています。
 兼好の人生観が最も滲み出ている段で、老子や荘子の影響を受けているとも言えます。
 俗世を離れている、出家者なれば事その発想ですが、それをわれわれ凡人の立場に置き換えると、そこに学ぶべき事が浮かんでくるような気がします。

【原文】 名利に使われて
 名利に使はれて、静かなるいとまなく、一生を苦しむるこそ恐かなれ。
 財多ければ身を守るにまどし。害を買ひ、累を招くなかだちなり。身の後には金をして北斗をささふとも、人のためにぞ煩はるべき。
 愚かなる人の目を喜ばしむる楽しみ、またあぢきなし。大きなる車、肥えたる馬、金玉の飾りも、心あらん人は、うたて愚かなりとぞ見るべき。金は山に捨て、玉は淵に投ぐべし。利に惑ふは、すぐれて愚かなる人なり。

【用語】
 名利: 名誉と利益
 累(わづらひ): 面倒なこと。「害」=危害と対になった表現
 身の後: 死後
 心あらん人: 思慮分別を持つような人
 うたて: 嘆かわしいという意味の副詞

【要旨】 名利に使われて
 名誉と利益に縛られてしまいますと、それだけで汲々としてしまいます。その結果、穏やかな気持ちになるゆとりも出ないでしょう。その様な状態が一生続くということは、一生が厳しく、辛いものとなってしまいます。その様な人生を送るというのは、「実に愚かなこと」と兼好は言っています。

 財産が多く、ゆとりがあるときというのは、そこにだけ視点が集中してしまい、人間らしさを求めることには無関心となってしまいがちです。それは、人間らしい一生を過ごすという観点では、自分の身を守るというよりは、苦しめるといっても過言ではありません。
 多くの財産は、あるべき人生に害を与え、めんどうなことを引き起こす原因となります。死後に、たくさんの黄金を用いて、北斗七星を支えることができたとしても、子孫たちはそれを守ってゆくことが義務となり、それが煩いの元にもなり、厄介がられてしまうでしょう。
 真の生き方を知らない、愚かな人の目を喜ばせることを楽しむことができても、それもまた、つまらないものといえます。
 大きな牛車や、肥えた馬、金銀珠玉の装飾品も、本人は、それを自慢するかも知れません。しかし、心ある、理性ある人からみますと、かえって、それは、見苦しくもあり、愚かなことでもあると見るでしょう。
 ですから、黄金は、たくさん蓄えるのではなく、逆に山に捨てたり、珠玉は、淵に投げ入れたりするのがよいのです。利欲に迷うことは、この上なく愚かな人のすることなのです。

【 コメント 】 名利に使われて
 利欲を振り払って、思い切って、黄金も珠玉も捨て去ることで、新たの世界が広がると兼好は言います。
 出家をするということは、そのくらい思い切ったことをしなければできないほどの困難なことなのでしょう。
 ところが、現世では、生臭坊主と呼ばれるような出家者にあうことがあります。本当に出家のための修行を済ませたのでしょうか、疑りたくなることもあり、さみしいことですね。

■ バックナンバー

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月19日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-10 経営理念の構築・再構築の前に

2024-06-20 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月19日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-10 経営理念の構築・再構築の前に  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月19日(水)

 週末頃から、関東地方も梅雨入りしそうな報道となってきました。

 一方で、それまでは暑い日が予報されています。

 近年は、男性ものの日傘が人気だそうです。

 「日傘を差す」と「さす」というのは「差」という漢字を使うことを改めて認識しました。

 陽の方向に突き出すので「差す」という漢字が当てられるのでしょうか。

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第5部 【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-2 経営理念とは何かを考える
 企業が、安定的に成長して行くためには、企業としての基礎がはっきりしていなければなりません。
 企業が目指すべき方向にそった「経営地図」が不可欠です。それが戦略であったり、経営計画であったりします。
 では、その戦略や経営計画は、どの様に構築すべきなのでしょうか。また、構築した戦略や経営計画が、それでよいのか確認する方法はあるのでしょうか。
 このような、企業の意思決定をするときの原点であり、「ものさし」であるのが「経営理念」です。

