お産・育児ママネットワーク パム

皆様の周産期医療・産科医療に関するご要望、ご意見をお聞かせください。合わせて私達の活動記録です。

12/14までの活動報告

2005-12-21 17:00:50 | 活動報告
->会の概要   ->上田市が医師確保へ
→上田地域の医療を考えるリレーシンポジウム開催(12/24)



・・・・・・・・・・・今日までの経過報告・・・・・・・・・・・
第2回総会で発表した活動報告です。->お礼

①外部への働きかけ
◆署名活動
最新署名数・・・・9万2千455
街頭署名・・・・事務局が把握しているのは計8回 
◆11月19日 市長と語る日 「廃院という選択肢はない」
40人あまりの父母が子連れで参加。母親たち13人が市長の前で産院のお産への思いを話し、市長の考えもお聞きして、計1時間の会が終了。
以下市長のお話を簡略にまとめます。
・活動、状況、みなさんの体験やご意見を 聞いて感動。目頭の熱くなる思い。
・単に産院存続の問題だけではない。 地域の医療全体に関わる問題。
・みなさんのブログを読み、産院スタッフの話を聞き、これまで知りえなかった多くのことを知った。また、サービスという点では民間でも行っているが、 公的病院だからこそできることがあったのではと再確認。
・署名活動には市民の皆さんの感動の声が現れて いる。活動を行っている皆さんに敬意を表したい。 産院が評価されていることを感じ、大事にしたいと思った。
・(産科医不足の)県の状況は言葉を失うほど。信州大学サイドへは、ただ医師派遣をお願いするだけでなく、上田市としての答えを用意していく。並行して、医療専門誌での医師の全国公募や上田地域出身の医師への働き掛け、県厚生連や県国保連合会などへの協力要請を進めて医師確保を目指す。
・皆さんと思いは一つ。 存続に向けて最大限の努力 をしていく。

発言した13人は、伝えたいことの多さ、 個人的な体験を話す緊張、存続への願いなどから、つい涙ぐむことも。「母親たち が感情的になるような病院だというあらわれ。貴重な 存在の証だと思う」という父親からの発言もあった。市長は詳細にメモをとりながら、熱心に聞いておられた。

◆11月28日  上田市に陳情79,262人分の署名市長に提出
署名を提出後、産院での出産受け付けを来年5月までとしている期限について、市長は「一日も早く、それ以降も受け付けられるようにしたい」。 母の会では「産院存続の世論は、署名の伸びとともに確実になってきている」として、医師が確保できるまで署名活動を続ける方針を表明。20日足らずで8万近い署名が集まったことに、市長は「重みがひしひしと伝わってくる」と述べ、信大に働きかける考えを示した。
 産科医不足を踏まえ、厚生労働省などが現在、長野県をモデルに産科医療体制のあり方を検討している-と市側が説明したのに対し、母親は「医療の安全性だけでなく、優しいお産の大切さも考えてもらえるのか」とただす場面も。

◆11月30日  副知事との懇談 「上田は上田で考えて・・・」
母親11人が訪問。産院存続を求める声に、沢田副知事は「県内には、医師不足でお産施設がゼロになるかもしれない地域がある。市産院がなくなっても複数残る上田地域より、そちらを手伝いたいというのが私の立場」と説明。「皆さんの運動と市産院でのお産の特色は理解するが、上田は上田で考えてほしい」と話した。
 私たちは、県で唯一「赤ちゃんにやさしい病院」である産院を「県全体の財産と考えてほしい」、また、副知事が医師であることを踏まえ「出産後、子育てに順調に移っていけるお産の実践を産科医療の新たな分野として確立してほしい」と要望。


