ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

やじろべえ

2015年06月27日 23時23分43秒 | 野良(畑)しごと
こんにちは。
しばらく前の作業ですが・・・茶畑においては3年に1度、人間の作業のしやすさと茶の木の樹勢のために“台切り”という作業があります。深さ的には“中切り”というのが正しいと思うのですが・・・。枝葉をザックリと刈り落とし、新しい葉をつけさせるというもので、春の一番茶後に行います。2人で持つバリカンを用いた中切り機は重く、枝を刈る振動と相まって作業者にハードな仕事となります。茶農家にとって1番目か2番目に大変な作業かもしれません。

『台切りしんどいっす。』と泣き言ばかりいって、大変なほうをオヤジにやらせている僕を見かねて、先輩農家の加藤さんが『やじろべえ貸してやるわ!』と申し出てくれました。
ドランゴンボール世代には懐かしいせんずをくれる“やじろべえ”。と・・・、それではなく茶刈り機の補助具のことだそうです。


↑やじろべえ 『オッス!オラ、悟空。』のそれではなく、(株)ナガノという牧之原市の会社製造のアルミ製の中切り機の補助器具です。アルミというのはめちゃ軽くていいですね。


↑こんなかんじに取り付けます。


↑エンジンの重さは車輪にかかり、振動も軽減するので・・・とても助かります。楽なほうをもちろんやるのは僕です(笑)。なんだかコツがいるようでやじろべえの側はラクなのにオヤジはやりたがりません。こんなラクなのに。


↑茶農家にとってもっとも頑丈なバリカン。作業中、誤って触れれば・・・指がポロリもあります。危ないですね。農作業だけでなく世間の工場など怪我することはあってはなりませんので、休憩などをしながら作業しましょう。


↑これくらいまで刈り落として終了です。

こういったエンジンなどの動力に頼らず、作業がラクになるのってすごく素敵だと思います。試行錯誤があってのことだと思います。ほんとに小規模茶農家の救世主です。
もっと早く知ってれば、よかったです。
お茶農家のみなさんいかがでしょうか?

【オマケ】 ガーベラの長持ちのさせ方
農家仲間の大塚農園さんよりガーベラの長持ちのさせ方を教えていただきましたので載せたいと思います。
大事なのは毎日の手入れだそうです。


↑水は水道水で良いけど、切り口が浸かる程度でよい。写真では少し多すぎるくらいかもしれません。吸うのは切り口からですから多く入れる必要もないんですね。1日か2日に1度、水に浸かった部分くらいを切ってやると腐りにくいそうです。それをこまめにしてあげると、時期によってはひと月は持つようです。夏ではなにもしなければ数日で腐りますが、これをやると2週間以上は持ちますよ。


↑ガーベラ、かわいらしくていいですね。



【お知らせ】
6月29日(月)、30日(火)は東京埼玉方面にお茶の行商に出掛けます。
ので、どうぞよろしくお願いします(^^)