【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 5-10 経営理念の構築・再構築の前に

 既述の通り、残念ながら、経営理念が絵に描いた餅になってしまっている企業が多いのが現状です。
 雑誌「プレジデント」に経営理念が取り上げられたことがあります。
 ここでは、経営理念の浸透度を、社員のどの階層まで浸透しているかにより、業績に違いがあるかどうかが検証されています。

 図の帯グラフは、上段が業績不良企業で、下段が好調企業の集約です。
 グラフでは、黒の部分が中央にあり、比率も大きいので目立ちます。黒の部分の右端が右に寄るほど、トップから正社員まで、経営理念が浸透していることを示します。
 これを見ますと、好調企業では、約72%の企業が正社員まで経営理念が浸透していることがわかります。それに対して業績不良企業では、66%までの徹底率に留まっています。
 このことから、経営理念が徹底している企業の方が、業績が好調であることがわかります。
 はやり、経営理念の徹底によるメリットは、この様な調査でもわかります。

 実際に、経営理念の構築・再構築の作業を始める前に、業績の良い企業に共通する最も特徴的な事項は何かという視点で見てみましょう。
 好業績の企業では、経営方針や行動指針などが、共通目標として明確になっています。
 好業績を得るためには、また、それを持続させるためには、自社の立ち位置と社会との関係が、経営目的に合致していることが必要です。
 自社の経営目的、存在意義は何か、それに対して、経営者自身が、どの様に企業経営を進めるかが経営理念に明示されていなければなりません。
 その一環として、社会貢献が含まれていることが多いです。社会に対して自社は何をする会社なのか、しかも社会貢献に積極的に取り組むという経営姿勢が明確です。
 社員や企業関係者の満足度を高め、その結果、市場ニーズに即した商品・サービスの提供を通して、社会貢献につながり、人間としての幸福度高揚を実現しようという経営姿勢が好業績企業の多くに見られます。しかも全社員に、それが共通認識されているのです。
 社会貢献の一環として、自然環境重視の姿勢が含まれています。それが企業イメージの好感度に繋がるのです。
 それらが高邁であることが、社員のモチベーションを高め、一人一人が向上心を持って、企業体質強化の努力をしている姿勢が、好業績企業に見えます。
 何を目指す企業なのか、経営の目的やその方法を共通目標として、共通認識させる源泉が、経営理念に唄われることが多いのです。

 バブルがはじけ、リーマンショックを経験し、その過程で、日本を代表するような企業が海外企業の傘下に入るなど、日本型経営の見直しがさらに求められる時代になりました。ところが、それらの企業は、海外の経営法で、たちまち経営が改善する様を見せつけられました。
 では、勤勉で有能だと言われる日本人の企業が、なぜ、グローバル経済のもとで、元気がなくなってしまったのでしょうか。
 その理由の一つが、稟議制度などにみられます、旧態依然とした意思決定の仕組みにあると考えます。迅速な意思決定が求められるグローバル経済環境では、日本企業の意思決定の方法が足をひっぱってしまっているのです。
 意思決定の方法がフレキシブルな対応の足かせになっているのです。
 本来不変であるべき経営理念が陳腐化してしまったり、経営理念そちらものものが形骸化してしまったりしていて、グローバル経済環境に対応できなくなっている企業も少なくありません。
 念のため、自社の経営理念を見直してみてはどうでしょうか。大半の企業が、経営理念を変更する必要がないかもしれません。しかし、その本質を重考(繰り返し深く思考する)してみるのです。
 その際、「ゴーイングコンサーン」という企業の永続性と、「創造と革新」という企業のあり方については、必ず重考してみましょう。

 原点に戻り、基本的な考えを重考することの重要性を再認識することが、ゴーイングコンサーンに繋がるのです。

 改めて、経営理念の浸透度と業績との関連をみてみましょう。
 上段の業績不良企業に比べ、下段の好業績企業は、全社員への浸透度が高く、また、上段の業績不良企業では、18%もの企業に経営理念が存在しないことがわかります。
 経営理念と有無だけではなく、以下に社員に浸透しているのか、浸透の質の高さも必要であることが推察できます。


