とある駅のホームで電車を待っているとき,駅前のロータリーの工事現場をぼんやり眺めていた。
そういうときは格別何かに目が留まることはほとんどないが,その時は違った。
地面のがれきを拾ってトラックの荷台に乗せる作業をしているショベルカーの動きに目が離せなくなったのである。
トラックの荷台にあけたがれきを,ショベルを巧みに動かして平らにならしている様に,さすがプロの技だと感心させられた。まるで自分の手のようにショベルを操っているのである。
ある程度ならした後,ショベルカーは180度向きを変えて,新しいがれきをかき上げる作業に戻った。
一度かき上げた後,そのままの状態でもう少し手前にあるがれきまで拾っていたが,作業の効率化のためになるべく一度に多くのがれきを運ぼうとしているのだなと,当たり前のことにいちいち感心しながら見とれていた。
プロの妙技に酔いしれていた次の瞬間,信じられない光景を目の当たりにした。
おもむろに運転手が降車して,手でがれきを拾い始めたのである。
お,おい・・・。ショベルを駆使して拾い集めるんじゃないのかよ・・・。
いや,待てよ。あくまでもがれきを取り除くのが目的なのだから,ショベルカーで拾いにくいとなったら,すぐに手動に切り替えることこそ,プロの判断というものではないだろうか。
そんなくだらないことを考えながら観察を続けていると,運転手は再び運転席に戻り,収穫物をトラックに運んで行った。
と,その時,またもや信じられない光景を目にしたのである。
トラックは無人だったが,運転席の後ろをショベルで押してトラックを前に押し出したのである。
十分な距離があったとはいえ,駅のロータリーの内側であり,間仕切りの外にはタクシーやら歩行者やらがいるわけだから,危険な行為である。
案の定,トラックが少し勢いよく前に押し出されてしまったので,少し慌てた様子でショベルをひっかけて止めようとしていた。
自分がその運転手だったとしてもやりそうな横着ではあるが,よもやホームに並んでいる乗客たちの衆人環視下にあるとは思ってもいまい。
僕の隣に並んでいた子供が母親に「トラックが動いたよ!」と報告し,「人は乗ってないみたいだね」などと話題にしているとは,夢にも思っていまい。
どこで誰が見ているかわからないので,油断は禁物である。
それはそれとして,なかなか面白いショーだった。
UFOキャッチャーでもやりに行こうかなー。
そういうときは格別何かに目が留まることはほとんどないが,その時は違った。
地面のがれきを拾ってトラックの荷台に乗せる作業をしているショベルカーの動きに目が離せなくなったのである。
トラックの荷台にあけたがれきを,ショベルを巧みに動かして平らにならしている様に,さすがプロの技だと感心させられた。まるで自分の手のようにショベルを操っているのである。
ある程度ならした後,ショベルカーは180度向きを変えて,新しいがれきをかき上げる作業に戻った。
一度かき上げた後,そのままの状態でもう少し手前にあるがれきまで拾っていたが,作業の効率化のためになるべく一度に多くのがれきを運ぼうとしているのだなと,当たり前のことにいちいち感心しながら見とれていた。
プロの妙技に酔いしれていた次の瞬間,信じられない光景を目の当たりにした。
おもむろに運転手が降車して,手でがれきを拾い始めたのである。
お,おい・・・。ショベルを駆使して拾い集めるんじゃないのかよ・・・。
いや,待てよ。あくまでもがれきを取り除くのが目的なのだから,ショベルカーで拾いにくいとなったら,すぐに手動に切り替えることこそ,プロの判断というものではないだろうか。
そんなくだらないことを考えながら観察を続けていると,運転手は再び運転席に戻り,収穫物をトラックに運んで行った。
と,その時,またもや信じられない光景を目にしたのである。
トラックは無人だったが,運転席の後ろをショベルで押してトラックを前に押し出したのである。
十分な距離があったとはいえ,駅のロータリーの内側であり,間仕切りの外にはタクシーやら歩行者やらがいるわけだから,危険な行為である。
案の定,トラックが少し勢いよく前に押し出されてしまったので,少し慌てた様子でショベルをひっかけて止めようとしていた。
自分がその運転手だったとしてもやりそうな横着ではあるが,よもやホームに並んでいる乗客たちの衆人環視下にあるとは思ってもいまい。
僕の隣に並んでいた子供が母親に「トラックが動いたよ!」と報告し,「人は乗ってないみたいだね」などと話題にしているとは,夢にも思っていまい。
どこで誰が見ているかわからないので,油断は禁物である。
それはそれとして,なかなか面白いショーだった。
UFOキャッチャーでもやりに行こうかなー。
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