旧ラックのたね

PVL・WEST症候群があり、発達がゆっくりな娘の日常を書いています。

認めることの難しさ

2008-04-29 | 日常のよもやま話
ダンナは今日仕事なので、家でぼーっとネットしてた。
すると、発達障がいの可能性が高い子を持つお母さんの悩みごとを発見。ずーっと読ませてもらってた。

昔知的障がい者施設で働いてて、特に子どもの場合いつも思ってた。障がいがあることが不幸ではなく、親が我が子の障がいを認めず育てることが子どもにとって不幸だ、と。
障がいを認めたくないという気持ちは痛いほどよくわかる。親心、世間体、いろいろあると思う。だけど、認めて初めて親も子も一歩先に踏み出せるんじゃないかな?
施設に通ってた女性は身内に障がいを認めてもらえず、働きもせず怠け者、と言われずっと傷ついて育ってきた。軽度だからぱっと見障がいがあるとはわからない。重度の人を軽蔑しながら、でも彼らのお迎えに来る保護者をうらやましそうに見ていることもあった。

うちみたいにMRIの画像を見せられて「これが虚血の跡です」と言われたら認めざるを得ないが、多くの知的・発達障がいは科学的な検査をしてもわからないからね。
でも疑いがあるなら少しでも早く専門的な関わりをしてあげたほうがいいと思う。そうじゃないと、怒られたり嫌われるばかりで本来伸びるはずの発達や自尊心が阻害されてしまうから。

健常児の個性だと思いたい気持ち、十分理解できる。
正確な診断をして障がいを認め理解した上で、障がいも個性のうちだと思ってもらえたらいいな。
ま、エラソーに言ってるわたしも未だ葛藤の最中にいるわけだけど

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