オッズ的にも大混戦が予想された今年の関屋記念だったが、
結果は堅かった。
展望の際に触れた「骨っぽい実力馬が2頭」で決まった。
レベルの高いレースでも実績上、大概8割は展開の恩恵によって、
良い着順を拾うのが競馬というもの。
ただ、この2頭はレベルの高いレースで、展開に反発して結果を
残して来た馬とあって、本当に強い良い馬と評価している。
状態面に問題無かったのあれば、この結果は当然と言えるものなのだろう。
カンパニーは明らかに調教を見る限り、今一歩と判断したが
パドックの眼力が無い自分でも今日の仕上がりは、7分には
達していた。1600万に毛の生えた馬が並ぶ中で、G1級のカンパニーが
これだけ仕上がれば、相手になるはずがないというのが妥当な評価
なのだろう。
この馬がココまで出世が遅れた理由は、若い時にアンカツが無理に
下手な競馬を教えたことにあると見ている。
今日は新潟マイルでは先行馬には、ほぼ致命的なハイゾーンの競馬
だったとはいえ、馬群に合わせたポジション取りをする点は、やはり
今後も気掛かり。毎度レース後怒りを爆発させる音無調教師を見たくないことからも、
秋は脚質転換を図るべきだろう。そうでなければ、幾ら力があっても
またあの東京のイカサマ馬場に殺されるだけだ。毎日王冠はテストでいい。
天皇賞秋で中団に付けれれば、勝つ可能性はかなり高い。
シンボリグラン、カンファーベストは昨年のマイルCSの3、4着馬。
カンパニーやマイケルバローズもそうだが、京都巧者はこの夏の
新潟に必ず直結する。先の新潟記念も、この点を重視する必要がある。
陣営がやけに良化具合に関するコメントを残すと思っていたら、やはり
ピサノパテックの仕上がりはかなり悪い部類だった。
人気より着順が上とはいえ、この馬のこの条件への適性を考えると
本来3着までは来れる。馬の性質的には、マイケルバローズほぼ一緒の
面白いタイプで、馬券的には今後も狙い易い馬だろう。
性能には大きく開きがあるが、あのハットトリックと同性質であり、この位の
レベルまで来ると、まず東京、新潟以外ではお客様だ。
コースの形態上、京都もこなしても本来いいのだが、走法自体右回りが
駄目という点も重なるので、好走条件はより絞られる。
相対実力値的に強いて次走狙いを立てれば、やはりストーミーカフェか。
中山重賞の京王杯オータムハンデに出てくれば、狙う価値はある。