※アルバムのリンクを更新しました!(7/9)
例年になく暖かい冬だった今年の清里高原。
普段なら真っ白なはずの八ヶ岳もところどころ岩が見え、
前回に引き続き、自然学校周辺に雪が全くない!!
と心配していましたが…
なんと!当日になって突然の雪!!
午前中いっぱい降り続き、子どもたちが来る頃には雪景色になったのでした。
神様からのプレゼントのような雪に、スタッフも子どもたちも大喜び♪
早速雪をかき集め、雪ダルマづくりに雪合戦と、
足元の雪がなくなるまで遊びつくしたのでした♪
でも、さすがはやまもりキャンプの子どもたち!
ただ遊んでいるだけではありません。
途中から気温が上がり、みぞれのような状態になったので
快適に過ごせるようにシートで屋根を作ったり
たき火を熾してびしょ濡れになった手袋を乾かしたりと、
労を惜しまず、楽しみながらせっせと働く子どもたち。
森で心地よく過ごすため、自分たちで考え行動する力が確実に育っています。
火の周りには、手が冷たくなったり、服や靴が濡れたり
ちょっと一休みしたい子どもたちがかわるがわるやって来ては
暖まってまた遊びに戻ってゆきます。
火に夢中な子、たき火でおやつを作ってくれる子、
寒い中でも川へ一直線!な子、雪と泥の斜面をひたすら滑る子、
雪がある場所を移動しながらひたすら雪合戦をしている子、
それぞれの遊びの中で、不便さも楽しさも経験して、
生きる力が身についているのだと感じました。
そして…そんな素敵な子どもたちの姿とは対照的に
今回スタッフが張り切って用意したおやつの「スモア」が
まさかのまっくろ焦げ!今年一番の大失敗作でした!!
文句も言わず、笑って許してくれた子どもたち、本当にありがとう。
あまりの焦げっぷりに泣きたい気持ちでしたが、みんなの優しさに救われました。
さて、冷えた体をお風呂で温めたら、夜はやまもり作戦会議!
立候補してくれた司会のみんなが、笑いあり・脱線あり?!で
終始楽しく進めてくれて、翌日はさらなる雪を求めて「ぬしの木」へ行くことに。
濡れたウエアを干して、眠りにつきました。
翌朝は、いつもよりちょっと早起きして、バスで野辺山方面へ。
平沢峠の「獅子岩」に登って日の出を待ちました。
冴えわたるような寒さと、八ヶ岳を望む最高の景色に眠気もふっとびます。
雲の切れ間から朝日が出て来ると同時に、ジャージーのホットミルクで乾杯♪
みんなの気持ちが、ぎゅっと一つになった瞬間でした。
朝ごはんのあとは、部屋の片づけをして早速ぬしの木へ♪
子どもたちにとって、お母さんのような存在の「ぬしの木」。
今回も、みんなをどんと受け入れてくれるように感じました。
少しでも雪の斜面を見つけるとソリ滑りがはじまります!
他にも、雪上バレー、缶けり、ハンモック、もちろん木登りに雪合戦…
ぬしの木に見守られながら、のんびり遊びました。
ひとしきり遊んだあと、誕生日を迎えたメンバーのために
みんなが雪と木の実でケーキを作ってくれました。
本人がそり滑りから戻ったところで、ハッピーバースデイの大合唱♪
照れながらも喜んでくれる様子に、みんなも本当に嬉しそう。
小さな幸せがろうそくの灯りのようにじんわり広がっていくようで、
暖かい気持ちになりました。
最後は、前日とうってかわってスッキリ晴れた八ヶ岳にお別れをして
それぞれの帰路につきました。
やまもりキャンプも残すところあと1回。
この一年間、何度も来てくれた子も、
今回が初めてだった子も、
やっぱり年度末の子どもたちは、ぐっと大きく成長して見えます。
子どもたちの「育つ力」、子どもにとっての一年一年の大きさを
今年もまた気づかせてもらいました。
そうそう、来るときにはあまり乗り気じゃなかった子が
同じ部屋の仲間と最高に盛り上がって、キラキラした笑顔で帰っていったことも
今回の嬉しい出来事のひとつでした。
いつもの仲間じゃなくても、やまもりキャンプに来ている子どうしが
本音で話せたり、将来の夢を語ったり、励まし合ったりすることができる。
そんな場になっていることを、心から嬉しく思います。
スタッフたちは、いつも子どもたちから赦され、教わってばかりですが
この場を守り、「いつでも帰って来ていいよ」と言い続けられるように
これからも頑張っていこうね、と誓いあったのでした。
やま もり スタッフ あきっちゃん♪
ここに載せきれなかった写真は、こちらのページに入っています。
※今回から、アルバムを公開するサイトを変更しました!
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(’16/7/9追記)
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再度コイデカメラの「マイフォトボックス」にリンクしています!
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