・・・・・・・・・・・勉強会・・・・・・・・・・・
②母の会の勉強会

◆12月5日  クレッシェンドの会の皆さんと懇談 
周産期医療の中でのお産を知る 
信大小西教授の進める「産科施設の集約化」について、より理解を深めようと、周産期医療の中でのお産を体験した母親たちの会との懇談が実現した。なぜ産院が廃止の方向へ動き出したのかを知るために、まだこれから産院がどのような形で存続すればいいのか私たちなりに考えるためにも、とても意義のある懇談となった。
※別紙にてレポートを用意しました

◆12月11日 日本誕生学協会 講演・イベント参加  東京にて
「優しい命の始まりを考えよう」と題し、オーストラリアのバースエデュケーター アンドレア・ロバートソン氏の世界のお産状況に関する講演の後、シンポジウム&ディスカッションに。全く思いがけないことに、私たちの上田市産院問題と全国のお産施設センター化が議題に取り上げられ、1時間も医師、助産師、マスコミ、一般の人150名ほどがディスカッション、解決に向けたご意見を頂きました。「ブログを見ています」「署名しました!」との声が多く、全国から、また世界から(!!)の注目と応援を肌で感じ、大変嬉しい瞬間でした。ここで頂いたご意見は活動にすぐ反映させて頂きます。
 「全国の他の例を見ても上田市は市民中心にとてもうまく活動している、僕も行きたくなった」とは参加した竹内産科医(東京都)。県内の助産師からは、「産院を目標にしてきたのに」との声も。この活動を通して母の皆さんが学んだことは、福祉や教育などの面でも、上田市に必ず生きてくる、との励ましも頂きました。
◆12月20日
「県立子ども病院」の高度周産期医療の現場を視察予定

・・・・・・・・・・・WEB活動報告・・・・・・・・・・・

11月9日に総会において承認を受け、署名運動・新聞記事掲載などを中心にweb運動を展開しましたので、ここにご報告いたします。
●WEB活動 公式母の会HPアドレス http://blog.goo.ne.jp/keep-s/ 

 主なweb活動の内容
◆署名運動 『いいお産』望み上田市産院存続を求める母の会の要項書類のネット配布
・署名用紙等のダウンロード・回収箱設置場所・郵送先のお知らせ
・集計結果速報など
◆ご意見箱 上田市存続に向けての母の声の集約や医師たちからのコメントなど
・寄せられたメールの掲載・上田市産院への想い、ママからのコメントの掲載・
・産科医問題の直下にある県内の医師からの助言を含めたコメントの書き込みなど
◆新聞記事等の掲載 各社の新聞記事をブログに掲載 
◆存続に向けての「上田市の動き」の掲載
・上田市医師募集ホームページへのリンクなど(11/19)
◆全国の出産関連のHPや、ブログ開設者へ署名活動等のタイアップ依頼
お産情報紙「REBORN」のトップページでの署名活動の紹介(11/19)
・All About ガイド メールマガジン【出産医療・産院選び】掲載記事(11/30)
◆事務局からのお知らせ

主な活動内容は、上記の通りです。

11月9日に承認を受け、11月12日より署名用紙のダウンロードが可能になり、約一ヶ月のアクセス数は、「1万4,450」で、私達の運動を多くの方にご理解いただき、様々な立場の方々が母の会のHPにリンクを張っていただき、全国的にもWEB運動を展開できたことを心から感謝いたします。
なお、11月19日の「市長との懇談」では、市長はブログをご覧いただいていると伺い、市民の皆様の声が、上田市まで届いていることを確認できました。
あわせて、今後の課題「上田地域で安心してお産できる産科医療体制」についての市民の皆様のご意見箱の役割が果たせていければと提案させていただきます。
なお、活動報告の遅れや、貴重なご意見をいただいているにも関わらず、会としてのお返事を出すことができず、大変申し訳ありません。この場をかりてお詫び申しあげます。  母の会 斉藤

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◆署名にご協力ください◆  
署名用紙のダウンロードはこちらから->

皆様の周産期医療・産科域医療に関するご要望、ご意見をお聞かせください。
コメントへの投稿をお待ちしています。
◆メールはここに  ->keep-s@mail.goo.ne.jp
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