荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

直木賞の巻。

2015年07月16日 | 枯渇した生活に豊潤な読書を




【第153回芥川賞・直木賞】の受賞者が発表されました。

芥川賞は羽田圭介と又吉直樹のダブル受賞。

直木賞は東山彰良の受賞。

なんとなく又吉直樹の受賞は分かる気がします。

出版不況が叫ばれて久しい中、又吉直樹に受賞させりゃ、普段、読書なんてしないヤツでも『買お~かな』となるかも知れないからです。

【情報ライブ ミヤネ屋】なんか観てるヤツ。

ここで言いたいのは『買お~かな』であり『読も~かな』ではありません。

んで、諸方面からのクレームをかわすために本命の羽田圭介を持って来る、と。

所詮は芸術ではなく商業なわけです。

ま、当たり前の事なんすが。



僕は芥川賞にはあまり興味がなく、もっぱら直木賞派でありました。

もっとも、近年は読書量が目に見えて減りましたし、すっかり図書館利用者に成り果て、書店に行かないので新しい作家をよく存知上げません。

今回の受賞者・東山彰良もまったく知りませんでした。

一方、【アンタッチャブル】という作品で馳星周がノミネートされていた様ですね。

馳星周は好きでデビュー作【不夜城】から読んでおりました。

とくに【鎮魂歌(レクイエム)不夜城II】は僕にとって衝撃作です。

中坊の時にこの作品を読んでいたら、きっと発狂していた事でしょう。

とはいえ、近年はちょっと馳星周作品からは遠のいてしまっています。

さて、今回は6回目のノミネートとの事。

まことに残念であります。

黒川博行は6回目のノミネートで受賞しましたからねぇ。



所詮は商業。楽しくやりましょう

そういえば黒川博行の【煙霞】がWOWOWでドラマ化されるとか。

キャストが全員関西出身者で固められている様ですね。

そう。黒川博行作品のキモは関西弁。

非関西人の似非関西弁は寒~いですからね。

ま、【破門】での濱田岳は非関西人ながら大阪弁が非常に上手でしたが。



『本がなければ生きられない』トーマス・ジェファーソン(米国の大統領・1743~1826)



過去の記事。
大沢在昌の巻。
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