■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 6月20日 ■ ペパーミントの日 ■ 竹伐り会式  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 路線バスで乗車拒否? 619
 【カシャリ!ひとり旅】で地方に行くことが多々あります。その時に困ることの一つが、路線バスで現金または地方バス会社のカードしか使えないことです。地方でバスに乗る予定がある場合には、事前に100円硬貨と千円札を余分に持って出かけるようにしています。現金での支払いは結構面倒ですね。
 道路運送法では、「やむを得ない事情がある場合以外は乗車拒否をしてはならない」と定めています。万一、万札しか持っていない場合には乗車拒否にあうのでしょうか?<笑い>
 ところが、2024年7月から首都圏などでは、「完全キャッシュレスバス」が解禁され、現金ではバスに乗車できなくなる可能性が出てきます。高齢者ほどバスなど公共機関の移動が必要です。高齢者はICカードを利用していなくて現金主義の人がいらっしゃいます。バスを必要とする人が、バスに乗れないのでは本末転倒です。
 一方、バスの運転手さんの立場に立ちますと、現金管理の手間が省け、業務負担の軽減をはかることに繋がります。それにより運転手不足解消に近づければよいですね。
 あちらを立てるとこちらが立たず・・・
 漱石ではないですが、「とかくこの世は住みにくい」ですか。

 私は、かねてより「バスは無料」にして、自家用車を制限するということを主張しています。無料でなくても、東京都のシルバーパスのように、安価なカードを発行して、低料金で利用できるようにしてはどうでしょうか。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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【お節介焼き情報】ロジカルシンキングの誤った使い方

2024-06-19 09:58:48 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言
【お節介焼き情報ロジカルシンキングの誤った使い方
お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。
 それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。
◆ ロジカルシンキングの誤った使い方
 ロジカルシンキングは、ビジネスパーソンにとって不可欠なスキルの一つと言えます。
 ロジカルシンキングを上手に使いこなせていない人を見ますと、ロジカルシンキングの使いかたに問題があることが多いようです。
 有名なマーケティングの話のひとつに、イルクーツクに住む人たちに冷蔵庫という課題が取り上げることがあります。ある人がイルクーツクのような寒い場所では冷蔵庫はいらないと考えます。
 寒い場所ですので当然冷やすという用途では冷蔵庫は不要です。ところがあまりにも寒すぎて食料品などが凍り付いてしまうのが現実のようです。
 この人の場合は、「論理的にイルクーツクは寒いところである」「したがって食品などを冷やして保存するということは不要である」と結論付けたわけです。一見しますと論理的な思考のように見えますが、結論としては必ずしも正解とは言えません。
 なぜこのようなことが発生してしまうのででしょうか
 本件の場合には、極寒地という場所の特筆を理解していないがために、自分の周囲だけの環境を前提に結論づけたことが原因の一つと考えられます。すなわち、ロジカルシンキングで重視されるMECEの考え方に弱点があったと言えます。全ての判断要素が揃っていなかったことが原因のひとつなのです。
 別のある人は、このような状況を見て、「ロジカルシンキングは間違えた結論を導く」と結論づけて、「ロジカルシンキングは不要である」と考えます。
 ロジカルシンキングは、論理的に分析することによって、結論を出すための判断をするときに有益な手法のひとつです。重要なことは、判断の時点における思考の仕方、分析結果の捉え方、ここが不十分であると正しくない結論に至ってしまうのです。
 ロジカルシンキングを利用するときには、分析するだけではなく、その分析結果の捉え方、読み方が重要なのです。
 私たちが失敗をしないためには、まずは上述のようにMECEなどのようなロジカルシンキングの基本を取り込むことです。また、多くの失敗というのは、現実を直視せず、独りよがりの論理に固執し、自分の正しいと思い込んでしまうことにあります。思い込みにより、自分の論理を修正する機会をなくしてしまっているのです。
 ロジカルシンキングは有益なスキルですが、単独での利用は必ずしも完全な結果を生み出すとは言えません。そのような欠点を補うために、ロジカルシンキングだけではなくクリティカルシンキングと合わせて利用するということが重要と考えています。
【経営コンサルタントへの道】
 

 
  長い経営コンサルタント経歴の基、書かれたページで、経営コンサルタントになるひとの60%ものの人が目を通しています。
 
 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月18日 福岡県柳川2 柳川藩主の立花庭御花

2024-06-19 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月18日 福岡県柳川2 柳川藩主の立花庭御花 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月18日(火)

