ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

茶事セブン クリエイターさんとのコラボ 

2016年04月08日 08時32分33秒 | お茶カフェ
こんにちは。
先月の29日、茶事セブンが竹内園の担当日で行われました。25日~31日の各日に県内の茶農家が入れかわりで静岡市内のエントランスにてお茶会を行いました。この茶会の特別なところはデザイナーなどのクリエーターさんと各農家のコラボというところです。テーブルの演出や、さらにはお茶うけやフードまでもクリエータさんが手がけてくれます。日によって昼の部と夜の部をやったり、昼の部のみの日とありました。僕はイタリア人の2人のアンドレアさんとのコラボで昼の部のみでした。

この日、牧之原市のこれからの季節や茶づくりについてなどを写真をスクリーンに投影し、お見せしようかなと思いUSBメモリーを持ってきたんですが・・・入っているはずの写真が見れないという悲しい事実、その事実を受け止めきれずにまとまりのない感じでしたが・・・クリエイターさんのアンドレア・ディキアラさん、アンドレア・グラマッチャさんに助けていただきました。


↑緑の丸いテーブルはアンドレア・ディキアラさん作品。ワクワクします。少し低めに腰かける感じでくつろげる、テーブルとイス。


↑陽気なアンドレア・ディキアラさん。料理に関しても関心が高く、よって用意されたフードも好評でした。見た目も美味しそうでした。僕もお客になりたいくらいでした(笑)

僕のお淹れしたお茶
ウエルカムティとして水出しの緑茶 ヤマカイ→紅茶ストレート→レモンティー→棒茶→手炒り実演&ほうじ茶

アンドレアさんの合わせたフード  
☆紅茶+フルーツポンチ ☆レモンティー+ヨーグルトを混ぜたようなもの ☆棒茶+源氏パイとなにかを盛ったもの

※フードは自分が食べてないのでよく覚えていません(苦笑)本当に美味しそうでした。大好評でした。


↑アンドレア・グラマッチャさんは若いイケメンです。小さな写真ですみません。


↑御着物を着られた方もいらっしゃると緊張します。どんなは話しをしたらいいのやら…。


↑上手くいくかな?と内心不安なまま、ほうろくを用いてのほうじ茶の手炒り実演。


↑焙じの香りがあたりを包みほっこりしますね。
 
今回の僕のお茶会で話をしてみたかったのは“団欒(だんらん)”です。このお茶はあーだこーだも良いのですが・・・お茶の持つ、お茶の間、お茶飲み話などの言葉になるような役割。何気ないざっくばらんな時間が大切なコミュニケーションであると思います。
日本では、核家族やさらには単身家庭が増えており、人との関わりが少ないことが楽であり、それを選ぶことが増えてきています。
でも、僕も家族や先輩や友達に面白いことを言ったり、グチったりしてなんとか生きています。そういう場がないというのはなかなか辛いと思うのですが。グチばっか言っていると聞いている方も辛くはなりますけどね。楽しいことも嬉しいことも悩みも打ち明けられる人がいるのは強いと思います。それがない場合、はけ口がゲームなのかなんなのか、果てをいけば・・・どうなるのかはわかりませんが。
嫌な人は嫌だけど、心地いい人とは話をしても飽きないですもんね。
団欒やお茶の間・・・そういった場の中に、お茶ってあったんだなと思いましたので、今回は気兼ねなく飲んでもらいたい棒茶をお淹れしました。

イタリアでもお茶会のように手づくりの食べ物でコーヒーやお酒をゆっくり楽しむことが習慣としてあったようですが、共働きなどでそういうことも減ってきているようです。その代わり、家族や仕事仲間と帰りにお酒やコーヒーを一杯、おつまみをつまみながら飲むバール(バルってたまに聞きますね)に気軽に立ち寄っていくのが習慣になっているようです。キーワードは“習慣”です。そんな現代にあった習慣にしていければ、現代版お茶の間という中でお茶も生きるのではというアンドレアさんからの提案でした。


↑頭には和の字が・・・アンドレアさんの日本好きには脱帽です。
和を見て思い浮かぶのは、“和を以て貴しとなす”です。 
※和を以て貴しとなすを、和をもって尊しとなすで勘違いしていました。誰が書いたことなのかも忘れていて。今回ググってみました。波風を立てないようにではなく、いろんな立場の人間が話し合いをしたうえで仲良くやるようにということなんですね。解釈が難しいですね、いろいろを考えますね。

まとまりのないお茶会でありましたが、来ていただいた方に『良かった!』と思っていただけたら幸いです。
茶事セブンに関わったみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

ブログを読んでくださった方もどうもです。

今日は茶畑と、隙間で麹からの味噌づくりを進めます。

では。




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