英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

英会話に英文法は必要ない??

2010-12-08 | 英語学習
「日本人は英文法ばかり勉強して英会話ができない」と言われて久しいですが、じゃあ、英文法を勉強しないで英会話ができるようになるかというと、そうではありません。

 人間は生まれて3歳くらいまでに母語の文法をマスターします (と、前にも書いたことがあります)。

 えっ!?と思われるかもしれませんが、例えば子どもが自分で自分の言いまちがいを直したりするのは、脳に文法が組み込まれているからです。

それに、こういう会話

 母親 「いい子にしてたら、おやつあげるからね」

 この文、実は仮定法です。英語でいうと、'if'がはいる文ですが、3歳くらいの子ならこの文をなんなく理解することができます。例えその文を以前に聞いたことがなくっても、理解します。すごいと思いません?

 話を戻しましょう。
「英文法」というのは英語の「ルール」です。母語の日本語なら日本語の「ルール」があります。母語はこのルールが3歳くらいまでに無意識に「獲得」されるのですが、第二言語になるとなかなかそうはいきません。

 ましてや私たち日本人にとって英語は「第二言語」というよりまさに「外国語」です。私たちがアメリカに住んでいれば「第二言語」ですが、この日本は日本語だけでとりあえず生きていけますから、英語は「外国語」です。

 そしてこの環境でこの外国語の「ルール」を「意識的に」学ばないことには、この外国語をマスターすることはできないのです。

 でも中には、「いやー、なんとか単語を連ねていれば、通じるって 」なーんておっしゃる方もいらっしゃるでしょう。確かに言いたいことのテーマくらいは掴めるかもしれませんが、それが過去のことなのか、未来のことなのか、意思なのか、希望なのか、主語は誰なのか・・・・そういうことまできちんと相手に伝えたいのなら、やはりルールにのっとった文を話した方がいいですね。

 英会話をマスターしたいなら、英文法を学ぶことは大きな助けになるのです。

 ちなみに私は高校の時に英文法にハマリマシタ。英文法が大好きという人はあまりいないようですが、私は大好きだったのです。言語は科学だと言いますが、英文法もどこか数学的で、問題が解けると達成感がありました。

 でも、中学校の文法がきちんと押さえられていれば、英会話は OKなんですよ  「ルール」の知識を得たら、とにかく使ってみましょう

最新の画像もっと見る