 南関東が強雨に見舞われ、首都圏でも一日雨が続きました。

 強い雨でしたので、早朝ウォーキングを中止しました。

 私の済区で区民の健康促進のために、ウォーキングでポイントをためると、一定ポイントを超えると抽選でquoカードがもらえるという施策を6月から始めました。

 どうせ、抽選には当たらないと思いますので、無視をしていました。

 先日、散歩途中で寄った公園ベンチで隣に座っていた人がスマホを持って腕振りをしていました。

 何をしているのかと尋ねたところ、区のウォーキング施策のために休憩中も歩数を稼いでいるのだということでした。

 何のための健康施策か分からず、心中大笑い。

 平素、歩数アプリケーションを利用していることもあり、区のアプリケーションをダウンロードして先週からスタートしました。

 4日間は、目標を達成したのですが、18日は雨で歩数が少なく、目標未達成。

 目標未達成というのは気分が悪いもので、上述の男性の気持ちも解るような気がしました。<笑い>

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 

 

 

 

 

 福岡県柳川2 柳川藩主立花庭御花 
 

  

【カシャリ!一人旅】 福岡県柳川2 柳川藩主立花庭御花 


    

福岡県柳川市 白秋等文人の街 

 柳川市(やながわし)は、福岡県南部、有明海に面する歴史の街です。
 筑後地方の南西部に位置する市である。市域のうち旧柳川市域、旧三橋町域は福岡都市圏に属している。
有明海に面する
 お堀を張り巡らせた城下町で、北原白秋を始め、多くの文人を輩出しています。それらの関連施設や赤レンガ倉庫などを船の上からも見て、歴史を感じることができます。

■ アクセス

JR
東京駅・名古屋駅・大阪駅
① 博多駅まで新幹線、天神駅まで地下鉄5分、西鉄福岡(天神)駅から西鉄天神大牟田線で柳川まで49分
② 博多駅まで新幹線、筑後船小屋駅まで24分、瀬高駅までJRで2分、柳川までバスで15分

熊本駅・鹿児島中央駅
九州新幹線筑後船小屋駅から瀬高駅までJRで2分、柳川までバスで15分

西鉄天神大牟田線
 福岡(天神) 柳川まで特急49分、急行58分
 太宰府 柳川まで41分、急行47分
 大牟田 柳川まで13分

■■ 柳川藩主立花庭御花 ■■

 https://www.yanagawa-net.com/spots/detail/43cc4ad7-4749-4e1e-abb8-64dcaff8a418/#bread-crumbs

  江戸時代を通じて柳川藩11万石を治めた大名立花家の御屋敷です。敷地全体およそ7千坪が国の名勝「立花氏庭園」に指定され、現在は明治43年(1910)に立花家14代寛治伯爵によって建てられた伯爵邸と庭園「松濤園」が100年前の姿のまま残されています。 

 

 

 

 

 

 

 

藩主の好物・鰻御前はおいしかったです

 柳川1 船下り

 
  博物館庭園

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 6月19日 ■ ベースボール記念日 ■ 京都府開庁記念日  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  有能なビジネスパーソンといわれる成功している人の特徴 618

