去年の冬はさんざんアカギレに悩まされた。今思えば、冬場の炊事というものを完全になめていたな、と思う。たたでさえ乾燥しやすいとこへもって、ご丁寧に洗剤で食器といっしょにゴシゴシ洗うのだから手の油分もたまったものではない。あっという間に両手がアカギレだらけになってしまった。特にツメの際のパックリ割れは、何かに触れるたびにビリッとした痛みが走って不愉快なこと極まりない。風呂上がりにせっせとハンドクリームを塗るのがすっかり日常となってしまった。アカギレに完全敗北である。
しかーし!今年は違うのである。ゴム手袋という新兵器を投入したのだ。「とにかく手を濡らす回数を減らすこと」これが手荒れしないために一番肝心なことだと気が付いた(ちょっと遅いけど)。これさえ着けていれば、お湯だろうが洗剤だろうが恐いもんなしである。皿も鍋もフライパンもガシガシと次から次に洗ってやるのだ。オラオラまとめてかかってこいコンチクショー。
しかしそれでも調理の際は素手なので、多少手が濡れるのはやむを得ない。なので炊事を終えたらすぐにハンドクリームでしっかり保湿である。おかげで手荒れもまだそんなにひどくなっていない。よーし、この調子で春までなんとかアカギレなしで乗り切るぞ。