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私は、その話を聞き終え見積を始めたのです。


見積にはご遺族の立会いは有りませんでした、大家様もご理解のうえ、親族は前日に火葬と簡単な式をすませ四国に遺骨をもって地元での本葬を行うために帰ったそうです。
私はお見積を終え、ご遺族にお見積内容のご確認をして頂く為に電話をしようと携帯電話を取り出しました。

「ご遺族にお電話して確認しますのでしばらくお待ちください」

私はそう言って少し席を外そうとしました。

「電話をするんだったら、リフォームの件と家賃の補償も言っといてくれますか?」

大家様はそう言ってこられたのです。

「すみませんが私たちは、あくまでもご遺族からのご指示でお仕事を請けさせていただいておりますので、そのような話はこちらからはさせて頂く事は出来ないのですよ」

「でも、私だって迷惑しているんですよ!」


人の死にまつわることですので、どうもご遺族には話しづらく言えなかった事が沢山有るようで、第3者の私の前でそのくすぶっていた言いたいことが爆発したように思えました。


「この部屋は、しばらくは賃貸に出せないですし出したとしても普通の家賃はもらえないんですよ!ましてやここで亡くなった事を次に入る入居者に伝えないといけない義務も有るらしいじゃないですか、それなりに請求させていただきますよ、私は!!」

「大家様のおっしゃることは良くわかりますが、私がご遺族と交渉する立場には無いのでその点はご理解くださいね、ご遺族と直接お話をしていただいてご遺族からのご依頼であれば、私たちは全て対応させていただきますので」

「早くしないと隣の人も出て行ってしまうかもしれないので、本当にこまっているのですよ!天井も床も替えないといけないし・・・」

「私は一方的な方を持つような事は致しませんが、今回のご遺族は誠意を持って対応されるかただと思いますよ」

「貴方は、ご遺族の立場に立っているからそんな事を言うのじゃないですか!」
「故人は、部屋もこんなに汚しているしそんな生活をしているから・・・」

(確かに部屋は、半分ゴミマンションに近い状態でした。)

「ちょっと待ってください、お気持ちは分りますが現実に今起こってしまった事は仕方ないですし、亡くなった方もご遺族も大家様も皆さんが困っている訳じゃないですか!そんなに一方的に責めるのは良くないですよ」

「そうですが・・・、でも・・・」

「大家様、ご遺族はちゃんと対応しますと言っておられたのでしょ?」

「そう言って帰って行きましたが・・」

「それなら、ちゃんとお話して話し合ってみたら良いじゃないですか、今は先方もお困りなんですから」

「そうですね」

「実際には、大家様に連絡も取らないで逃げてしまうご遺族もいるのですよ、そんな事になって、ご遺族からは一円も出してもらう事が出来ず泣々大家様が全額ご負担されている方も多いのですよ。」

「えっ!そんな人いるんですか?」

「払わないのではなく、払えないご遺族もいっぱいおられるのです、悪い人ではなくてもそうなってしまう方も多いのですよ。今回のご遺族は誠意を持って対応されています、何もかも押し付けるばっかりではご遺族が『もう知らない!』なんて言われたらどうします?」

「それは・・・・」

私はそう言って、ご遺族にお電話をしました。

「ご近所にご迷惑がかかっていますので、大家様のご希望では明日にでも作業してもらいたいと言っておられます、幸い明日は私どもも対応する事が出来ます。作業後、2週間の消臭作業を行いその後完了となりますが、いかが致しましょうか?」

「その内容で結構ですので作業にかかって下さい、宜しくお願いいたします。」

「分りました、では本日の夕方にはFAXにて見積書を送りますので宜しくお願いいたします。」

そうして見積もりは、終ったのでした。

しかし、大家様は・・・・



長くなってきましたので、この先は№3で書きますね。


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