 世の中には有能なビジネスパーソンがいて、それぞれの人が、それなりにすばらしいものを持っていらっしゃいます。それを盗み取ることが、その仲間入りする人の行動で、「コンピテンシー」とは何かを理解されている人です。
 それらの人の多くは、論理的にものごとを考えられる人です。論理思考のできる人の多くは、直観力にも優れています。直観力というのは、「物事の本質や真相を、経験や推理の力を借りずに、いきなりとらえること」ができる能力です。すなわち、「真理を直観する」ことができる人なのです。
 また、そのような人というのは「直感力」も持っています。「直感」とは、「何かを瞬間的に心で感じ取ること」のできる能力をさします。すなわち、直感を働かせて、事象の本質を見抜くことができるのです。
 日本で最初にノーベル賞をとったのは湯川秀樹博士です。博士は、1935年に中間子の存在を理論的に予言した功績で受賞しました。寝ている時に、この理論を思いついたそうです。いわゆる直観力が働いた結果と言えます。このように直感力を働かせることができるためには、その基本的な知識や情報が豊富であればこそできる結果です。
 直観力が、働く人は小さな種を元に想像力が働き、これまでに存在しなかったようなことを思いつくことがあります。すなわち、直観力のある人の多くは、創造力も合わせていると考えられます。別の表現をすると勘が良いと言うことをできます。
 これらの力を持って創造力を働かせるためには、思考を充分に働かせるためには、マクロの視点とミクロの視点の両方を持ち合わせていることも必要です。マクロの視点、すなわち物事を俯瞰的に大局的な視点から見ることができる能力のことです。あまり具象的なマイナーなことにとらわれすぎてしまいますと、具象的な事象にとらわれすぎ、発想が限定的になります。その結果、創造的な発想をすることができないのでえす。
 創造的な発想にはポジティブな発想法も必要です。ネガティブな発想をしますと思考が収縮そしてしまいます。逆にポジティブな発想ができる人は発想を拡大することができます。このように発散思考ができる人は、発散思考により思いついたアイディアを収束思考でまとめ上げることができます。
 収束思考で纏めあげるということは物事を抽象的に表現できることにつながります。有能な人は発散思考で具象的なアイディアを豊富に生み出すことができる一方で収束思考による抽象化をする能力も持ち合わせます。すなわち有能な人は具象と抽象の間を行き来させ、創造的な発想ができるのです。
 ここで述べてきたことは、有能な人の発想法の一端に過ぎませんが、私たちが日常の生活や活動の中で、それらを駆使することにより、一層豊かな発想方ができるようになると確信しています。

* 

■ 小学生の時代に夢見た考古学 618

 6月18日は「考古学出発の日」です。 

 歴史で学んだ大森貝塚の発見者モース博士を記念して制定されたそうです。


 私が小学生の頃は、処々を走り回って遊びほうけていました。

 JRの踏切の近くに石がゴロゴロしているところがありました。

 小さいのは数センチ、中には50センチやそれよりも大きな石が積んであったのです。

 河原の石のように角が取れている石ばかりです。

 広さにしますと1000平米ほどはあったでしょうか、子供が遊ぶには格好の場でした。

 あるとき、ゴロゴロした石の間に黒っぽい、扁平な石を見つけました。

 私には石器に思えたのです。

 翌日学校で先生にそれを見せました。

 おそらく得意げだったと思います。

「どんなところで見つけたの?」

 それがどの様な意味なのか、私にはわかりませんでしたが、正直に答えました。

 先生は、私をがっかりさせないように、遠回しに、やんわりと「そんなところに石器はないよ」と匂わせてくれたのです。

 私は、石器に違いないと考え、新聞紙に包んで、私の宝箱の中にそっとしまっておきました。

 中学生になったときにメタル製の宝箱を庭の隅に埋めました。

 子供の頃の想ひ出です。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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【心 de 経営】 美しい日本語再入門 自分が話をしたいときに会話に入り込みたいとき 6122

2024-06-18 20:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 美しい日本語再入門 自分が話をしたいときに会話に入り込みたいとき 6122 


