去年二度訪れた訪れた八ヶ岳は
何もかもが初めて尽くしだった一度目も、本当に見たかった景色を見に行った二度目も
なぜだか天気は・・・(T_T)
それでも行ってよかったって、今でも強くたくさんの感動が残っていて
そしてもう、ずっとフラれ続ける運命だと思ってたw
桜平の先から、はやる足に何気にきついぞ?な登りに息が上がった。
初めて茅野駅からのアプローチ。
桜平まではバスでは行けないのだけど、今回山小屋の車に乗せてもらうことが出来た。
20分程で、ここが夏沢鉱泉!
シロバナノヘビイチゴ? 夏沢鉱泉の先の広い斜面一面に群生してた。
名前はそうだけどヘビイチゴとは種類が違って、実は美味しく食べられるんだって♪
ミヤマカタバミ?
これは、ん~??
歓迎のアーチ!
オーレン小屋!
南周りで硫黄岳へ。
赤岩の頭。向こうに見えるのが硫黄岳。ここも今回見たかった景色のひとつ!
赤褐色の岩岩を登る。
下を見たところ。・・・え~っと、ガスがね!
うん、でも、私と八ヶ岳の相性はこんな感じと思っていたから
そんなにがっかりはしなかった。
この右に回り込むところがなかなか慎重に。。。
硫黄岳山頂!まっ白だけど(≧▽≦)
この広さと平らさは、下からじゃ想像つかないね~
可愛い子発見!イワヒバリだ~♪
あちこちから鳴き声が聞こえてて、石の上をピコピコ歩いてた。
人を全然怖がらなくて、すぐ近くまでおかまいなしに寄ってきたよ。
そしたらね!晴れてきた!
下の稜線に見えるのが硫黄岳山荘。
登って、え~っと、とんがりが横岳、その右が赤岳と阿弥陀岳?
せっかくだから火口のはじっこまで歩いてみた。
火口の先端。
人がたくさん見えるのが山頂。すぐそこが火口のふち。
夏沢峠に向かって、道標のケルンが立つ道を下る。
すっごい迫力の爆裂火口。
途中、ハイマツの斜面に花。何の花だろう~と思ったら・・・
キバナシャクナゲ!
そして去年、晴れることを祈りながら
でも着いたとたん強風とガスに希望をほぼ打ち砕かれた、夏沢峠。
夏沢峠から見た硫黄岳。
去年のあの時、硫黄岳は少しずつだけど雲の間から姿が見えていた。
予定を変更して硫黄岳に行ってたらどうだったのかなって、時々考えてた。
去年泣きながら(泣いてないけどw)歩いた樹林の尾根道にはコイワカガミ!
イワヒゲ!
これは、ん~??
そして、去年泣きながら(泣いてないけどw)たどり着いた箕冠山。
そして、そして、、、
見えた!あった!
去年ここを下ったとたん、風の塊をぶつけられて押しつぶされそうになって
ガスでまっ白で何も見えなくて、自分が立ってる場所も方向もわからなくなった感覚に
一瞬で怖くなった。
ずっと見たいと思ってた、こんな景色だったんだね~
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて・・・わはは~少しだけべそかいたw
山小屋の受付にはまだ大丈夫だったので、そのまま根石岳に登った。
去年、見ることもたどり着くこともできなかった根石岳山頂~!
こんなに近かったなんて(≧▽≦)
根石岳山荘。
あの時、ものすごい風の音とまっ白な世界に根石岳山荘の看板だけが見えて
でも、小屋は見えなかったから本当にこっちでいいのかわからなくて
怖くて怖くてよろよろ歩いてきて、建物が見えた時心底ほっとした。
山小屋のお兄さんに天気のことを聞きながら(←ほとんど上の空w)、諦める心の準備をした。
だからね、今回八ヶ岳に行こうと思った時、真っ先に根石岳山荘に泊まることを思いついた。
ただそうすると、コースをどうしよう?だったのだけど
根石岳山荘のHPを見たら、6月までは茅野駅から桜平までの迎車をしてくれるとのこと。
しかも今年から。何ていうタイミングだろう。
それならば、あの時に思っていた硫黄岳に登って行こう。
そんな風にひとつひとつのことがつながっていった今回の八ヶ岳だった。
小屋の前に一株だけ咲いていたウルップソウ!
コマクサの群生地でもあるのだけど、まだパセリの様な葉だけあった。
根石岳の山頂はこんな感じ。
山小屋の受付をして夕食の時間まで、お茶セットを持って
もう一度、根石岳へ。
天狗様、明日の天気はどうでしょう?
硫黄岳(あの尾根を下ってきたんだ!)、赤岳、中岳、阿弥陀岳。
箕冠山。根石岳山荘はあそこ。歩いて10分くらい。
もう16時過ぎなのだけど、風も弱くて全然寒くなくて、日の長いこの季節で
こんな風に山の上で山を眺めながら夕暮れまで過ごせるなんて
なんて贅沢なんだろう。
湧き上がるガスが神秘的でずっと見てた。
こんなに近いのにこっちには来ないんだよ。
夕食~♪ハンバーグとさばの味噌煮と野菜。
揚げ豚肉の甘酢ソース。
じゃがいもにんじん玉ねぎウインナーのトマト煮。
美味しかった!おなかいっぱ~い!
何より美味しかったのは、ご飯、お味噌汁はもちろん、料理を全部温かく出してくれたこと。
いつもなのかな?人数が少なかったからかな?わからないけれど
翌朝の朝食の卵焼きも魚の煮つけも温かくて美味しくて、本当にありがたかった。
この日の宿泊者は7名で、ソロの男性1人、男性3人グループ
そして私を含めて女性3人の全員がソロ!
お一人は東京から、もうお一人は京都からだそう!
お二人とも○十年の登山歴で、あちこちの山のいろいろな話を聞かせてもらって
とても楽しかった。
山小屋の中の様子。こちらは食事をする本館。
カメラの都合でピカピカ光って写ってるけど(^^; 本当はもっと落ち着いた雰囲気。
寝るところは隣の新館で、新しくてすごくきれい。
テーブルとイスとテレビもあって、誰かの家の広いリビングみたい。
そしてお布団がふかふかとても清潔だった♪
夜の根石岳山荘。夕食後の散歩♪
ガスに覆われてあたりはまっ白に。
稜線の風もかなり強まって、ずっとごうごうと音を立ててた。
でも、ぐっすりw
続くのだ。