ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

煮豆からの味噌仕込み編

2016年04月14日 07時43分45秒 | ぐるめ
どうも。
これから数日の間隔で雨が降りそうですね。

17日は“つつじ祭り”というイベントが牧之原市の勝間田公園で行われます。ミヤマツツジというツツジが勝間田公園というほぼ山に群生していて咲いています、そこで地区の人が手揉み茶をやったり、カラオケをやったりします。頂上付近はちょっぴりろーかるな雰囲気になりますが、もちろん地区外の方も全然大丈夫です。軽く山登りしながらいかがでしょう?天気予報では天気は良くはなさそうですね。登山道はすべりやすくなります。あんまりたくさん雨が降る場合は中止だと思いますけど。僕は某消防団員の役目として警備に行きます。


さて煮豆からの味噌の仕込み編です。これをやりさえすればあとは置いておくだけです。

前時期でも書いたとおり、味噌づくりでの難関はなんといっても煮豆を潰すところだと思います。その作業にあたり、すり鉢やすりこ木、ボールにマッシャー、臼に杵、布団圧縮袋のような厚手のビニールに入れ足で踏みつぶす、ハイテクでフードプロセッサー等を利用されていたりします。味噌をある程度作る人や施設はミンサーというわれる肉挽き機の手動もしくは電動を持っているようですね。

すこぶるはかどる、そんな夢のマシン“ミンサー”を手に入れてみたくなりました。

話が脱線しますが・・・
中学生か高校生の時に友達から借り読んでいた、不良マンガの特攻(ぶっこみ)の拓。小柄でケンカも強くない冴えない主人公の拓がひょんなことから成り上がるサクセスストーリです。そんな拓が敵の不良にやられてピンチの時にに現れる相原勇似のかわいい男の子マー坊くん、実はケンカも強い爆音小僧という暴走族のリーダー鮎川真里なのです。
マー坊くん『拓ちゃん、あぶなーい!』とドキャキャキャーと真紅のCB400Fで現れる。
拓ちゃん『マー坊くん、来てくれたんだ・・・。』と安堵の表情を浮かべる。
マー坊くん『よくも拓ちゃんを・・・おまえら、ひき肉にしちゃうよ(怒)』
不良A・B『マー坊くん?・・・CB400F・・・まさか爆音のアユカーマサト?!このチビまさか爆音の鮎川の仲間なのか?』
というそのマンガではよくある展開で挽き肉にしちゃという表現すごいですよね。

ようやく15年以上経って、僕も挽き肉にできる夢のマシンを手に入れることを考えました。

ミンサーといっても、手動で十分。ネットで調べてみると形は同じようですが大きさも様々で数千円からありますね。でも、中国製が多いですね。
日本製ですとBONNNY(ボニー)というメーカーがありますが、小さいタイプでも結構しますね。この手の機械も長く使うなら日本製だと思います。
こういう場合はヤフオクですよね・・誰かの要らないモノは誰かにとっては欲しいモノだったりしますからね。
それで、良さそうなものを2台見つけました。中古と未使用品です。大きさが#5というのと#22ってどっちがいいのかな?実物を見れないのでイマイチイメージできないなと。メーカーのサイトで仕事量/時間を見たりしましたが、悩みます。とりあえず2台入札しとこう。オークション終了までにどちらかにしようと。少し入札が増えてきたな、どれどれ・・・ポチポチポチっと他の方の設定した自動入札という機能の入札価格のそれを超えるところまで入札してしまいました。大きさが違っても2台も要らないし・・・終了間際に他の人が入札してくれればと正直思いました。
終了まで最高入札価格は塗り替えられることもなく、両方とも落札してしまいました(汗)あとにも引けない状態です。

はあ(´・ω・`)・・・新品を買うことを考えれば・・・まあ、届くのを待ちました。


↑ボニー ミンサー #22 未使用というだけあってピカピカ。7キロ以上あるので重いです。ミルい芽なら紅茶もできそうな感じです。


↑日本製は誇りたい。


↑#22は据え付けるタイプで、作業台にネジなどで固定するのですが、据え付けるところもないので、ゴムを付けてみました。こうすることで座りが良くなり、押さえると重さもあるので使えると思います。


↑もう1台は手前の#5という小さいタイプ。バイスのようにテーブルなどを挟んで固定するタイプになっています。こちらは少し使用感があります。


↑#22はオタマで2杯ぐらいづつ。#5は大きなスプーンで入れていく感じかな。4キロ前後でさらに水を吸って煮て膨れた大豆だと、#22が良さそうです。歩留まりというか、中に出きらない素材が残りますので、肉などを少量やる場合は小さい#5の方が良いですね。

ミンチにする仕組みはというと

↑ボディーに


↑ボディーに、らせん状にロールが入っていて、ハンドルを回すと材料が圧送されて、穴の開いたフタに押し付けられ、手裏剣状の刃で切られて外に押し出されるという仕組みです。

完成度の高い味噌づくりを期待できそうです。


作業の工程
一晩、水を吸わせた大豆を指でつぶせるくらいまで煮る→糀と塩を混ぜて塩切糀を作っておく→煮豆をつぶす→つぶした豆と塩切糀を混ぜて味噌玉を作る→味噌桶に思い切りぶち投げる→一番上に塩を振りおまじない。上にラップなどを敷き、お刺身に付いてきたワサビをトレーに入れ置いておくとカビが防げるようです。



↑煮豆。本当は自分で作った大豆が良いのですが・・・なかなか大豆を作れなくて。直売所にて買いました大豆で。大きい方はめぐろ王という大豆。煮崩れしやすいですが、甘みがあります。


↑糀に塩を混ぜて塩切糀を作っておきます。


↑いよいよミンサーの出番。ニュルニュルと面白いですが、ハンドルを回すのがなかなか大変。こりゃ毎日やったらガチでムチムチになります。


↑煮詰まってますが、豆の煮汁もうまみを足す意味と水分調節で加えていきます。


↑団子状に味噌玉に丸めていきます。今思うともう少し煮汁を加えてたほうが良かったです。

味噌桶になるたけ空気が入らないよう思い切りぶち投げる・・・これぞストレス発散です(笑)。


↑最後に塩を均した表面薄く撒いていきます。ラップを敷きトレーにお刺身に付いてくるワサビをあけておくとカビを防げたりするようなのでそうしています。
半年から1年置いて食べるのが普通ですが、夏野菜の美味しい季節からつまんでいきたいと思います。
美味くできるか、今から楽しみです。