紅葉の深まる清里高原で、第5回やまもりキャンプが開かれました。
今回は「実りの森で 秋まつり」と題して、
森から秋らしい恵みをいただいてそれをを体いっぱいで感じよう!
というキャンプです。
事前に子どもたちには、わたしの「〇〇の秋」シートを書いてもらいましたが、
落ち葉焚きの秋に読書の秋、ものづくりの秋など子どもたちの秋への期待は盛りだくさんです。
準備を整えて、さっそく秋の森に出発!
ファームショップ周辺のカエデは、赤や黄に染まり、一番の見ごろ。
子どもからも落ち葉狩りをしながら、「きれいだね~!」と声が出てきました。
地面も美しく、まるで落ち葉の絨毯を歩いているかのようでした。
フィールドへ到着すると、翌日のお祭りに向けて
落ち葉や焚き木集めや会場の飾りづくりなども始まりました。
お祭りのことを思いながら、遊んでいるとなんだかワクワクします。
小川の飛び石探検やだるまさんがころんだ、
など思いっきり身体を動かしたりもしました。
富士山が夕日に染まる頃、肌寒くなってきたので自然学校へ出発!
落ち葉も焚き木も、たっぷりの収穫です!
夕食後、日中遊んだ場所へ動物をさがしにナイトハイクへ出かけました。
鹿がいると思われる方へピッとライトを向けると、なんと流れ星もキラリ!
この日初めて流れ星を見た!という子どもも中にはいたようでした。
この時間の最後、絵本「がんばれ ひめねずみ」を読みました。
明日のお祭りも森のいのちと一緒に秋を祝う時間にしたいね♪
そんな思いで、自然学校近くにあるねずみの住処にヒマワリの種を置いて自然学校へ帰りました。
お風呂に入って、おやすみなさい♪
2日目。
まずは昨夜のヒマワリの種がどうなったか見にいきました。
子どもが殻だけになったヒマワリの種を見つけました。
「たべてるー!」
森の生きものも共にここで過ごしているんだと実感できる瞬間でした。
さらに秋といえば「スポーツの秋」ということで、
ストッキングボール投げ大会!を開きました。
ボールをストッキングの中に入れて放り投げ、手をつないだチームの輪の中に入れる。というゲームです。
やる前はこのゲームに疑心暗鬼な子どもたちも、
いざ始まってみると本気になって投げたり、悔しがったり、感情を前面に出して打ち込みました。
この時の気温は3℃程だったのですが、それを忘れてしまうほど熱い真剣勝負でした。
朝ごはんの後、いよいよ秋まつりの時間です。
まずは、「食の秋」にまつわるこの日つくる食べ物を紹介。
今回つくるのは「クレープです!」と話すとみんなから「イエーイ!!」と歓声があがりました。
続いて、会場づくりのスタートです。
会場づくりは、クレープづくり。飾りつけ。
火おこしの3グループに分かれて行いました。
こちらは昨日拾った落ち葉を使って、火おこし。
落ち葉の焚きの煙に「これはゴーグルが必要だったな~」と時々涙しながら、
クレープ用の焼きリンゴ、焼き芋をつくるため火を大きくしていきました。
飾りつけチームは、ガーラントづくりです。
集めた落ち葉やお花を三角形の紙にペタペタと貼り付けます。
想像力・発想力豊かなガーラントが出来上がり、
会場に彩りをそえてくれました。
クレープ作りチームは、全員分のクレープ生地を焼きます。
たまの失敗してしまった生地の試食はご愛嬌。
ガールズトークを繰り広げながら、一生懸命に焼いてくれました。
そしていよいよお祭りの始まり~!
クレープに、焼きリンゴ。焼き芋などの秋の味覚と一緒にドライフルーツにジャムや
生クリームなど、子どもたちの好みの具をトッピング。
食べ始めると急に静かになる子どもたち。
クレープどうなか?と聞くと「おいしー!」と
口の端に生クリームを付けながら笑顔で返してくれるのでした。
最後は、外でバンダナに寄せ書きタイム♪
1泊2日でギュッと仲良くなったみんなと思いを分かち合いました。
今回の実りの森で 秋まつりでは、「秋」をキーワードに子どもたちから
たくさんのヒントをもらってキャンプをつくってゆきました。
イメージを膨らませ創造してゆく力の長けた子どもたちと一緒になって
形(秋まつり)にしてゆく作業ができたような気がします。
それだけに子ども自身も、主体的にいろいろなことへ関わってくれたのかと思います。
いろいろなことが表現しづらくなっている今だからこそ、
これからも子どものこれがやりたい、これを実現したい気持ちを応援していきたいです。
かんちゃん
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