■ ご挨拶 
 「日本人だから日本語が喋れて当たり前であろう」と言われてしまいますと身も蓋もありません。しかしテレビを見たりネット情報を見たりしていますと、日本人とは思えないような日本語が氾濫してしまっています。
 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 わたくしなりに「美しい日本語とは何か」ということを常に考えるようにしています。ここでは、わたくしの模索をご紹介することによって、わたくし自身の日本語の能力を高めていきたいと考えています。
 日常会話に出てくるような日本語だけではなく、敬語の使いかたに苦慮している毎日ですので、敬語についてもできるだけ記述してまいりたいと思います。
 それにより、文章や会話に邪魔されて、思うように自己表現できない人たちと悩みを共有して、少しでも人間関係を構築できるようにしてまいりたいと考えています。
 流動化し、多面的性格を持つ、社会の慣習のは存在します。そのような中で、日本語も流動化しています。
 私は、正しい日本語のバックグラウンドを持っているわけではありませんので、文法的に間違えていたり、社会的通念に反するようなことを、意図せずにお伝えしたりすることもあるかもしれません。その点をご容赦くださり、読者の皆様の判断で参考にしたり、時には反面教師として利用したりしてくだされば幸いです。
■ 自分が話をしたいときに会話に入り込みたいとき 6122
 複数の人や誰かと話をしているときに、自分が意見を言いたいと言うような事は時々起こります。でもその時の切り出し方によっては、場の雰囲気を壊してしまうこともあります。相手がいるということを忘れてはなりません。
 このような時に、やる気や積極性を素直に表現するためには「ぜひ、わたくしにも話をさせてください」というような切り出し方が考えられます。また多少謙虚な姿勢を前面に出して「聞いていただきたいことがあります。ちょっと時間をいただけませんでしょうか」というような切り出し方も考えられます考えられます。
 このような時に「私にも話をさせてください」と言うような切り出し方をしますと、あまりにも自己主張が前面に出過ぎてしまいます。これでは修理の人の感情を逆なでてしまうかもしれません。ましてや「私の考えなら全て解決すると思いますよ。ですから私にも話をさせてください」と言うような独断的な考えを、押しつけるような言い方で切り出してしまいますと、周囲の人から白い目で見られがちです。
 自分だけではなく、ほかの人の存在も意識し、尊重する姿勢が不可欠です。
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月17日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第18段 人は、己をつづまやかにし 質素な生活

2024-06-18 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月17日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第18段 人は、己をつづまやかにし 質素な生活 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月17日(月)

 2024年4月に、「プッチンプリン」が店頭から姿を消したことが話題となりました。
 江崎グリコの基幹システムを切り替えた際に生じた大規模なシステム障害が原因でした。
 同社の当期の売上高が200億円またはそれ以上減少すると予測されています。
 同社だけに限らず、みずほ銀行、大手航空会社など枚挙にいとまのないほどシステム障害は繰り返されています。
 火種は処々にくすぶっています。
 多くの大手企業において、システムの老朽化や肥大化・複雑化が解消されていないと考えられます。
 大規模システム障害のリスクが高まっていて、2025年には最大で年間12兆円の経済損失が生じるかもしれないという予測すら出されています。
 昨今、サイバー攻撃なども常態化していると聞きます。
 それだけに、企業は一層深刻にシステムの見直しが求められていると考えます。

 「徒然草」シリーズは、数年前に部分的に当ブログに投稿しました。

 その内容を追補したり、新規に加えたりして参ります。

 

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、老いぼれコンサルタントが、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

【 注 】 加筆等再編集して、再掲の原稿を含んでいます。

◆第18段 人は、己をつづまやかにし 質素な生活
 修行を積んだ人は、人間の欲望というのが、われわれ凡人・庶民とは異なります。
 兼好も物欲について記しているところが何カ所か見られますが、私など百八の煩悩を持ち続けているといえます。無欲になることの難しさを日々感じています。
 断捨離をキチンとできる人は、兼好の言っている人に近いのかも知れません。

◆ 【原文】 人は、己をつづまやかにし
  人は、己をつづまやかにし、おごりを退けて、財(たから)を持たず、世をむさぼらざらんぞ、いみじかるべき。昔より、賢き人の富めるはまれなり。
 唐土(もろこし)に許由といひつる人は、さらに身に従へる貯へもなくて、水をも手してささげて飲みけるを見て、なりひさごといふものを人の得させたりければ、ある時、木の技に掛けたりけるが、風に吹かれて鳴りけるを、かしかましとて捨てつ。また手に結びてぞ、水も飲みける。いかばかり心のうち涼しかりけん。孫晨は、冬の月に衾(ふすま)なくて、わら一束ありけるを、夕べにはこれに伏し、朝には収めけり。
 唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、しるしとどめて、世にも伝へけめ、これらの人は、語りも伝ふべからず。

【用語】
 つづまやか: 質素な
 世: 世俗的な欲望
 賢き人: 賢人、徳が高く立派な人
 許由: きょゆう、中国の伝説的な賢者で、堯帝が自分の後継者として天下を譲ろうとしましたが、耳が汚れたといって潁川で耳を洗い、箕山に隠れたといいます。
 ささげる: すくい上げる
 なりひさご: 瓢箪
 かしかまし: うるさい、騒々しい
 心のうち涼し: 心が涼しい(澄み切っていて清らか)
 孫晨: 古代中国の伝説的な賢者

