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kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

先住民のダンス 2

2012年06月09日 | チェロ&アート
カナダにも先住民族が数多く住んでいる。この国ではイヌイットなどを除いた先住民をファーストネーションと呼ぶ。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州にはファーストネーションが多く住んでいるといわれる。隣の国なのに面白いなと思うのは、アメリカとは「白人が来る前から住んでいた人」の呼び方が異なること。アメリカではネイティブアメリカンというのが一般的だけど、カナダではネイティブカナディアンというか、というとそうではない。ファーストネーションなのである。

自分たちが来る前からここにいたということを、アメリカのように「この土地固有の」という意味合いの強いnativeを使うか、「一番最初」というfirstというか、この差はなかなか興味深いと思った。アメリカのように単に「地元の人たち」というのではなく、後にカナダという国になる地域で、自分たちが来るより先に「最初に社会を築いた人達」という敬意を感じる。人種問題がアメリカほど大問題にならないのも、香港返還後香港人たちがカナダを目指したのも、なんとなくどこかで通じているような気がした。

昨日のディナーで踊りを披露してくれたのは、クワキウトル族のみなさん。ステージ上で何人かが踊って歌い始めると、舞台のそでから動物の格好をした人が出てきた。

鳥の格好をしたキャラクターに注目してみた
 観客との交流は特にナシ(笑)

この、微妙に商業化、微妙にかたくな、な距離感がなんだか面白かった。

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2 コメント

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うーむ。 (まろ)
2012-06-10 09:18:42
宮崎県の観光地に、「元祖」と「本家」を掲げた店が通りを隔てて向かい合っているところがあります…って、そんなものじゃなさそうですね。
でも、ネイティブの方が多く使われているような気がします。ずーっと辿って行くと、モンゴロイドになる人々は多いかもしれないですね。
>微妙に商業化、微妙にかたくな、な距離感の鳥の人、好みです。
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まろさま (keba)
2012-06-12 17:43:33
そうですね、どっちが先かを競っているわけでもなさそうです
それはとりもなおさず、あとから来た自分たちのほうが
物質的に豊かで優っていると思ったからでしょうが。。。

この鳥の人、女性だったのですが
談笑して夕食を取るあたしたちの周囲を、
独特の雰囲気で歩いては立ち止まり、うずくまり、
一言も発しないのだけど、なぜだか惹かれました。
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