今回紹介のちょっと旅は、温泉の源泉が噴き出ている場所を2か所紹介するよ。
源泉の噴き出しというと、いわゆる『〇〇地獄』と呼ばれている場所。
全国で有名な所と言えば…?
別府の地獄めぐり
雲仙地獄
登別地獄谷
阿蘇の地獄温泉
などなど。
どこも遊歩道があり、硫黄の噴き出し口があったり、ボコボコと泡が噴き出ていたり、水蒸気がモウモウと上がっていたりで、歩いていても何だか恐ろしいし、地獄ってこんな感じなのかなぁって思っちゃうよね。
後生掛温泉自然研究路
後生掛温泉宿の裏手に整備された約2㎞の遊歩道。
1周40分ほど。
但し、訪れた時は、遊歩道が損壊していて立入禁止となっている場所があったので、1周は無理だったけどね
まず、初めに目にするのが、悲恋話が残る「オナメ・モトメ」の熱湯の噴出口。
オナメとは本妻。
モトメとは妾。
話を聞かずとも、何やら恐ろしく悲しい伝説なんだろうね。
次に「紺屋地獄」
紺屋というのは染物屋のことで、この池がちょうど染料を煮ているように見えるというらしい。
温度は94℃もあるんだって。
次に「大泥火山」
国内最大の規模で、高さ1~2mの泥火山が8個連なっている。
ここは、泥が上がって来る音が何とも不気味な感じがする
この泥火山は、今でも数年おきに噴火しているというから、驚き
最後に「大湯沼」
面積およそ1haほどの泥湯沼。
水温は83℃以上もあるらしい。
沼の至る所から高温の源泉が今もなお、活発に湧出し続けているんだって。
綺麗なコバルトブルーに灰色の泥。
何とも不思議な光景です
玉川温泉自然研究路
自然の地熱を利用した岩盤浴ができる岩場。
全長約1㎞の遊歩道があり、1周30分ほど。
ゴザを敷き、その上にごろりと寝そべっているだけで、体が治癒されていくという不思議な場所だね。
まず、初めに研究路に足を踏み入れると、右手に玉川温泉へ引く湯が流れている川が目に入る。
湯の花が採取できる湯畑は、一際目立つ。
川底は、強酸性の湯が流れている為、何とも言えない色に変色。
次に目に入るのは、「大噴(おおぶけ)」
毎分8400Lの源泉を噴き出す景色は、ただただびっくりや
泉度は98℃。
玉川温泉の湯量が多いのは、この大噴のおかげだね
次に、「北投石(ほくとうせき)」
ラジウム等を含む放射性物質を発する珍しい石で、非常に貴重な鉱物として有名らしい。
台湾の北投温泉とここ玉川温泉にしかないという、特別天然記念物。
盗掘が後を絶たないとか…。
次に、3棟の「岩盤浴場」
無料なので、誰でもゴザがあれば利用できるみたい。
但し、夕方5時までだそうです。
最後の見所は、「多数ある噴気口」
硫黄で黄色くなっている噴気口があり、ゴウゴウと音をたてて蒸気が噴出する景色は、ちょっと怖い。
硫黄の匂いもプンプン。
迫力がある研究路やったわ
歩いた後は、玉川温泉でのんびりと湯に浸ろう
お勧めのちょっと旅でした。
本日おしまい