洋画の20世紀FOXの「聖衣」で
邦画では東映の[鳳城の花嫁」
新東宝の「明治天皇と日露大戦争」で
横長画面のシネマスコープが始まりました
… … …
撮影所で輸入されたシネマスコープ用の
大きなアナモフィックレンズを装着した
NCミッチェルキャメラはフリクション・ヘッドの
バランスが悪いように見えました
時代劇映画「忠臣蔵・前後編」冒頭の
浅野内匠頭と吉良上野介の刃傷シーンです
… … …
横長の松の廊下は真っ直ぐで
水平に映るべきです
廊下の両端がスクリーンでは
湾曲していました
アナモフィックレンズは、撮影キャメラと
上映する映画館の映写機の両方で
必要ですからどの段階で湾曲歪みが出たのか
わかりませんが
アメリカ製アナモフィックレンズの
輸入ばかりでなく国産のレンズメーカーの
レンズもありました
興和プロミナーがレンズを作っていました
っぽい小ぶりの姿をしていました
興和は内服薬、「コルゲンコーワ」や
「キャベジンコーワ」で知られています
興和は
「おめえ、へそねえじゃねえか」
のテレビ、スポットCMで
世間に知れ渡りました。
興和は35ミリフィルムカメラで
超ワイド単レンズ、28ミリの
コーワSWで話題になりました