ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

今年のお茶づくりのまとめ。

2011年05月23日 07時09分00秒 | お茶作り
こんにちは!
お茶の収穫&製茶加工シーズンを終え、様々なことに追われています(+_+)あちこちの草も随分大きくなったり・・・
さて、今年の新茶のはなし。
昨年は、H22年3月30日の凍霜害の被害もあり、さんざんでありました・・・今年こそ良いお茶が採れればなあと、思っていました。
確かに今年はお茶の芽の生育が、寒さのため遅かったです。一週間から10日ほど。
でも、ようやく採れて・・・春に芽を出すお茶は、美味しいねっと感じるものが出来ました。

5月11日、夕夜・・・電話が鳴りました・・・取引しているお茶屋さんからです。
お茶屋さん『ニュース見た?こっちもお店出てるから、よくわかんないんだけど。お客さんが、足柄茶で放射能物質が出て、回収ってニュースを見て。昨日静岡のお茶買ったけど、静岡のお茶はどうなんだ?って。』

正直、父と僕は・・・お茶の時期は、畑へ行き、お茶の芽を刈りとり。茶工場で夜中まで製茶加工するという日々の繰り返し。ニュースなどもまともに見れず、世間の状況を把握するのが難しいです。

寝耳に水の話でした・・・まさか。こんなにも、福島の原子力発電所の放射能物質が・・・
静岡はどうなんだろう??
新聞等で、だんだんと静岡の茶の放射能物質の分析値が発表されていきました。
静岡県の各お茶産地は、規制数値を下回り、安全であるということで出荷できています。
僕たち農家は1年一念、良いお茶を作ろうとしています。出荷停止などはとても辛いです。安全で安心して飲んでもらえるお茶でなければいけないのはわかります。毎日飲むものですから。

規制値を上回り、出荷停止になった各県茶産地の茶農家の気持ちを考えると、とても苦しいです。

一応、下に牧之原市とJAハイナンが独自におこなった放射能物質の分析結果をリンクします。

牧之原市、JAハイナンが独自におこなった2011年の茶の放射能分析について

放射能物質は匂いもないし、目にも見えない。どんなものなのかもわかりません。

安全を一番に、安心できるお茶を作っていきたいです。


原子力発電・・・それに変わる何か、ないかな。


↑二人用摘採機にて。おやじと僕。機械が上下しないよう摺り足でお茶刈りします。


↑今年は、昨年の凍霜害から猛暑で茶の木のダメージが残っていましたが・・・思いのほか、元気のある新芽が出てきました。
やっぱり、植物は強い。


↑昨年の異常気象は、いろいろな畑の管理作業を見直す機会になりました。

まだまだ、頭の中がまとまらないので、文もまとまりないですが・・・今までにない、新茶シーズンでした。
僕は、お茶を飲むのが好きです。安心して飲みたいです。みなさんにも安心して飲んでもらいたいです。
安心してスーパーで買い物できるほうがいいですもんね。


今日は、天気が悪そうです。歩くにも、車の運転も、気をつけておすごしください。


では、ハバーナイスデー!!