◆【要旨とコメント】 人は、己をつづまやかにし
 兼好は言います。「人間は、質素な生活を常とし、ぜいたくから距離を置き、豊かな財産を持つこともなく、この世に蔓延する欲望を欲しがらないことがすばらしいだろう」と、豊かさを否定しています。
 さらに、「賢い人で富裕な人はまれである」とさえ、言い切っています。
 その事例を続いて紹介しています。
 中国の伝説的な賢者で、許由という人がいました。堯帝が自分の後継者として天下を譲ろうとするほどの人です。
 ところが、堯帝からの言葉を聞いた許由は、耳が汚れてしまったといい、近くを流れる潁川(えいせん、今日では消滅した中国の地名、そこに流れる川)に赴いて、耳を洗いました。それに留まりませず、箕山で隠遁生活を始めたそうです。
 ただ、無視をすれば、それでよいと、私のような凡人は思います。
 ちなみに「箕山(きざん)」は、中国河南省中西部の山で登封 (とうほう) の南東方に位置します。尭 (ぎょう) の時代、隠者の巣父 (そうほ) ・許由 (きょゆう) ・伯益 (はくえき) が住んでいたと伝えられています。
 許由が移ったその地では、財産といえるようなものは、全くなく、水をくむひしゃくも持たなかったそうです。許由が水を手ですくい上げて飲んでいたのを見たある人が、水を楽に飲めるようにと瓢箪を彼に差し上げたそうです。
 ある時、木の枝に掛けていた、そのひょうたんが、風に吠かれて音をたてました。許由は、それを「やかましい」と言って捨ててしまったそうです。もちろん、その後も手ですくって水を飲んでいました。
 兼好は、許由の話を聞いて、「どれほど許由の心中は、清く、さっばりと澄んでいただろう」と書いています。
 また、別の事例として、尊晨についても記述しています。
 尊晨については、どの様な人なのか、浅学の私は知りません。尊晨は、冬のあるときに、寝具を持たず、一束のわらがありましたので、夜になるとそれを広げて、その上に寝て、朝には、それをかたづけるという生活をしていたと兼好は記述しています。
 中国の人は、このような人たちの生活ぶりをすばらしいと思いましたからこそ、本にも書き残して、後世にも伝えました。しかし、わが国、日本人は、そのような賢者のことを語り伝えるようなことはなにもしないであろうと、兼好は嘆いています。
 もし、兼好が現代に生きていたとしたら、やはり同じようなことを言うのでしょうか。
 昨今では、断捨離という言葉がしばしば採り上げられます。質素倹約とは、多少ニュアンスが異なるかも知れませんが、通ずるところはあるように思えます。
 しかし、かくいう私は、情報過多の時代に、昔書きためた資料類が、未整理のまま、書斎やPCの中にたくさんあります。
 それらを、少しずつ整理していますが、若かりし頃、このような稚拙なことをやっていたのかという思いをすることも多々ありますが、「へえ、こんなことを考えたいたのか」と感心したり、それを新たに書き換える材料としたりすることもあります。
 再整理をしてみますと、それを他に活かすことができるものですね。

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■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 地球というかけがえのない星を守るのは義務 617

 広大な宇宙の中で、生物が生きて行かれるような、太陽系に似た条件を満たす恒星は2000ほどであるということが近年の研究でわかってきたそうです。

 その中でも、ハビタブルゾーン(生物が生きて行かれる範囲)に属し、生命の存在が望めるのは数百に過ぎないそうです。

 さらにその中でも高等生物が生存できるかどうかということとなるとさらに限定されてしまいます。

 換言しますと、地球というのは非常に特殊な条件下で誕生した星であることがわかります。

 ところが、その貴重な存在の地球が砂漠化し、干ばつが多発するような環境に変化しつつあるといいます。

 それほど遠くない将来に人類が消滅し、やがては生命が生存できなくなってしまうのかもしれません。

 6月17日は、「砂漠化および干ばつと闘う国際デー(World Day to Combat Desertification and Drought)」でした。

 この日は、おまわりさんの日でもあり、地球環境を守るおまわりさんが欲しくなりました。

(ドアノブ)

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